重量半分速度1.5倍 お値段は…
新しい中古のキカイを導入しました。6年前から使っていたA3判対応のフラットベッドスキャナを更新することにしたのです。
更新前まで使っていたEPSONのES-6000Hはドキュメントフィーダ付きでヤフオクでの落札価格が当時10万円。今回例によってヤフオクで落札したES-7000Hはドキュメントフィーダはないものの、LAN対応のボードを装備して、たったの2万円です。出品者さんがなんらかの錯誤に陥って即決価格の設定をなした可能性もありますが(笑)右から左へ転売して1万数千円の差益を得るよりはうちの事務所で向こう数年、おとなしく働いてもらうことにしました。
昨日導入と設定を終えた当事務所ひさびさの大型新人はなかなかの働きぶりを示しています。いちばん利用頻度が高いA4判グレースケール300dpiでDocuWorksへ文書を取り込む際には、ES-6000Hでは24.8秒かかっていたのがES-7000Hでは14.9秒まで短縮してきました。ドキュメントフィーダがなくなったこともあって、重さは30kg弱から13kgほどに減少。これで移動の際に腰を抜かす心配をしなくてすみます。A3判の文書を連続で取り込むことはほとんど無いため、別に高速なA4判対応シートフィードスキャナを持っていればドキュメントフィーダを装備していなくてもよい、と思ったのです。
が、しかし。
零細企業の常でしょうか。はたまたマーフィーの法則でしょうか。従前のスキャナを片付けたその日から、A3でスキャンすべき紙がわらわらとでてきました。
事務所にたまった創業以来の事件袋を電子化して一掃する作業が佳境を迎えており、それらの中にお客さまが資料をコピーする際にA3判で渡してくれたのが…文字通りわらわらと出てきたのです。なるほどA3でもA4でもコンビニのコピー代は10円ですねぇ。
う、うらみようがない(汗)
今回の事件袋電子化計画では延べ数千枚の単票を片っ端からスキャンしていくことになっています。kodakのA4シートフィードスキャナが一枚3秒弱で片っ端から読み込んでくれるおかげでなんとか実施できる計画になったのですが、それでもあと何日かは補助者さまにがんばってもらう必要がありそうです。
さて首尾よくOCR化を終わって全書類を収容できれば、全文検索可能な裁判事務ライブラリーができるはず、です。労働紛争における訴訟代理人の言い訳だけで単行本一冊にはなっていそう。そのほか是正勧告書から法人の民事再生申立書、果ては勾留状にいたるまで溜まりに溜まった書類たちを、あとはどうやって活用したものか。またゆっくり考えるとしましょう。
今回つかったのは、DocuWorksの前のバージョンです。終了した事件のファイルはすべて一フォルダに展開してOCR化することで、全文検索を可能にしようと考えています。
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