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一部手書きがよいのでしょうか

 今月は当事務所に2名の求人応募者がおりました。

 で、二人とも『面接せず』。書類のみで採用見送りとしました。

 べつに月単位で複数名の応募があるわけではなく、今年度に入ってからは3名の応募があったきりです。これらの決して多くはない応募書類を見てきて思うのは、文章を読んで『この人になら会ってみたい』と思えるものはほとんどなく、まして筆者の誠実さを感じさせるものはさらに少ない、ということです(その希少な例外が、現職の補助者さまです)

そりゃてめーの事務所が住所不定業務不詳の零細事務所だからだろっ!応募してくれる人がいるだけありがたいと思えっ!

という突っ込みをかけられる余地は多分にありますが、それはさておいて。インパクトのある文書の作成というのは、ほんとうに難しいのです。で、この一冊。

 デジタル全盛のこの世の中、一部を適切に『手書き』することによって、柔軟で効率的な業務処理とよりよく相手に意思が伝わる文書の作成ができるのでは、という提案がなされています。僕も今月から簡易裁判所における代理権が使えるようになった結果、裁判外で代理人としての催告書通告書警告書云々…を作成する機会がずっと増えてくるなかで、そうした文書を敵対側にもある程度読んでもらう・意図を伝え貫徹するにはどうしたらいいのだろう?ということをいろいろ考えておりまして、この本で紹介されている『書類の一部を手書きすること』は、一つの採用すべき技法になってくると思います。

 当事務所の求人への応募書類も、せめて履歴書の署名欄くらいは肉筆で書いてほしいものですね。上記の本に書かれているとおり文書のごく一部でも自署されていると、そこから読み取れる情報は非常に増えるし、そうした読み取りどころがないと

じゃあこの大量生産可能な履歴書、他にいくらでも送りゃいいじゃん

 という突っ込みをしたくなってしまうのです。勝手なものですね。

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