そこじゃない、んですが…?
先月導入したインクジェットプリンタ(Officejet Pro K5400dn)は、どうやら30%~50%の確率で印刷出力に失敗するようです。事案はいろいろです。
- 用紙が詰まり、インクヘッドが詰まった用紙に衝突
- 印刷はするが用紙に縦皺が寄る
- 印字ヘッドがずれており補正できない
- 用紙重走
発生頻度の順にならべると、ざっとこんな感じ。いよいよ修理依頼の電話を、ユーザーサポートにかけてみました。
この手のサポート部署にはめずらしく、スリーコールでつながります。プリンタの用紙詰まりで困っている、と話したらオペレータ嬢、よくあることよと言わんばかりにこうおっしゃいました。
「プリンタの後ろについている自動両面印刷装置をはずして、その部分の4つのローラーを掃除していただけませんか?出荷の際に、そのローラーに薬品(離型剤か?)が残ったままになっていて、それが原因で紙が詰まることがあります」
…なるほどね。でもさお姉ちゃんよ、あんたこっちの紛争の詳細も聞かずに回答したけど…
「なるほどわかりました。ところで紙詰まりは、自動両面印刷装置が正しく用紙を送った先で発生してるんですが、その掃除は必要ですか?」
沈黙。
ややあってオペレータ嬢、粛々と故障機回収・交代機配達の手配を始めました。明日の午前中をもって、このプリンタとはお別れです。
ところで、当事務所に労働相談のお問い合わせをされる方にも『自分に都合のよい条文や判例は発見できる(そして、それが適用されると確信する)がその適用や手続きの妨害のしかたはわからない』という人が結構いらっしゃいます。それこそが素人の限界なんですが…まず自分の知識で物を言ってみる、というのはメーカーのユーザーサポートでもやるんだな、としみじみ納得しました。ただ今日のオペレータ嬢の引き際は、なかなか見事です。
このメーカー、修理が必要なプリンタが発生して回収の判断が出た場合、交代のプリンタがやってきます。こいつがそのまま動くならそれを使え、ということなんですが…
支障が出たら、返品します。プリンタが無事に印字したら嬉しい気分になる、というのはオーナーとしてどこかおかしいと思うのです。
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