マイルが、たまってまいる
急いでないときに限って、バスは順調に走るもの。知多シーガル2号は12時06分、霞ヶ関に着きました。
道路の向かい側に都バスの経済産業省前のバス停があり、今日は12時09分発のバスに間に合います。これが高速バスで愛知県から国会図書館にやってくる、一番歩かないルートです。一時間二本ほどの都バスに接続できれば。
さて今回の出張では三件のお客さまと打ち合わせを行います。
今日と明日午前中は、九段下で。
明日夕方に、那覇空港で。
沖縄県への出張は四回目。ようやく労働紛争でのご依頼で行くことになりました。
実はこれが、東京経由沖縄行きの出張が成立する理由です。
このご依頼を受けるに際して調べた中部ー那覇間の航空運賃は片道四万円弱。株式優待券を使っても往復5万円はかかります。
…今までの出張みたいに不動産登記の案件で行くならともかく、2時間5000円の出張相談やりに行くのにぶつけてはいけない請求額です(笑)
月末の北海道出張に備えてあれこれ調べているうちに、往復の航空運賃とホテルがセットになった旅行商品がなかなか安そうで、これは出発10日前までに予約すればよい、とわかりました。で、お客さまから出張要請を受けたのが1月6日です。
航空会社のウェブサイトで探すと(一部旅行会社ではもう少し安そうなものもありましたが、直ちに予約を確定できないために避けました)中部ー那覇1泊2日で29800 円、というのが最安値です。
しかしながらこの手の商品のお約束として、滞在時間が長く取れる便には差額の支払いが必要です。何かいい手はないものか…?
探索範囲を広げて、首を傾げました。
同じプランの東京発は、29000円です。しかも差額を出さないでよいフライトは多いし、事務所から中部国際空港に行くより国会図書館から羽田空港に行くほうが安い。
ということで。
沖縄への出張を東京への出張にくっつけてしまうことにしました。これで往復二千円弱の経費節減効果が発生します。
そして、この余裕を滞在日数の延長に振り向けます。実際には2泊3日で32000円のプランにしました。それに往復のどれかで差額フライトを利用するより、滞在を伸ばして差額不要なフライトにしたほうがよさそうだったのです。
ここで、沖縄とは関係ないお客さまに余禄が発生しました。
18日午前中に都内に戻ってくるため、同日午後に関東地方某地裁で設定されている労働審判の期日に同行することも、ご依頼があれば可能になりました。
さらに自分自身にも、ささやかな余禄があることに気づきました。遠くから出発することになるため、加算されるマイルが増えるのです。
なにもかもいいことばかりのこの出張、今朝の時点で一つ画竜点睛を欠くものがありました。
行きの便だけ、窓際の席が取れなかったのです。
ですが。
さきほど訴状案を一つ作り終えて座席の変更を試したところ、数席の窓際の席が取れるようになっていました(出発前日に、指定可能な席が増えるシステムなのです)。
かくてとりあえず今週本土でやる作業は完了!上記の通り、あるようなないような理由で旅程を延ばしたため17日は沖縄本島で、完全休業日になる予定です。
ところで、この出張と北海道への出張ではいずれもお客さまへの交通費の請求は3万円台に留まっています。
そうすると。
請求額100万円を越える(着手金だけで3〜7万円になる)給料未払い事案は、その気になれば全国どこから でも受けられそうな気がします。マイルもたまりそうです(笑)
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