交通費内訳:新幹線駅入場券140円
今日は新幹線の名古屋駅構内に、仕事で行ってきました。なにぶん仕事ですので、お客さまへはしっかりと入場券140円也を交通費として請求するよう見積書をあげております。
どうしてそんなことになったのか、という話です。
今月お受けすることになった不動産登記のご依頼は、当事者の一人が他県の方でした。
高速バスや在来線をつかってもじゅうぶん日帰り圏内、ということで、まるで当然のように交通費+面談のための日当6000円を加算した費用の見積もりをお出ししています。
※正確には、僕自身の信条として所有権移転登記で当事者に面談しないで申請代理はしておりません、他事務所では郵送ですべてを済ますところもあるでしょうから相見積もりをお取り下さい、とは申し上げておりますが。
で、まずはその出張費用加算込みでご採用いただいたのですが…もうひと工夫してみたいところです。
近々、名古屋を通過するようなご予定ありませんか?とお客さまに聞いてみたのです。
新幹線なら改札口を出なくてかまいませんから、と。
たとえば静岡においでの方が京都に行く場合、新幹線ですと改札口を出ずに複数の列車を乗り継ぐ場合にも特急料金が通算されます。
これは本来、こだま→ひかり・のぞみ、あるいはその逆といった乗り継ぎを想定しての制度でしょうが、誰か物好きな方やそんな方にそそのかされた方(笑)が名古屋駅で、のぞみ相互間の乗り継ぎをやってもかまわない、という規定になっているわけです。
これを生かして新幹線名古屋駅構内で本人確認をするならば、お客さまに発生するコストロスはなく(考え方によっては、地元の事務所にわざわざ行くより便利かも)、僕は新幹線名古屋駅構内までの交通費と名古屋市内における事務所外書類授受の料金3000円だけを計上すれば、この当事者が他県の不動産登記を原則通りに遂行できる、ということになります。
これ、ぜんぶ合法です(合法だ合法だ、と強調するほど、どこか怪しくなるのはさておいて)。
かくてつつがなく面談と書類授受を終えたものの、少々気になりだしました。
新幹線なら制度上これでいいのですが、在来線の特急列車でこれをやってはいけない、という規定になっています。特急・急行券は一個列車に1回限り有効、という鉄道ファンなら誰でも知ってるあの文言を思いだし、しばし立ち止まって考えます(←ヒマなのか馬鹿なのかはさておいて)。
名古屋駅はその地勢上、紀伊半島から来る特急と長野県から来る特急のそれぞれ終着駅になることが多いのですが…現在も特急しなの号の一往復は大阪-名古屋-長野間に運行されています。絶対ないとはいえません。
そうか、この場合は僕が最短区間だけ運賃+特急料金を使って乗車し、列車内で本人確認すればいい(笑)
これなら、合法です。
そこまで思い至って、なにか安心できた気がして、家路についたことでありました。
こうした…というわけではありませんが、当事者の一方が他県の不動産登記は当事務所にとっては大歓迎♪なご依頼の類型です。関連して発生する現地調査も大変うれしい(というより、楽しい)。そうしたわけで、先ごろそのような業務について報酬体系を案内するページを新設したところです。
言ってみればそのページの仕事の第一号となったこのお客さま、出張先は意外なほど近いところで、ただし手続きとしてはお客さまの費用負担を最小に抑えて美しくできる、ということになってしまいました。
うれしいような、そうでないような気分です。できれば次は、文句なしに遠いところからのご依頼になりますように…と身勝手な願いを込めてみましょうか。
さて、友紀さん、労働者さん、コメントありがとうございました。ご当地の柑橘系の飲み物・調味料はお土産として気になるものが多くて(特にサイダーや炭酸をつかったものが好きなんです)、先日訪れた高知県のアンテナショップでも目移りして困りました。今回買った『あわせしょうが』と『ジンジャーとゆずシロップ』は補助者さまと半分こして、それぞれ水やサイダーで所定のさらに2倍くらいに薄めながら、ちびちびと楽しんでいます。
次回の東京出張の帰りには、『毎日飲む しょうが蜜 200ml』を買ってみましょう。決めました…といっても次の出張は八月下旬の予定ですが。
鹿児島県のアンテナショップも東京にあるはずだ…と思って探したら、これも有楽町にあるそうで(国会図書館のある永田町から帰りのバスがでる東京駅への一番シンプルな乗り継ぎを有楽町でおこなうので、いつのまにやら有楽町が特別な街になっています)。桜島の小みかんをつかった何かいいものも探せそうです。
どなたか奇特な方が、四国や九州での登記のご依頼をくださればそれがベストなんですがね。
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