研修資料ができました…が
僕の補助者さまがいくつか持っている長所の一つに、他の人が書いた文章に対する感受性が高いことが挙げられます。
採用時には気づかなかった(苦笑)彼女のこの長所に結構助けられているのですが、同業者さんのウェブサイトやブログを分析させると結構辛辣だったりもします…僕と面識のある同業者のみなさま、気をつけてくださいね。
さて来週実施する、司法書士会他支部の研修に供する資料ができました。本文19ページ+別紙12枚で時間は2時間、時間調整する(できなければ端折る!)ための部分が入ってこのボリュームです。これを補助者さまに校正に出しました。すると?
………
………
妙な静けさが、となりの補助者さま執務室から漂ってきます。
………
………
待てよ?これは!
内容を味わって読んでませんか?
あくまで誤字脱字句読点の正否を中心に、日本語の文章としての体裁をチェックしてくださいね、とお願いする僕を例によってあっさりいなして書類を読み続ける彼女。さらに数分間が、静かに経過します。
ややあって補助者さま、なんだかおいしそうな顔をして感想を告げてきました。
-いつもの文章と違いますね-
当ブログやウェブサイトの文章と違って楽しくな~い♪というのです…なんて贅沢な(苦笑)
そりゃ確かに、おっしゃるとおり楽しめたほうが頭に入るとは思うのです。それを志向してコンテンツを書いてることも確かです。ですが僕の技量は年金問題を楽しく講義するところまで至ってません!というより、研修や勉強会をどれか一分野でも『楽しく』維持できる司法書士が愛知県内にどれだけおりますことやら。
ご指摘のとおり今回の研修教材は、あくまでも世間一般の司法書士さんを対象としてお行儀よくお行儀よく粛々と研修を行うために作成したものでして、1mmも遠慮のないオーダーを課すクライアントを1mmの遠慮もなく迎え撃って作成したものではありませんし、受講者からみて講師が脅威だと認識されるようなものでは全然ないはずなんです(笑)。ただ、そのお行儀よい自主規制をあっさり読み取られるのもちょっと複雑な心境があります。
結局校正依頼をかけたその原稿、なぜか補助者さまがおいしそうな顔をしておうちに持って帰ってしまったのですが、特に修正箇所はないようです。あ~あ。
ところで先ほど、来週当事者尋問がある労働訴訟の敵側担当者の陳述書がお客さまから送られてきました。訴訟代理人が辞任後新たな弁護士が着いた最初の書面ということで、少しはおいしくいただけるかと期待して分析にかかったのですが…
無意味な書面に思えてしまい、少々困っています。
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