Lifetouch NoteとZoiperで、ぷららフォンforフレッツが使える件
光回線導入時のキャッシュバック欲しさに乗り換えたOCNから、二年ぶりにぷららに帰ってまいりました。
このプロバイダの料金体系は、ちょっと不思議です。
050-の番号をもらえるIP電話を利用する契約にしたほうが、利用しない契約より100円ほど安くなるのです。
ぷららフォン for フレッツというこのIP電話、プロバイダの案内によれば、ぷららが推奨する機器で利用せよ、ということになっています。
…どれも10年前から変わってないような機材ばっかり(冷笑)
asteriskやヤマハのルータを使ってそうした制限に服さずにぷららフォンforフレッツを使おう、という先達に続いて、近年ではスマートフォンにSIPクライアントを入れて使えるようにしよう、という情報がいくつか提供されるようになりました。
最初に参考にさせてもらったのは『パソと貧乏と田舎のアニメ』さんの記事です。
この通りにやりまして、ハイ失敗しました(笑)
そちらの記事にコメントをされた方のように、『not found』が出てレジストされません。
被呼側(ぷららフォンのサーバ)が見つからない、というのは結構救いようのないメッセージに思えます。
同じようにプロバイダが提供するIP電話とSIPクライアントで適切な設定は、どのようなものでしょう?
『猫を尋ねて三千キロ』さんの記事はAgephoneでbiglobeフォンを使う設定です。proxyに適切に設定する必要があるように思えてきました。
Csipsimpleでもproxyの設定を追加した場合には、エラーメッセージが『internal server error』にできることがわかってきました。あちらのサーバからエラーが返ってきている以上はnot foundよりましなのですが、どうやらここまでのようです。
Agephoneを導入しても同じように失敗しました。
さて。どうやらアプリとAndroidの相性みたいなものも接続の成否に影響しそうです。ならば。
playストアで入手できるSIPクライアントを総当たりで試してみたらどうか?と考えました。
当たりは一発目で出ました(笑)
普段使っているLifetouch Noteに、SIPクライアントとしてはZoiperをインストールしたところ、ぷららフォンforフレッツの発着信が可能になったのです。屋内でWifi環境下で用いるかぎりでは、固定電話から・携帯電話からの着信とも音質は良好です。
利用時にはバッテリを外してACアダプタから給電しているので、常に着信に備えて待機させてもバッテリの持ちを心配する必要がありません(本末転倒ではありますが)
同時にひかり電話の内線端末としても登録しました。052-の番号を持つひかり電話に着信しても050-の番号をもつぷららフォンforフレッツに着信しても同じ電話に出ればよい、という状態にできたので、これを執務机の脇において普通に電話機として使っています。
今どきLifetouch Noteを電話機として使いたい方がどれだけいるかはわかりませんが、明日の記事で設定を書いておきましょう。
もう一台、Android端末としてはF-11Dを先月から使っています。
こちらはなぜか、Zoiperで着信を受けると必ずハングアップするので…ひかり電話の子機としては使えるCSipsimpleを入れっぱなしにしてあります。
どうしてもぷららフォンforフレッツの利用を始めたかった理由はもう一つあります。
ぷららフォンforフレッツには着信の時間数に応じてポイントが還元されるシステム(うけ割)があるため、いま導入しているシステムが安定してきたら裁判事務と労働紛争のウェブサイトに掲出している受付電話番号を052-の番号からこちらに書き換えてしまおう、と思っているのです。
不動産登記のサイトには0120-の番号を出しておいて(つまり、こちらからお金を出して電話をお聞きしたいのに)、本人訴訟のほうでは電話をかけてもらえたらポイントがもらえる状態を目指すのか!と言われれば…
もう思い切り、そのとおりですとも。しばしば事実上の無料相談になりかねない分野でのお問い合わせですから、このくらいの余録があってもよいのではないか…と思っています。
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コメント
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こちらの記事に掲載されているリンク「パソと貧乏と田舎のアニメ」の方にコメントしているこうきです。
スマホも機種変更しF-08Dになりましたので、Zoiperで試してみました。
発信は可能でしたが、着信は一度画面に異変はあったものの、その後は無反応でした。
F-11Dのハングアップににた症状でしょうか。
なかなかいい機種に恵まれず苦戦しております。
投稿: こうき | 2014年9月 6日 (土) 09時18分