ファイナンシャル・プランニング業務をはじめます
本日当事務所ウェブサイトに訪れた方の検索キーワードに、こんなものがありました。
不動産投機手続き(←ええーっ!?)
こうしたご相談に応じるべきか否かはなかなか難しいものがありますが、本日より当事務所に新しい業務を加えます。
個人の皆さまに対する、ファイナンシャル・プランニング業務です。
先月受験した、2級ファイナンシャル・プランニング技能士試験の発表がありました。本日これに首尾よく合格したのです。FP業務にも名称独占の資格があり、2級ファイナンシャル・プランニング技能士はそれにあたる(職業能力開発促進法第50条)ということで言わば『事務所にかかげる新しい看板をくっつけるために』受験の準備を開始したのは昨年のこと。
受験にあたってはきんざいの3万円程度の通信講座を採用して勉強を開始したのですが、昨年の夏には提出期限ぎりぎりに群馬県の郵便局から課題を出したり、はたまた今年の冬には実技の試験を捨てて沖縄に行けというミッションを課されて不戦敗になったり、まぁ受かる前からブログのネタには事欠かない楽しい受験生活でした…もう少し早く受かってればよかったのに(苦笑)
さて、FP技能士はあくまで名称独占、つまり業務そのものは誰でもできることになっており、僕もこれまでの相談でお客さまが気づかなかった生命保険・損害保険等の給付2000万円程度、それ以外の金融資産は100万円程度を発見してお客さま方の手元に財産を呼び戻しています。相続時に散逸しそうになるものを文字通り『発見』するものもあれば、被保険者に向かって『あなたの事故ではこの保険は下りません』などと抜かす間抜け担当者の誤解を正して給付に結びつけるものもあり、封筒が自立するほどの報酬になったこともあって、これはこれでなかなか愉快な仕事なのです。どうせなら堂々と掲げられる資格がほしいということで、3級だと少々恥ずかしいものがありますが2級なら一応見られるのではないかと思っています。
あとは、何かマチガイを起こして司法書士をクビになったときにさっさと保険代理店にでも転業できるように…というのは冗談です。
ただ、相続・老後・離婚・出産といったライフイベント発生時に適切に生命保険の相談が堂々と出来る、あるいは債務整理業務を真面目に考えた場合に住居費とならぶ大出費である保険料の見直しに切り込めるのは悪くない、と思っています。ほんとうは、そのまま僕が保険契約の媒介をしてしまえればベストなんですけどね。
ところで、僕が受験をめぐってだらだらしている間に補助者さまがしっかりとキャッチアップしてきました。彼女も1月に学科の試験に受かっており、今回の実技試験に合格されたのです。
これで当事務所、本職も補助者も2級FP技能士ということになりました。普通の司法書士事務所からはまた一歩遠ざかってしまった気もしますが、もちろん大変嬉しいことです。
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いつも楽しく拝読させていただいております。初コメントです。
FP業務第一段として、先生のFXの手法の公開希望です。
これはちょっと違いますかね?(笑)
投稿: 元昭和区民 | 2010年7月 2日 (金) 21時08分