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1mmも遠慮しない、というオーダー

 そのお客さまから来たファクスには、標題のとおりとっても強気なお言葉が書いてありました。なるほど、要望事項がずらっとならんでいます。

 ふっ。相手にとって、不足なし(笑)

 さてさて今回のミッションは、これまた少々変わっています。市外のある同業者さんの事務所に出向いて、そこの先生方相手に個別的労働紛争に関する学習会を行え、というご注文です。同業者さんに対する労働関係の研修は一昨年、隣県へ出向いて実施したのですがやっぱり一度あることは二度以降あるものなんでしょうね。昨年は司法書士会支部で年金に関する講師になったことがあり、案外年に一度はどこかでお座敷がかかるのかもしれません。

 とりあえず受託にあたっては、研修終了後何か食べさせてくれるという条件を確保しつつ、あとは依頼人も事業主である以上クーリングオフされることはあるまいな、と値踏みしつつ喜んでお受けすることにしたのですが(←冗談ですもちろん)、どうせでかけるからにはお客さまの要望を満たしながら、何か楽しめる趣向を持ち込まないといけないな、といろいろ考えているところです。

 せっかく小集団での研修ですので、実際にあった(もちろん、権利関係が錯綜して登場人物も多くて同時に複数の手続きを取らねばならず某テラスの相談担当者はアッサリ匙投げたような)事案をベースにして、それがどんな相談からはじまるのか、何を聞き取りどう動き結果としてどうなったのか、の過程をお客さまの要望があるところを厚めにして話してみようか…と、これまでの事件のファイルを漁ってモデルになるものを選定しています。あとは選定した事案をもとにして復元した相談の内容を事前に先方に送り、ご自分ならどうされるかを少々考えてもらって実施日を迎える感じにしてみましょう。

 昨年から僕の身の回りで、司法書士業界(単位会)が労働関係の能力を向上させようと動き出す話しが少しずつ入ってきています。愛知県でも隣県でもそうした動きがあると聞いています。一方で社会保険労務士会でも、各支部の研修で、労働紛争について弁護士を招聘して研修をしようという企画が出てきています…以前敵に回した弁護士さんが東京から呼ばれてくる企画を見たときにはちょっと笑ってしまいましたが。

 もちろん、そうした動きのなかであるものは継続せず沙汰やみになるでしょうしあるものは実際に定着する方向で動き出すでしょう。ただ一つ言えるのは、知識をひろめる手段として数十人規模の受講希望者を集めて適当に2時間程度研修を設定してハイおしまい、ということの繰り返しであれば常にほぼ無意味(少なくとも、そうなる可能性が大であることを自覚して実施すべきだ)、ということです。出席者は寝てても単位が取れるし起きてても思考停止状態でOKなわけですからね。そういう講師の依頼なら多額の迷惑料を請求せねばなりません(笑)

 でも今回はその真逆を突いてきた、ということで、この発想に至った経緯にも興味があったりします。これまでの『少々変わった』初めての類型の依頼たちに対してやってきたのと同様に、思い切り品質の高いサービスを安値でぶつけて反応を見る、という作戦で行ってみるとしましょう。こちらも、1mmも遠慮せずに仕掛けてみます。お楽しみに?

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コメント

ご無沙汰しています。 
久しぶりに書き込みさせてもらいます。
ブログはいつもチェックさせてもらっていますが、相変わらずパワフルに全国駆け回っていますね~~。
僕の方も得体の知れない仕事を負けじとこなしている毎日です。

表題の勉強会は羨まし過ぎですね。僕もちゃっかり参加できたりするのでしょうか?(もちろん、受講生として)

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