フォト
無料ブログはココログ

« 葛藤もあれば欲望もある | トップページ | 訴状、北の国へ »

大阪で見た興味深いもの

 昨晩、奈良県宇陀市内で山火事が発生していたことは読者のほとんどの方がご存じないと思います。たまたま現場と時間が、昨日20時大阪難波発のアーバンライナーを非常停止させるにぴったりなものだったらしく、全面展望のよい先頭車両からは火災現場が見えたとか。

 おかげで大阪からは、所定より50分ほど遅れて帰ってくることになりました。やってる仕事は見方によっては借金体質な敵対者をさらに追い込む面がありますが、だからと言って依頼人にかわって天罰を受ける代理権はないはずなんですがね。

 さてさて、どこかに出かけた先の公共交通機関で、債務整理の広告を探すのがすっかり癖になってしまいました。大阪市営地下鉄は素晴らしい状況になっています。

4扉車の、扉と扉のあいだ(扉が4箇所あるので、扉の間は3箇所)だけで債務整理の広告が4枚出ています。この区画にのみ集中したのだとしても、一両では8枚以上出ているようです。

無遠慮に比べてしまうと、これが京阪電車なら一両に1枚か2枚。

東急電鉄なら一両に1枚か、ゼロ。阪急もそのくらい。

東武・阪神は、一両に3~5枚。東急や阪急から見れば多い方だと思います。地域格差と言っては身も蓋もないけれど、並走したり相互乗り入れしたりしてるとつい比べてしまいます。

ちなみに名古屋市営地下鉄は一両2~4枚でしょうか。福岡市営もほぼ同じ。

明らかに大阪市営地下鉄の、あの債務整理の広告の多さは顕著です。それも、ここ1~2ヶ月で新しく広告戦線に参戦した司法書士事務所がある感じ。扉と扉の間の壁面の広告は、

債務整理-英会話-おまとめローン-債務整理

みたいになってます。あきらかに同時に視野に入る位置に同一の業種の広告を入れてしまっていて、これでは広告効果も減殺されやしないかと思ってしまいますが、結局そうでもしないと(つまり、ひたすら広告を増やさないと)依頼が取れなくなってきた、ということなのかもしれません。

なんとなく、バブル崩壊直前の競争あるいは狂騒を見ている気がします。この事務所のウェブサイトに出してある広告にはときおり弁護士法人A(先月名古屋に事務所(彼らは支店と言いますね)を新設された、あの法人です)のPPC広告もありますが、この宣伝文句に新しいものが出てきました。曰く『過払い金が返還されなかった場合には着手金を返金する』というもの。一見すれば良心的。しかし。

 裏読みすれば、依頼件数はきっと膨大なあの事務所でも、そろそろ過払い金奪取に失敗する可能性に備えておく必要を感じているから、そうした表現になったのではないか、と考えてしまいます。

 難波に行ったときにはなるべく向こうのジュンク堂に寄って法律関係と投資関係の書棚の配置をチェックします。上記の認識で見たからかもしれませんが、債務整理関連の素人向けの本がいささか書棚で場所を狭めてきた気がします。

 さらに楽しいのは投資関係の書棚です。みるからに単純な現物株投資を得く本(『タコでもできる株式投資』とか、そうした軽いタイトルと内容の本)が目立っていたのは昨年春あたりまでで、このあたりから夏にかけて書棚における勢力を減らしてきてリーマンショック発生、その後、その場所の本は去年までの『主婦が株式で10万円を1000万円に増やした必勝法』から『フリーターでもできるFXで5万円を2億円にする黄金律』といった方へ、つまりFX・CFDといった差金決済取引を安易にすすめる本が本棚で異常に増えています。

 するとそろそろこっちも…間抜けなゴミ投資家が軒並み吹っ飛ぶような大事件が勃発するのかもしれません。投資をすすめる素人誘惑本が書棚にあふれるようになったら相場もそろそろ手じまいを考えることにしています。もちろん差金決済取引では売りから入ることは可能ですので単に相場が大変動しただけでは、誰かが大損するぶん反対のポジションを持ってる誰かが大儲けできるだけ。

 さてそうすると、差金決済取引をしている投資家が打撃を受けるような相場の動きってなんだろう?

 いろいろ考えてみたら、強烈な乱高下を演じて結局もとの価格水準に戻ってくれば、ストップロスや強制ロスカットでたくさんけが人が出そうです。まさかね、とは思いながらも、あの本棚とあの広告は、饗宴のおわりを告げているような気がしてなりません。とりあえず先週、手持ちの株で利益がでているものをあらかた処分して、あとは塩漬けするもの(失笑)と株主優待がもらえればよいものだけにしてあります。

« 葛藤もあれば欲望もある | トップページ | 訴状、北の国へ »

旅行書士 業務日報」カテゴリの記事

コメント

この間の携帯のニュースでこの十年間で借金苦に自殺した人が三千人に達成し、そのうち最高裁がクレンゾーン金利を認めない過払い金返還を認めると決定してからのこの二、三年年間に自殺した人についてはその殆どが生きていて訴訟を起こしていれば過払い金が返還されていた大変残念なケースであったと出ていました。うちの母も鈴木さんにお会いするまでは『借金苦に自殺する人の気持ちがよくわかる』と度々口にしていました。もし鈴木さんにお会いしていなければうちの母がこのニュースの残念なケースになっていたかもしれません。今は『世間様程貯金はないけど借金の無い生活が物凄く幸せ』と口癖の様です。多重債務者を騙す悪い司法書士さんや弁護士さんもいるようですが鈴木さんの様な正義の味方的司法書士さんにもっともっと頑張って頂いて一年前のうちの母みたいな苦しんでいる方々を助けてあげてください。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大阪で見た興味深いもの:

« 葛藤もあれば欲望もある | トップページ | 訴状、北の国へ »

2021年12月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31