北東北で、研修だ!
先日のこと。見慣れない市外局番から電話がかかってきました。要件はシンプルであります。曰く、
- ブログを読んだ
- 研修の講師にきてもらえないか
というもの。ここまでならたまにはある話なんですが、018-の市外局番が秋田市だとわかっていればあらかじめ驚く準備ができたのに。
当然ながら初対面となる研修ご担当の先生、開催日等の条件を聞いた僕に、きっと親切心からなのでしょう。なおも続けて曰く
- 中部空港から秋田へは飛行機が1日2便…
ハイ却下!と咄嗟に言いかけた口を押さえきった自分を自分で誉めたいところです(苦笑)危うく当事務所初の、東北地方からの対面でのご依頼を逃すところでした。まさかそれが業界団体からのご依頼になるとは思ってもみませんでしたが。
さてさて、どうも出張前後の旅程を制約しようとする人には無駄に反抗的になってしまっていけません。講師応諾の成否をかけて、慎重に慎重に確認します。
講師料と旅費を分離しないで支払っていただけるか、と。
いささか過分な条件での承諾をいただいて、来たる11月22日は秋田市まで出かけることになりました。
さあ、これで旅程は自由です!11月22日正午以降秋田市内にいればよい、研修終了後の懇親会には出て欲しいということで当日は秋田市内泊、という条件が今週加わりました。もちろんOKであります。
11月22日は火曜日。新日本海フェリーの敦賀発苫小牧行き寄港便(新潟・秋田に寄港する便)は毎週1回、月曜日の出港です。これが秋田に火曜日朝到着、ということでこれの利用が最有力。お天気がよければ日本海の夕日が見られるし、そうでなくても一等船室の利用に貸し切り料金がかかりません。敦賀から秋田までは、一等で片道13300円。このフェリーの北行きは新潟を夜出て秋田に朝着くので、新潟まで列車かバスで行くというパターンもあり、です。そういえば佐渡島にはまだ行ってないな、と思ってみたり。
費用面での魅力が乏しいのがJRです。この地区に有効なフリーきっぷ類で特急・新幹線に乗れるものがあらかた滅亡してしまっており、乗車の都度特急料金を取られるのなら船がいいや、と思えてしまいます。東京から秋田へ秋田新幹線を使う『早期購入型えきねっと列車限定割引「お先にトクだ値」』だと東京から秋田へ8400円なんですが、秋田で前泊しないためには東京まで夜行バスで進出しておく必要があり、これを含むと1万2千円程度かかりそう。だったら名古屋-新潟を高速バスで動いて新潟-秋田でフェリーの2等寝台を使ってもほぼ同じ費用で、こちらのほうが変更等の制約が低いです。そういえば佐渡島には(以下略)
使いたいけど使えないのは仙台-名古屋の太平洋フェリーです。往路で使えば宿泊日数が増え、旅費が増大します。復路で秋田を早朝でる高速バスを使って仙台で乗り継ぐことは可能ですが、秋田まで行ってなにもせず帰ってくることになります。そういえば五能線には(以下略)
僕は日本航空のマイルを貯めているため、中部-秋田線を運行する全日空にはあまり興味がわきません。ものは試し、とさきほどウェブサイトを見てみたら、出発45日前までの割引運賃が結構安いです。中部-秋田なら、13300円。
気になって、日本航空のも調べてみました。
- 青森-羽田 13000円
- 函館-羽田 12000円
- 千歳-羽田 11500円
- 千歳-中部 9800円
一番たくさんマイルがたまるやつが一番安いぞ、などと考えてはいけないんでしょうね。青森-新千歳空港を急行はまなすで移動して、などと考えかけてやめました。
仮に11月23日もどこかで泊まるとしたら、帰りは11月24日発になります。今日で11月22日発の早期割引が締め切りになりますから、あと二日ほどたっぷり悩んでみるとしましょう。さしあたっては東京に寄って、いつもやっている国会図書館での書見をして帰ってくるつもりです。
11月はこれで、第2週に松山へ、第4週に秋田へ行くことになりました。今月はもう、おとなしくしているとしましょうか。
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