臨時の出張を実施します
遠隔地なのに依頼が途切れない・途切れにくい地方があります。労働事案のはなしです。
関東ならば、なんと言っても埼玉県。ここからの依頼件数だけで千葉・神奈川・茨城・栃木県からの合計依頼件数に匹敵し、さらに埼玉県内のK市からの依頼が埼玉県内発の依頼の4分の3を占めています。ちなみに群馬県からの受託実績は皆無です。
東京都下からの依頼件数はそう多くない(上記のK市からの依頼件数より少ない!すごいぞK市!)のに対して、関西では大阪府からの依頼が年間を通して一件は続いています。今年は7月に一件終了して8月に依頼0件となったものの、9月に一件新しいご依頼をいただきました。これまでには京都府・奈良県からの依頼はあったものの、和歌山県からは皆無。ちょっと不思議なのは兵庫県からの労働紛争のご依頼がありません。ここは敵側当事者の所在地なので結構頻繁に通っていたのですが。
中国・四国地方では広島県から、時折思い出したように面談の要請が入ります。年に1回あるかないか、ですが広島県は僕にとって特別な場所です。県外への出張要請をはじめて受けた目的地が広島県労働委員会のあっせん手続きだったため。言ってみれば旅行書士揺籃の地(笑)ですが残念ながら、他の各県からの労働事案の依頼を受けたことがありません。
…で。大遠距離のはずなのに年に一度はお招きがかかる不思議な島が九州です。熊本県以外の県からは何かで一度はご依頼をいただいたことがあり、その内容も労働紛争から不動産登記・債務整理・保険・年金と、まぁいろいろ。東北・北海道地方からのご依頼が皆無なのと全く対照的です。
その九州へ、先月・今月と出かけたところなのですが、もう一回出張実施となりました。目的地は福岡県、実施時期はおおむね2~3週間後を予定しています。九州島内では初めての、地方裁判所へ提出する労働事案です。これは素直に嬉しいので、普段であれば書類作成開始の際の料金として請求額の5%程度をいただいているところを4%弱に押さえ込み、実質的には交通費の負担をもとめずに事前の面談を設定することにしました。この1%の差額でだいたい交通費を払えるだろう、と。
そうまでしていちいち会いにいく意味あるの?と全国対応を標榜する債務整理がご専門の事務所の関係者から首をかしげられたこともあります。これはもちろん、法の規定にのっとった本人確認という意味もありますが、本人限定受け取り郵便やら印鑑証明書のやりとりで依頼人の何がみえるのか、僕から見れば連中の商売のほうがよっぽど腑に落ちません。もちろんそうしたやり方をするひとがいるおかげで助かってる人がたくさんいることはわかりますが、やっぱり実際に面魂を拝んだうえで話しをしてみないと、事務所が単なる『書類を作る・手続きをする装置』と思われてしまいそうな気がするのです。
もちろん、委任状にハンコついて発送したら督促が止まって借金がなくなって過払い金が帰ってくる『装置』や望み通りの登記申請が完了する『装置』の需要は今はたくさん存在しているのですが、そんな装置だったらいくらでも取り替えがきくわけだし、現にそう宣言する人は、リアルな世界では不動産業者・ネットの世界では某巨大掲示板あたりにいくらでもいそうです。そういえば以前働いていた行政書士事務所では、本職が補助者に「スペアはいくらでもおるんやからな」と言い放ってましたっけ。でもその事務所、いまだにご健在です(嘆息)
たぶん、そんな本職をみてしまったことへの反感があるのだと思います。その本職が好んだ「顧客に会わずに手続きを完了する(そのためには、有印私文書偽造およびその行使も当然に可とする)」のとは全く逆の考え方をとって『受託時には面談必須!関東でも九州でも例外なし!』と宣言していたら…
九州へでかけることになった前の日。
実はもう一件、新たな依頼のご希望が入ってきていたのです。
埼玉県から(うわ)
~ってなわけで。上記の九州出張の前に、いちど東京-埼玉方面の出張をすることも決まっています。これはたぶん、今週末から来週に実施します。
ですのでもし、東北本線大宮-鹿児島本線博多間で出張相談等ご検討の方、おいででしたらお問い合わせくださいませ。
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