あると便利な?ノベルティグッズ
久しぶりに、僕も反訳書を作ることになりました。労働訴訟の証拠にします。
とは言っても30秒の留守番電話のメッセージが二つだけ。留守電だから周囲のノイズが入ることもなく、音源としてはほぼ理想の状態です。
さて、録音の結果を証拠として出すときにはつぎのようにします。
- 録音した音源から複製をつくる。裁判所・被告・原告用と、同じものを三つ。これを甲第●号証の1と付番する。録音媒体はカセットでも音楽用CDでもよい。裁判所によってはMDも可。かならず、ラベルに事件番号と証拠の番号を書いておくこと。媒体の種類については担当書記官と調整して決めること。
- 音源の内容を文字にして、反訳書を作り、甲第●号証の2と付番。反訳書は必要により、録音の時間・発言者を書いたり、僕は重要なところは赤字でゴシックで四倍角にしてみたりします。この辺はお好みで。
- 証拠説明書は必ず同時に添付します。作成日と立証趣旨がわかりにくくなることが多いためです。
これだけやっておけば本人訴訟でも、どこの裁判所でも嫌われることはありません。(証拠調べ当日にポンと出したら疎んじられることは、ほかの書証でも同じです!)
さて当事務所では、録音を提出するときには音楽用CDにしています。どこにでもプレーヤーがあること・音質が劣化しにくいこと・録音時間がわかりやすいことが長所です。
で、作成した準備書面5枚+書証7枚+証拠説明書1枚+CD2枚をいざ発送しようとしましたら…
はて、せっかく焼いたCD-Rを入れるケースがありません。もともと20枚●百円の某国製CD-Rですから一枚ごとのケースがないのです。
ごそごそごそごそ。引き出しやら押し入れやらをひっくり返してケースか緩衝材になるものを…探します。すると。
大きさがぴったりな、不織布製の白いものが出てきました。幅12センチ深さ14センチのポケットのような形状で、上部にはフックを引っかける穴が空いています。こりゃいいや♪と手に取りかけて、ハタと手をとめました。
その製品には、こう書いてあります。
SHOE SHINE CLOTH
●●●● HOTEL
う~ん。さすがに靴磨きにCDを入れて送りつけたら被告代理人も怒るかしらん?一回やってみたいのですが、今回敵に回している訴訟代理人さんはそこまでどうしようもない奴ではありません。むしろ仕事ができるお方のようであります。
しょうがないので残り少ない樹脂製ケースを二つ、西のかた●●地裁に旅立たせることにしました。願わくばそれだけの成果が、ありますように…ってうまく当たれば何十万円かの和解金をつり上げることができるはずですが。
もしちょっとしたビジネスホテルかシティホテルに泊まる機会があれば、見てみてくださいよ。
クローゼットの中に、必ずこのCDケースが、一つか二つぶら下げてありますよ?
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