無駄!な警戒。
ジャンボ宝くじほどではないにしても、忘れていた社会保障あるいは民間生命保険の給付の申請で結構な金額の一時金を手にしてしまうお客さま、というのはあるものです。それこそ新築のマンション一戸買えるくらいのお金を。
一方で、なにかのきっかけで中古のマンション一戸買えるくらいのお金を手にした人が、それをきっかけに新たな紛争に巻き込まれる、というお客さまもいます。せっかく2億円当てても殺されてしまったらどうしようもありません。しかし、それより一桁少ないお金がある日突然入ってくる、という可能性が決して非現実的ではないということは、たとえば漢字系生保のくだらない生命保険の保険証券を一瞥すれば、容易に想像できます。
発見できればお客さまにはとても感謝され、かつ契約条件によっては結構な報酬を手にすることもできるのですがこうしたお金、僕はこう呼んでいます。
一生遊んで暮らすには不十分だが、生活を持ち崩すには十分なお金
と。
先日、ある社会保障制度からそうしたインパクトをもつ金額の入金があったと連絡をされたお客さまがありました。相続がらみの事案なので他の相続人に対する分配処理の方針を指示したら、そのお客さまから…
返事がありません(汗)
3日後メールを再送しても返答なし。さらに2日後再々送しても返答なし。1日後電話しても…つながらず。
さてさてこのお宅、ちょっと状況が複雑です。あと1日待って何の対応もなければなにがしか事件性を視野に入れての現地調査に赴くべきか?
悶々としていたら、今晩になってようやく電話がつながりました。
生きていてくれたんですね、と口を滑らせそうになったことはとりあえず伏せて話しを聞けば、単にメールチェックを一週間やってなかった、とのこと(脱力)
変な言い方かもしれませんが…
お客さまへの多すぎる入金の実現、というのは、時として無用の心配事をこちらにもたらします。嬉しいような、そうでないような。
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