継続が力になるのか、力があるから続くのか?
遠方にある某同業者のウェブサイトを見て、思わずのけぞりました。
自己破産の書類作成報酬が、いつのまにやらウェブサイト作成時の半額以下になっています(失笑)
もともと営業バンザイ的なお方と認識していたのですが、機を見るに敏というか総量規制の次にくる何かをとらえてしっかり対処し、同地域の同業者に一歩先んじる経営姿勢はさすがです。
…もちろん、尊敬も共感もしません。
いいことか悪いことかはなかなか微妙なのですが、結構込み入った依頼が一件キャンセルされてしまった今日。ちょっと仕事する気が失せてしまったので検索エンジンで少々遊んでみました。開業直後~3年くらい前までに関係のあった人をいくつか検索してみたのです。
ある社労士さんは、どうやら情報商材の販売に大傾斜した事務所を作ってしまっています。というより事務所のウェブサイトが消えて情報商材の販売サイトだけが残ってる、と。
ある調査士さんたちは、コンサルタントやら不動産屋さんのウェブサイトを新しくお作りになられたご様子。
いずれも数年前の彼らを知った目でみると、かなり恐ろしいものがあるな、と思う一面で、これらのウェブサイトの大部分はどうせ3~5年で消えるさ、とも思えてきます。
ところで自分はどうなのか、と振り返ってみると?
創業以来ずっとおんなじことをおんなじような料金体系でやってます。ウェブサイトの大改築を一回経験してはいるものの、各コンテンツのURLは同じだから創業直後のお客さまも普通にたどり着けるはず。上記各事例のような断絶はありません。
司法書士業界で労働紛争の解決という分野が決して儲かっても流行ってもいない(せいぜい件数が少々増えてる程度である)ことは論じるまでもなく、適当なウェブサイトをでっちあげて広告をばらまけば依頼があるという状況でもないなかで我ながらよく生きてるよな、とも思えてきました。
ですが一向に儲からないこの事務所(笑)。力があるから生き残った、というより、ともかく生き残ってたら力がついてしまった基幹業務である労働紛争解決支援はこのままライフワークであり続けるとして、この分野をもっと増強するべきか(←これ以上どう『増強』するの、という向きもあるでしょうが…さらに戦力を増やしたい)、今年中には手に入るであろうFP2級の資格を活かして間口を広げるべきなのか、かなり迷っています。着手金額の最低額を決めずに簡易裁判所における訴訟代理業務に徹したらどうなるか、というのもちょっと興味があります。10万円の請求訴訟を着手金6千円で訴訟代理する、とか。別に過払いに奔走する同業者さんへのあてつけではないのですが、せっかく国家から預かっている簡裁代理権なんですから、もっと制度設計者が期待する方向で使ってあげたらどうなのか、とも思うのです。
さてさて、FP2級の試験まで、あと約1ヶ月。丁度よく込み入った依頼が軒並みキャンセルになったところですので、来月までは受験勉強を優先順位の第一位にするとしましょうか。数年後に僕が簡裁訴訟代理人やら独立系ファイナンシャルプランナーとして大成するか、よりは来月の試験の結果に重大な関心があります。いずれにせよ、楽しく続けているうちに力が自然とついてくる性格のものであるはずです。
…あれ?何行か前に『儲からない』とか言ってたような…結局どっちに行っても儲からなさそうだ(苦笑)
最後に、来週あたり一回、関東地方に臨時の出張を実施します。出張相談は可能ですが、日程は未確定です。相談ご希望の方はお問い合わせください。
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