ちょっぴり減収、でも増益
年に二度、おのれの無力さを実感させられる日は、冬から春にやってきます。
一月の司法書士の業務報告書提出の日と今月の、確定申告の日であります。まぁこの日ばかりは自分が経営者としてどうしようもないことをしみじみと痛感しつつ、それでも生きてこれたことを感謝せずにはいられません。昨年当事務所にご依頼をくださった皆さま、どうもありがとうございます。おかげさまで来週、司法書士登録9周年を迎えることができそうです(少なくとも向こう8日で資金ショートにはならなさそうですから)
…などといいながら。ブログにさえ書けないあれやこれやの理由で受託しなかったご依頼を指折り数えてみるのが特に確定申告の日でしょうか(笑)
昨年は久しぶりに一件百万円単位の報酬が得られたこともあったものの、あれやこれやの理由で身を引いた事件に残らず食いついていれば、同額以上の報酬が得られたのではないかという可能性に慄然としています。大きな2件だけでざっと90万はあったはずで…?
まぁ、忘れます。今晩はいつもより大きな缶ビールを買ってきました。
計算上は当事務所、平成24年は平成23年と比べて数万円の減収、一方で若干ながら増益となるようです。携帯電話でのパケット通信料をはじめとする通信費が減ったことと、なにより自腹を切って新幹線に乗るような非常事態が減ったことが大きく貢献している模様です。そのほか、興味深い事案に接して自腹で出張することそのものが減りました。
そんな傾向が加速したら縮小均衡になってしまいます。それはよろしくありません。
これを打破する思惑で、労働紛争に関するウェブサイトの大改装に取り組んでいます。ウェブサイトからご依頼を誘致するのも年々難しくなっており、5年前なら一日150ページビュー(来訪者50人くらい)あれば悠々自適でやっていけるほどご依頼があったものの、いまは一日700~900ページビュー(来訪者300人くらい)あっても依頼件数としては微減、といった印象を持っています。
これが公開できるまでのあと1週間くらいのあいだは、新しいご依頼こなくてもいいか…などと考えていると、また来年の今頃に逃がした依頼の数を数えることになりそうですね。
そう思いまして、依頼受付停止をかけようとしていたのを思いとどまった春の夜です。
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はじめまして。
私は司法書士試験の受験勉強をしている者です。
2年ほど前に鈴木先生のブログを発見してファンになりました。
受任中の仕事の質を落とさないために新規依頼の受付停止をすることもある鈴木先生は素晴らしいと思います。
世の中には自分の儲けばかり優先の経営者も沢山いますからね。
密かに鈴木先生を目標としていますので頑張って下さい(笑)
投稿: イチ受験生 | 2013年3月14日 (木) 00時17分