●●事務所から電話です
今週は三件の、同業者さんの事務所から電話がかかってきました。ご用向きはそれぞれでして、並べて眺めると興味深いものがあります。
1.AのBのC、そういう人がお客さま
週初めにかかってきた電話は、当事務所へは初めてお電話をくださる先生です。なんでもその先生の●●の●●の●●、という関係の方が労働紛争に巻き込まれたらしい、と。
ここで●●というところには人と人とのつながりを指すいろいろな言葉を入れてください。孫娘の敵の弟子、とか(って何者?)。
「(関係が)遠いですねぇ」と電話口のこちらと向こうでお互いにつぶやきました。もちろん有料相談としてお受けできます。ありがたいご紹介です。ただ、紹介をしてくださった先生の評判を傷つけるわけにはいきませんので多少の緊張をはらみます。
もう一つ緊張をはらむ点。それはこのお客さまが実に実に久しぶりの、『リアルな世界のみを経由してこられた方』であるということ。相談時間を通じて最も悩んだのはお客さまとの連絡をどう取るか、で、もうあっさりと途方に暮れました(苦笑)
とりあえず、「この事務所は本職がよくどこかに行ってしまうように出来ているので留守電には伝言を残してください、決して電話が通じるとは思わないでください云々」という最低限の説明はしておきました。さて、妙な事務所をあてがわれたとお思いでなければよいのですが。このご紹介をいただいた先生とは同じ支部ですので、いずれ機会があれば遠回しに遠回しに反響をお聞きしてみましょう。
ちなみに、そのお客さまには僕がブログを書いている、などということは全くお伝えしておりません。
2.その時期の講師依頼は、回避!
次の日にかかってきたのは友人の同業者さん。隣県の方です。
「一つは」
ってことは、複数のご用があるのですね(笑)
隣県の青年会の研修で講師やってくれないか、予定は2月だ、と。
以前からそうした示唆をうけてはいたのですが、タイミングがいけません。その前々日に、他県で地位確認請求訴訟を進めておいでのお客さまから会社側準備書面をお渡しいただいています。この書面の出来が今ひとつ、なのです。
そうすると、その時期あたりまでに準備書面の応酬は終わるか下火になっており、証人尋問対策をはじめている必要がありそうです。
そうしたわけで、県が違うどころではない遠方の案件の影響でその隣県の講師のご依頼は回避すると決めました。そりゃそうです。文字通り負けるわけにはいかない事案ですからね。
3.その時期の動員下命は…回避不能
E先生から電話です!
僕が代理権をとるときの研修では講師をおつとめになられたうえに業界団体支部の最末端役職=評議員になった時期には副支部長であらせられたその先生は、いまは業界団体本会のお役目について活躍中でございます。警戒のためもう恐れ多くて電話の着信音すら変えてあります。
たまたま電話の前にいたこともあり、1コール目で呼吸を整え、2コール目で受話器をとり、直立不動で元気よく事務所名を名乗ります。さてご用件は?
「すずき大先生に頼みが」
「すずきはただいま席を外しております!」
一瞬で居留守を使うことに決めたのですが一瞬で見破られました。さすがE先生(違うって?)
聞けば来月、業界団体では労働関係の電話相談を行うのだとか。11月23日だと告げたうえで
「労働相談をやるのにすずき大先生になんのご挨拶もないのはおかしいという話が出てきて」
…いっそみかじめ料などいただいてもよろしいか、とは聞けませんでした。もちろん本会からは、所定の日当が支給されるはずであります。
「で、時間は何時から何時までですか?」
「それがまだ決まってないらしくて(以下略)」
なんだかよくわからないうちに、とりあえず11月23日は業界団体のビルに出頭せよ、ということになりました。まだウェブサイトには、この相談会の告知は出ていないようです。
ところで。前回の業界団体電話労働相談の動員をうけたとき薄々気づいていたんですが、このように業界団体で労働関係の相談会を実施するときに、本来この相談会を仕切る立場にある先生からではなくE先生から僕に協力依頼、というより動員下命が出ているようなのです。
いちど、E先生の事務所を表敬訪問してみるのもよいでしょうか。
実はその事務所に隠されているヒミツの窓口に依頼すれば、間違いなくすずきしんたろう事務所の予約が取れる、そんな認識をどこかで誰かがお持ちなのでは…?
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