本日が御用納め
図書館から好きな作家の大作をまとめて借りてきて、この一週間でまとめて読もう…と準備を整えた先週27日。
MODxのアップデートに失敗しました。
よりわかりやすく言うならば、当事務所ウェブサイトのコンテンツが合計300KB弱、いきなり公開不能になりました。
絶叫すらできない驚愕、というべきでしょうか。「ぎゃああああああ!」と叫びたいのですが
ぎ。
管理画面を前にそれ以上、声も出ない(笑)
この事務所のウェブサイトでは今年からdashoyasan.jp/research配下のコンテンツを、コンテンツマネジメントシステムで管理・更新するようにしています。この場合、コンテンツのもとになるデータはホスティングサービス業者のサーバが提供するデータベースに保存され、MODxは人々からの閲覧要求の都度HTML形式の文書を出力してくれる、ということでいちいちHTML文書を作ることなくコンテンツを少しずつ書き足していける利点を持っているのです。
で、ソフトウェアとしてのMODxか蓄積データとしてのデータベースかがおかしくなった場合になにが起きるのか…という欠点を目の当たりにさせられた、と(泣)
アップデートに際してバックアップはとってあったのですが、新しいバージョンのインストール失敗が同時に発生し、その後に読み込んだバックアップのデータを反映しない、という順序で問題事象が発生したためインストールの失敗とサイト復旧の失敗の関係がわかりませんでした。
後でわかったのですが、両者はまったく無関係だった、と。
さてバックアップのSQLファイルから手作業で数十個のページを復元するか、何日かかけても失敗の原因を探り一気に復旧する可能性に賭けるか、しばし考えて…今月いっぱいは原因探しをやってみる、と決めました。掲示板には『自分で破壊メンテナンスのため公開停止』ともっともらしく告知して、試行錯誤を続けます。
どうせこの時期は、ウェブサイトの最閑散期なのです。
データベースが吐いたファイルを読んでいくと、どうも旧来の(復旧したい)データとシステムの再インストール後にできたデータの二つが区分されて併存しているように思えるのです。
どうしてそうなってるんだろう、とあれこれ調べるうちに、MODxは一つのデータベースで複数のMODxを運用できるようになっており(僕が契約している業者もそうですが、ホスティング業者や契約の形態によってはデータベースが一つしか使えないものがあります)、テーブルプレフィクスで複数のテーブルを区別できるようになっているものを再インストール時に僕が正しく入力しなかった、ということがわかりました。
2年ほどまえにシステムを試験的に導入したときに設定したテーブルプレフィクスはcms_01だったのに、今回システムを再インストールときに入力したテーブルプレフィクスはcms_00だった、まぁそうしたわけです。
ですのでバックアップ後のデータを書き戻しても、構築されたシステムが書き戻されたテーブルのデータを参照しない→絶対に復旧なんかしないが、それ以外の全システムは正常に動作する、ということになったわけで。
…ま、ずいぶんとわかりやすい人災です(笑)
これがわかったのが昨29日。朝9時にこられた不動産登記のお客さまから書類をお預かりして、不毛な試行錯誤を再開した2時間後のことでした。
ちなみに28日はお客さまに会う予定が三つありまして、一件目のお客さまにはお昼ご飯を、三件目のお客さまには晩ご飯をいただくことになっておりました。
せめて28日夜までに問題が解決できてれば、もっと美味しいお酒が飲めたのに!
そうしたことはありましたが30日現在、CMSによるコンテンツ公開はこれまでどおりになされています。今年最後のお客さまに登記済みの書類をお渡しして天井やら床やらの掃除を終え、今日が御用納めです。なんとか体力勝負での復旧作業に時間をとられずに済んで、まぁこれが今年最後の失敗、といったところでしょうか。
12月31日から1月3日まで電話の受付はお休みしますが、作業はあれこれしなければなりません。
できれば今年中に、当事務所ウェブサイトのインデックスページの改装を終わりたい、と思っています。日付が替わるまでに。
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