音のない岬 音のない駅
はるばるとたどり着いた、岬。たった一人の乗客を降ろしたバスが待機場所に引き上げると、世界から音がなくなりました。
観光客も通過する車もない、ここ納沙布岬での滞在時間は、6分です。
ひとり僕だけが慌てながら岬まで歩き、携帯電話のカメラの限界に挑戦しながら写真をとり(海の向こうに知床半島が写っているはずです)、走ってバス停に戻ります。凍結時期ダイヤ、とでもいうのかこの会社のバス、ウェブサイトに掲出の時刻表から数分ずつ早発するような時刻設定になっており、現地に行かないとわかりませんでした!
そのどうしようもないウェブサイトでは数分あったはずの、根室でのバスの乗り換え。早発ダイヤのおかげで、駅に戻る僕のバスの20m後ろを、これから乗るバスがついてきます。
なんとか乗り換えに成功すると、厚床への国道44号線は凍結どころか全線で雪が溶けきっている状態。厚床へはほぼ定時に到着したので、10分ほどこの駅の『磨きのかかったなにもなさ』を満喫できました。
釧路への普通列車が5分ほど遅れたため、結果的には厚床駅に十数分滞在することになったのですが、よく考えたら根室駅・納沙布岬では滞在時間が10分を割っています。
結論。
根室地区の観光には、レンタカーをおすすめします…せざるをえません(苦笑)
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