それは故障ではない!
ご家庭や事務所でLANを組んでおられる方は多いと思います。たまにネットワーク周りで支障が発生するとその存在をあらためて意識させられるのは、ルータです。
この事務所にもルータがあります。4年半ほど前に中古で買った奴が。
お前の事務所には中古でしかも数年前に導入した機材しかないのかっ!
という突っ込みが当ブログ閲覧歴の長い方&お客さまからしょっちゅう入るのですが、そうだと答えたうえで先ごろ乱心して新しいプリンタを購入したが天罰を食らって返品に至った、とご説明申し上げて沈黙に追い込んでいます。
本職の気風をよく反映して気分で動き、気分で止まる事務所の諸機材たちの支障およびその復旧はこのブログで、そろそろ一カテゴリーを作ってもいいほどのネタなんですが、さてここ数日でルータが気分で仕事をするようになりだしました。現象は
- 電源を入れたら通常通り、自己診断を経てADSLの接続を確立します。
- ルータの配下にあるPCやファクス・プリンタには、IPアドレスを付与しません。
- よってLANの全機器がネットワークに接続できない状態になります。
- 20分ほどそのまま静かにおいておくと、ルータはおもむろに配下諸機器にIPアドレスを発行します。
先月までは電源投入からIPアドレス発行までは1分ありゃ済んでいたのですが、それは忘れたほうがよいようです。
話しにはつづきがあります。先月まではこの事務所のネットワーク構成は、
- ルータのIPアドレスが 192.168.0.1
- ファクスが 192.168.0.2
- 各PCに 192.168.0.3~7
でした。それが今週初めにはファクスのIPアドレスが
192.168.0.8
水曜日には
192.168.0.15
木曜日には
192.168.0.22
そして、昨日
192.168.0.100
どうやら夜のうちに電源を切って朝再投入するごとに、これまで発行したIPアドレスとは違うIPアドレスを発行したくなっちゃったらしいのです。
所見。
上記の限りにおいてLAN内外の接続に支障はないので、故障とはいいません。IPアドレスを使い果たすまで使用続行(苦笑)
今日はヤフオクで1000円で買ったFMトランスミッタ(MP3プレーヤなどの音源から取り込んだ音声データを微弱なFMの電波に乗せて飛ばし、自動車や家庭のFMラジオで聞けるようにする装置。手のひらほどの大きさで品質とお値段はピンキリ)が家にやってきました。
さっそく電池を入れて音源につなぎラジオをつけてみます。
受信できません。
ネタでありすぎます。半ばうきうきと押し入れから精密ドライバを取り出し、中をあけてみます。仔細に眺めてみると。
腹部に負傷した電解コンデンサが一つ発見されました。マニアックなウェブサイトで調べた結果、国内E社製の写真と一致。
東証第2部上場のこの会社の株は買うまいぞ、と肝に銘じつつさらにテスターを出してきます。抵抗測定モードでテスターリードを当ててご機嫌をうかがってみると、針が少し揺れます。他の健常に見えるコンデンサ達も同様です。
さらにDC3V測定モードにして、他の健常なコンデンサに当ててみます。一瞬針が振れて、さきほど抵抗測定の際に充電されたのが放電されたことがわかります。
負傷したコンデンサは…テスターの針はピクリとも動きません。しっかりとお亡くなりになっています。
ですがこれ自体は同スペックのコンデンサに交換すればおそらく治るということで、要修理物件ではあるもののこの程度ならば故障とはいいません。
そういえば今回つかったテスターは、中古ではないのですが小学校4年生のとき父に買ってもらったものです。
もしこいつが気分で仕事をしていたら…?
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