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『し』の着く仕事の二人組

『し』の着く仕事の二人組
名神高速バスも京都線は大阪・神戸線とだいぶ気風が違うようです。

朝の車内は旅行客でほぼ満席。昨晩窓側の席が取れた僕の席の隣では、体の大きな方が窮屈そうにしておられます。お歳がよくわからないのですが多分僕と同じくらい。こちらは用務客のようですが…

失礼します、と色素の薄い瞳で声をかけられました。今時隣人に断って朝のお弁当を使われるのも日本人では珍しい。それこそワイド周遊券が健在だったころの急行列車で地元のお婆さんがこんな感じ…じゃありませんでしたか?

今時の日本人ならざる立ち居振る舞いのこの方、明らかに日本人ではありません。紅毛碧眼切支丹伴天連…とブログに書く文章を起案していたら、後になって本当にそうしたお方だ、ということがわかりました。

聞けばこの方の職業『伝道師』さんなのだとか。こちらの職業を伝えるのは少々困難でしたが(英米法体系には存在しないですもんね司法書士)、なかなか楽しい旅になったことであります。

さて、仕事は午後からです。バスは京都市内に入りました。

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