今日、気づいたこと。 3
久しぶりに、事業主の方からのご依頼を受けています。昨年から仕事上のやりとりがはじまった公認会計士さんからのご紹介…なのですが。
その事業を会社にする=法人なりさせるメリットってあったっけ?
そんな話題になりました。公認会計士さんがお客さまに言ったのは
(売り上げが)一億行ったらね♪
お客さまによればこれは、巨人の星なみに遠い目標のようです。さて、僕はといえば
しばらく辞めておいたほうがいいですよ。この業種でいま社保強制加入になるのはしんどいでしょうから(遠い目)
かくて、お客さまが少しだけ考えたらしい法人化計画は、思い切り遠い星を指さした公認会計士さんと思い切り足元を見つめてしまった社労士の士業二人がかりで棚晒し、にされてしまったわけですが…
さて、本当にその業種で法人なりするメリットってあったんでしょうか?試しにお客さま自身に聞いてみます。
ご同業の方でここ最近法人なりされて、なにか嬉しそうなかたおられます?
そう言えば、いないよね。としばし男同士で見つめ合ったことであります。
さすがに、個人事業主に雇われてれば給料債権は非免責債権だから労働者にはハッピーだよね、とは申せませんでしたが、実際のところ会社設立をホイホイ勧誘するウェブサイトを運営するあの士業の方達って、一体なにをメリットにしてるんでしたっけ?まさか今時、法人にしてたほうが社会的信用がどうこう、なんてありきたりなことを言ってるとは思えないんですが。
まぁ、権利義務を個人から分離したい思惑を持ってる人にはいいのかもしれません。
そうした露骨な思惑でつくられた会社は、ときに馬脚をあらわします。
そんな会社のウェブサイトの会社案内のページにも代表取締役の氏名が出ているんですが、氏名の部分がHTML文書内のテキストではなく、画像になっているんです。
逆検索エンジン対策といいましょうか。氏名で検索されたくないご事情が、きっと何かあるんでしょうね。もちろんそんな会社への就職は、おすすめしておりません。
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