BJC-80vもWindows7 で使うために
MS-DOS3を使い初めてから十余年、初めてマイクロソフトのOSをありがたいと思えました。
この事務所ではインクジェットのプリンタとして、CANONのBJC-80VとBJC-465Jを配備しています。それぞれデスクトップPCを介して共有していたのですが、メインマシンをWindows7にしたためにBJC-80Vが使えなくなったのです。
まず月並みな失敗。CANONのウェブサイトからダウンロードしてきた、XP用のドライバユーティリティをインストールしてみます…だめでした。
ここから約3日間、さまざまな迷走を経て、Windows UpdateにはBJC-80用のプリンタドライバがあることがわかりました(写真左側)。これをなんとか利用できないか?と思ってやってみたところ、成功したのです。
以下、手順です。
1.『デバイスとプリンター』から『プリンターの追加』で『ローカルプリンターを追加します』を選択。
2.『既存のポートを使用』→『プリンタードライバーのインストール』で、『Windows Update』で適当なプリンタを探しに行く。同じメーカーの似た機種として、今回はBJC-80を採用してインストール。
3.このプリンタのインストールに伴い、windows\system32\driverstore\filerepositoryに新しくできるフォルダ(更新日時でソートすればすぐわかります)を、任意の場所にコピー。
4.コピー後のフォルダの中にあるセットアップ情報ファイルをエディタで開く。今回は『princa005.inf』
5.同ファイル内の[Canon.NTamd64]に機種情報が記載されている。これの"Canon Bubble-Jet BJC-80"を"Canon Bubble-Jet BJC-80V"に書き換え、保存。
6.このフォルダを使って、インストールをやり直す。プリンタードライバーのインストールで『ディスク使用』を選択し、上記5.で変更したinfファイルを指定する。これで、インストール完了。
完了後は写真の右側のように、ダミーでインストールしたプリンタと正しい機種名のができますが、ダミーのほうは不要です。
おそらくは、このやりかたでCANONのBJ・BJCシリーズのインクジェットプリンタはほとんど救済できてしまうのではないかと思います。EPSONのフォルダにあるESP/Pのプリンタドライバは、それこそ結構な汎用性があるでしょう。案外古い世代の機能が単純なプリンタほど生き残りそうな気もします。ちょっと遊んでみたい気はしますね。
納得いかないのはCANONがWindows7のプリンタドライバを提供しようとしない点なんですが…ともかくも当事務所の十年もののプリンタたちは、Windows7の64bit環境下でしばらくは延命することになりそうです。
なお、上記6.でプリンタドライバに署名がないというメッセージをクリアしています。この時点でWindows7をテストモードにしてあったのですが、これが必須かどうかはわかりません。
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初コメです。
もらい物のBJC-80vwin7で使いたかったので調度助かりました。
ありがとうございます。
投稿: タイペー | 2012年2月28日 (火) 20時53分
初めまして、通りすがりのWin7利用者です。このサイトにて教えていただいたドライバプリンタのインストールを実践してみたところ、私のPCでも無事、BJC-80vが使えるようになりました。ポータブルで使い勝手が良いプリンタが、これからも使えることとなり、本当にうれしいです。・゚゚・(≧∇≦)・゚゚・。♪本当にありがとうございます。
投稿: 通りすがりのWin7利用者 | 2011年10月 3日 (月) 15時24分
BJプリンタが使えるのはありがたいです。
さっそくやってみましたが、ファイルの更新許可(sys)でないので
更新できないのですが、どうしたらよでしょうか。
初歩的な問題ですが、宜しくお願いします
投稿: 出来たら助かる。教えてください。 | 2011年9月25日 (日) 18時15分