Dimplex製ハイブリッドヒーターのスタンドを直す件
当事務所の相談室ではDimplexのハイブリッドヒーター(CVP21)で暖房をしています。
前面パネルに立ち上がりの早いパネルヒータ、背面にはオイルヒータを装備してタイマーで電源ON・OFFでき、火の気もなければ風もださないため相談室をあらかじめ暖めておくには最適なのです。
-サーモスタットの作動音が不意に『パキんっ!』というのはまぁご愛敬、ということで-
ヤフオクで中古を買ったのでこんなもんかと思っていたのはキャスターの動きの悪さです。回転するキャスターがついているのですがこれがロクに回転せず、まっすぐ動かそうとすると必ず斜めに走ってくれます。
そう、昨年の今頃にはうっすらとわかっていたのです。本当はどこかおかしいのだ、と。
スタンドを取り外して観察します。
左右のキャスターを結ぶスタンドの底部が、きれいな弧を描いています。
って?
-----こうなってる構造の中央に
↓
-----中央で下向きの力(パネルの荷重)を加えたら?
単純支持される梁のたわみが教科書どおりに生ずるに決まってますわな(笑)
教科書通りに下向きにたわんだ=弧を描いて歪んだ構造が作られた結果、キャスターの回転軸は垂直ではなくて梁の中央に向かってやや傾いた形で床と交わっており、これがなんとか垂直になるようにしないとキャスターが自由に回らない、ということのようです。
キャスターの軸の部分だけ直すか、梁の構造を丸ごと直すか、見なかったふりをするか、が選べます。
第一案は樹脂の加工、第二案は木材か金属の加工、第三は…精神的な鍛錬が必要です。
とりあえず今回は第二案をとってみました。これで片方だけ直してみてうまくいったらもう片方も直してみよう、ということでホームセンターで長考しながら金物をいくつか買ってきます。あり合わせの部品も道具箱から引っ張り出してきて、
できあがり。
誰がなんと言おうと、できあがり!
断面L字型の金物を組み合わせてスタンド底部がまっすぐになるように5φのボルトで固定した、補強用のリブを避けて穴を開けたらまぁこうなった、と。
形はさておき効果はバッチリで、キャスターが軽々と追従してきます。美観に配慮して、もう一方も施工したいところです…なにしろ、
下向きにたわんでいた構造を右側のスタンドだけ直したもんだから、あきらかにそれとわかるほど左に傾いています(失笑)
さて、今年もヤフオクでこのハイブリッドヒーターが何件も入札されています。
商品写真でスタンドの部分を眺めて、一人ほくそ笑んでいたりします。
ともあれ、これで今年の冬は少し快適に過ごせそうです。
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