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こんな日は、グリーン車で行こう

こんな日は、グリーン車で行こう
千葉駅まで戻ってきました。東京方面へは16時02分発の逗子行きに乗れるのですが、少し落ち着きたいな…

時刻表をみると、16時15分に千葉始発で東京行きの列車があります。今日の自分には50kmまでの、つまり短区間の普通列車グリーン券をおごっていいはずだ、といいきかせ、貸し切り状態のグリーン車に乗り込みました。

江戸川あたりで、ちょうど夕日が沈むタイミングです。やや右側には富士山が小さいながらもはっきりと、さらに右側にはスカイツリーが見えてきました。

今般僕が訴訟代理人として行った移送申し立ては、取下げを余儀なくされたのです。

つまり今回期日における戦術目標は、達成せずに終わりました。

…でも、いいんです。
戦略的には勝ったので。

もともと僕が久しぶりに訴訟代理人になったのは(あまり訴訟代理は好きではないのです)、第一回期日で裁判所がお客さまに、妙に厳しい和解案を押し付けようとしている、という報告を受けたから。

だからといって僕がさっそうと乗り込んで敢然と裁判所を説得して劣勢を挽回できる、などとは毛ほども思っちゃおりません(笑)

僕にできるのは、もっと事案をややこしくすること。
と、いうことで。
本件訴訟はかくかくしかじかの論点を含んでいるから最寄りの地裁支部に裁量移送するよう申し立てる、と自分が簡裁でしか代理人になれないことは全く無視した訴訟活動に踏み切ることにしたのです。
もちろんできるだけ事案が難しくなるような準備書面を作って。

…そうしたところが。

なにやらお客さまの報告とは全然違う紳士的かつ真っ当な態度で裁判官がまず移送の必要性を認めてきました。

よ〜しよし、読み通りだぜ、とばかりに原告席の下でお客さまに親指立てて見せたのもつかの間、さらに裁判官被告に和解の可能性について聞き出しました。
前回お客さまに示した額の数倍の額を。

あれよ♪
という間に。
こちらの望んだ金額で急転直下の大和解が成立してしまい、僕の移送申し立ては不要につき取り下げ、となったのです。

確かにね。
被告陣営からみてこの辺で手仕舞っとかないとまずいかもよ、と思わせる記載も盛り込むようにはしたものの、まさかこんなかたちで終わるとは思いませんでした。

期日が始まる前に、傍聴席席にいるお客さまに
「(移送申し立てが通るはずだから)もう代理人と一緒に原告席につける機会ありませんから」
と申し上げて並んで座ってもらったのがよかったのかもしれません。

ともあれ、僕の書面は誰かの心をなにがしか動かしたようです。
…僕の予想とは、違うかたちで(笑)

さて、これから夜行バスで兵庫県へ移動です。明日もいいこと、ありますように。

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コメント

この度は大変お世話になりました。
本当にあっさりとした判決で、未だに拍子抜け…が続いております。

しかし、裁判以外にもたくさんお世話になりまして…(笑)
私情で付き添いをお願いした件も、鈴木さんには大変お恥ずかしい思いを
させてしまい、本当に申し訳ございませんでした!!

そして本当にありがとうございました。

弁護士さん
司法書士さん

最後、上記2職種の違いを教えて頂きましたが、何故でしょう?

どう考えても鈴木さん!!
恐ろしい程頼りになる鈴木さん!!

私はこの先何事においても鈴木さんを頼りにしてしまうと思います。
それ程、心強く、何もかも面倒を見て頂きました。

私と同じく苦しい思いを抱えている方達は、是非鈴木さんを頼って頂きたい所存です。
鈴木さん、本当にありがとうございました。

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