金の斧・銀の斧/酒の斧
二ヶ月ほどまえのこと。先ごろ無事に終了した新潟県での研修の打ち合わせに行く計画を詰めておりました。講師の仕事は北東北三県社労士会の研修で秋田に出かけて以来、2年ぶりです。
業界団体の研修で県外から講師に出かけるからといって、通常は主催者側でご担当の方との面談どころか打ち合わせすら(以下略)という実情はありますので、これは僕が僕自身の作業品質を落とさないために勝手に行くものであり、とうぜん交通費も自腹、ということで最初から青春18きっぷ利用を前提にしておりましたところ…
ご担当の研修部の先生から、こんな提案を受けました。
- 交通費として●万円余が(こちらから申し出れば)本会から支払われるが、新幹線で来てはどうか
と。おお、これはまさに!
リアルイソップ童話だ(笑)
ならば。この提案(金の斧)を拒否ると銀の斧(たぶん高速バスかなにか)の再提案がなされ、それも蹴ったらベストな結果にたどり着くに違いない、と思ってご辞退申し上げたそのご提案、帰ってきたお返事は
- そうすると思った
ですと!(愕然)
そうしたこともありまして普通列車を乗り継いで訪れた新潟はそれなりに遠く、駅の改札口で待っていたのは素敵な女神さまではないことは上記の展開から覚悟できておりましたが、今となっては笑い話であります。もちろん打ち合わせの時間まで含めて、充実したやりとりを行わせていただきましたとも。
ただ、10月初旬に実施したその次の回の打ち合わせ=秋の乗り放題パスを利用できる週末を狙って設定した自腹出張では、鉄というより鋼の斧を使わせてもらうことにしました。新潟への最終行程である新井-新潟間で特急用車両を利用した快速くびき野号を使うことにし、到着時間を2時間ほど繰り下げてもらったのです。一日3本しか走らないこの快速で新潟県内を一気に突っ切って新潟までいける代わりに、同地での打ち合わせは夜8時から、ということにはなったのですが。
そうまでやっての研修だったのですが、さて受講者のみなさまには早口ですみませんでした、と改めて申し上げます。内容についてはきっと評価がいろいろ分かれるものだったと思います。懇親会に出られたか否かで得られた情報の質と量が異なるものでもあったはずですが…これは、そうした部分がなければつまらないですからね。
また、打ち合わせ時から手弁当でご参加いただいた先生方にはあらためてお礼申し上げます。皆さま名古屋にお越しの際には、個性的な串焼きやさんかお魚のおいしい天ぷら屋さん、または当地とはなんの関係もないが美味しいタイ料理のお店にご招待しますので遠い約束として覚えておいていただければありがたいです(笑)
で、本日。
ご担当の先生から、金の斧でも銀の斧でもない贈り物がとどきました。
これなら金の斧や銀の斧がなくても、シアワセになれそうな気がします。
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