相談支援に行ってきます
今日の東海ラジオのCMで、ついに在京某大手法律事務所が労働紛争の依頼を集め出したことを知りました。
…ふ~ん。で、電話対応をコールセンター運営会社に外注するのは、もうやめたんですかね(冷笑)
しかし!商売上手なN弁護士の事務所がいよいよCMを打ち出した、ということは労働紛争はもう、債務整理に飽きた商人事務所の草刈り場になったのだ、ということは認めねばなりません。
さらに残念なことには、おそらくこの分野で司法書士は対応能力を失っています。さしたる研修をやってきたわけでもなく(連合会主催の研修で、『労働紛争には安易に参入してはいけない』って講師が言ったって…何かの都市伝説ですかそれ)経験を積んできたわけでもないこの分野では、職能集団の大勢としては弁護士にぶっちぎられて挽回の余地なし、であるはずです。少なくとも、『儲けが出やすい』依頼については。
もちろん上記の事務所が債務整理の世界で(業界内でも巨大掲示板でも)決して敬意を払われていないところから類推して、労働紛争でも結構な人達が選別されて見捨てられていくのだろうとは思います。どうせ数年で別業務に転進されるだろう、とも。集客力は極めて大きいものの、儲からないことは決してやらない、というのが最大の安心材料なんでしょうね。逆に、証拠がしっかりしている・請求額が大きい・相手が大企業といった『ちゃらっと儲かりやすい』事案が結構な数持ってかれるだろうことが懸念材料、というべきなのかもしれません。
そうした大きな流れにほんのちょっと棹をさしてみるために、明日は豊田へ行ってきます。
以前勉強会でお伺いした司法書士さんの事務所から、その事務所で労働紛争について相談をやってみてくれないか、というオーダーが入ったのです。もし何らかその事務所で法的手続きを受託するならば、僕も何かの立場で関与することになるはずです。ひたすら黒子に徹して司法書士さんの支援を行うもよし、以前やったように司法書士団を結成して申立書の欄外に記名と職印をずらっとならべるのも楽しそうです…弁護士さんたちみたいで(笑)
一つの労働紛争で実在する事案に後見的に関与して、僕が持ってる芸をほかの司法書士さんに残らず伝授してしまう、というのはなかなか悪くないやりかただと思っていますので、今後もこうしたご依頼には積極的に応じたいですね。
ちなみにその、他事務所内相談支援の報酬は
2時間4000円+そこまでの交通費、です。よく考えたら出張料金を2000円ほど取っていい料金体系を持ってたはずですが…
忘れました!
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