狙え、一発逆転!?
今年最初の準備書面を脱稿しました。週末はおろか、昨年末から論理構成を練っていたものです。補助者さまに渡すときに、こう言い添えました。
「当事務所の敗北と存亡は、あなた(の校正)にかかっています」
裁判所から認容額ゼロでの和解案が出ている訴訟があります。僕はその冴えない原告代理人、という地位にあります。
最後の期日に出すこの準備書面では、論理構成を全面的に見直して一発逆転を図る作戦をとりました。というより、そうせざるを得なかった、というべきでしょう。
50分後。彼女は若干焦点のずれた目線を僕に振って、こう言うのです。
-きびしいですね。
とっさに逃げ出す先を検討しかけました。冬の東尋坊に行きたいなら、最終1本前の特急しらさぎ号には間に合う…そんな夕方、17時前です。
その指摘がまず厳しいわ!という動揺を隠して真意を問うと、どうも補助者さまの言いたかったことは
(被告代理人にとっては)厳しいですね
という意味だったようで。今度は激しく安堵させられました。
いつかの記事にも書いたのですが、準備書面を一つ作るたびに何日か寿命が縮まってる気がします。その作業が終わってお風呂屋さんに行くと、また何日か寿命が延びる、と。
さて、間違いなく今月最も難しい仕事(というより、これより難しい仕事のご依頼が来ても受けられないので今月最も難しいことが確定した仕事)がなんとか終わりました。明日も裁判所やら法務局やら銀行さんを巡って過ごさないといけないのですが、少しだけ起床時間を遅らせてしまいたい、そんな夜であります。
ところでこのブログは一応、社会保険労務士兼司法書士事務所のブログなんですが、ここ2件のコメントはPC周辺機器にかんするものをいただいています。まず匿名の方のコメントについて、そういえばLBP-5050の故障または『色ずれ補正が実行されていません』というキーワードで来る人、一日に1~2件はかならずいらっしゃいます。
つまりあれは、そういう機種だ(汗)
…そう了解すべきなんでしょうね。うっかり新品を買ってしまった僕は気長におつきあいを続けますが、中古品に手を出すメリットはない、と考えるべきでしょう。
つぎに、僕のしらないボイスモデムをお使いのHiroさんには申しわけありませんが、いいボイスモデムを知らないか、という質問は今の日本ではかなり難問です。ただ、お示しの機種名でググった結果を見ているとCallsoftあるいはVentafaxではなんとか動作しそうな気がしますね…そう読み取れる巨大掲示板のスレッドを追っていったら、まさにその直下に当ブログへのリンクがあったのには笑えましたが。機種名が分かっているということは正しくドライバが入っていると推定できるので、あとは『着信と同時に切断』にならないソフトを片っ端からインストールして試していく、というのがいいと思います。ボイスモデムを操って電話機能を発揮させるソフトは、英語圏ではたくさん健在ですから。google.comで『modem answering machine』あたりから関連語を探していってみてください。
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