通信環境、総ざらい(第1週)
パソコンをいじって過ごしているうちに、すっかり日が暮れてきました。
…もちろん一日そうやって過ごしてきたわけではなく、午後一番でお客さまに裁判書類一式を引き渡したあとの作業です。
ヒマだ、というほどではなくなったものの先月より余裕があるこの時期に、事務所のPC環境を整備してしまおうと思ったのです。
月初めにはじめた、少々早い大掃除のおかげでいくつかのパーツが出てきたり新しい情報を生かして、特に通信環境を中心に。
まず先々週までに、相談室においたデスクトップPC(いままでこの部屋にはPCを常置していなかったのです)から一応無線LAN経由で執務室のプリンタにアクセスし、即興で書類をプリントアウトできそう…というところまでもってきました。
これで書類をつくって、民事法律扶助の無料相談中に簡易援助をおこなえればいいな、と思った相談第一回目。
印刷指示を出したところが、プリンタがいつまでたっても印刷終了の合図を送ってきません。
プリンタを見ればデータの半分程度の印刷を三度繰り返して、さらに印刷をしたそうな気配です(苦笑)
とりあえずジョブキャンセルしてUSBメモリをもって相談室にとって返し、執務室のPCから有線LAN経由でプリントを終えました。
下手人はわかっています。十年以上前に発売されたUSB接続の無線LAN子機(NEC WL11U)です。
…というより、未だにそんなもん使ってるシステム管理者が下手人です(爆)
こいつときたら最大通信速度11Mbps、セキュリティはWEPのしかも64Bitしか使えない、ということをすっかり忘れておりました。大掃除でこいつがでてきたおかげで相談室から無線が飛ばせると思ったら、実際には使い物にならなかった…と。
さて、困りました。お金でどうにかするのは芸がなさすぎです。
もう一つ、死蔵品がでてきました。2年半ほどまえにタダでもらったWimax対応モバイルルータ(NEC WR3500M)です。昨年春にモバイル接続の方法をWimaxからBiglobe 3Gに変えたのち、解約してお蔵入りにしていたのです。
そういえば、こちらはWimax解約後も無線LANアクセスポイントとしての運用が可能です。
いま、ルータの配下において無線LANのアクセスポイントにしているのは旅行用に買ったポータブルルータ(Planex GW-MF54G2)です。
しかしこちらは、無線LANのアクセスポイントのほかに『コンバータ』になるモードをもっていたはずです。有線LANの端末からケーブルとつないで、アクセスポイントに無線を飛ばせます。
購入以来3年ほど、使ったことはない機能ですが(汗)
そうすると?
死蔵していたWR3500Mをルータの直下においてアクセスポイントとして運用し、アクセスポイントだったGW-MF54G2は相談室のPCに接続してコンバータにし、アクセスポイント-コンバータ間だけ無線化できればいいような気がします。これで、相談室と執務室のあいだの数mの距離と壁2枚をクリアできました。
※単に有線LANのケーブルけちってるだけ、という考え方もできますが…お金でどうにかするのは芸がなさすぎです。
この両者は十分な速度とセキュリティで動作するため、相談室でのPCの運用に差し支えはなくなったようです。ただ、出張に出るときにはポータブルルータを引っこ抜いて鞄にいれていく、ということが必要ではありますが、どう見ても使えない、というより事業用では使っちゃいけないWL11Uを今月の燃えないゴミに出してよい、というのはなかなか悪くありません。
…それも面倒だよな、と思っているうちに、利用開始から1年7ヶ月あまりが経ったBiglobe 3Gのサービスが今月から新しくなっていることがわかりました。
それまで利用していたBiglobe 3Gのサービスは、docomoのSIMカードを利用して月額1980円でデータ通信ができるもの。ただし利用可能な時間帯が2時~20時に制限されています。旅先で宿についた後に仕事をしよう、というような時には利用可能時間帯をはずれており、ポータブルルータをつかってホテルの有線LAN環境から室内限定の無線LAN環境を構築する必要がしばしばあったわけです。
データ通信が24時間利用できるが月間の通信量が制限されたサービスも今年から始まっていたのですが、わざわざ変更するのがなんとなくおっくうだったのです。
で、今月から。月額の料金が1580円になった、と言っています。
あっさりと変更、というより旧サービスの解約と新サービスの新規申し込みを決めまして、週末に新しいSIMカードが来たところです。
今週にはいって、このSIMカードをつかって何かできないかとあれこれ考えているところです。
さて、siroyakiさんは初めてコメントを下さる方ですね。BJC-465Jの分解は僕も作業実施前にさんざん調べたのですが、英語圏のサイトもふくめて分解方法という点で参考になるサイトは見つけられませんでした。ですので基本的には樹脂製パーツの嵌め合わせに気をつけながら試行錯誤でばらしてもらうしかないと思います。力をかけすぎるとパーツが折れたり割れたりするので、気をつけてやってみてください。
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