PC-9821V200改装完了
先週末にハードディスクに異常を大発生させた当事務所のPC-9821V200。今日ようやく、すべてのシステムの再構築が終わりました。
普通の(モータをつかって回転板を回し、ヘッドで磁気情報を読み書きする)ハードディスクから、CF-IDE変換用のアダプタをつかってコンパクトフラッシュを利用するシリコンディスクへの換装を図った今回の改装工事。結果としては、以前のハードディスクを使用していたころとくらべてWindows98SEの起動に要する時間が5秒程度短縮され、電源ONからパスワードの入力要求までが40秒台後半といったところです。AthlonMP1200のデュアルCPU搭載機でWindows2000を立ち上げようとすると、同じく電源ONからパスワードまでが2分弱かかる…しょうがないからお茶を入れたり本を読んだりしてしまう、のと比べると、単にワープロ・表計算・ブラウザ・メールソフトを使う程度であればさっさと起動し静かに動作する(というより、ほぼ無音)PC-9821V200のほうが、やっぱり快適に使えるのです。
ではAthlonMP1200搭載機に、今回つかったCF-IDE変換アダプタを付けてみたらどうなるか?
実はこれを試して遊んだため、工事完了が遅れまして(失笑)
実際に使ったのは世田谷電器の『喜多見』(AR-IDE2CF402)。100%ウケ狙いであろうネーミングに惹かれたからではなく、この種の変換アダプタで発生する『交換後のディスクが、OSからリムーバブルメディアとして認識される』問題が回避されているからです。組み合わせたCFは、危なげのないところでTranscendの133倍速4GBのものを一枚。
で、結論からいうとWindows2000の起動も10秒ほど高速になりました。たぶん効果はほかのアプリケーションにも出てくると思います。が。
もともと起動時間がやたら長い(と、僕には思える)ため、それが10秒縮んだからありがたいとも思えませんで。さりとてCF2枚でRAIDを組んでみるほどのお金もなく、さしあたっては実験のみで終わることにしました。ただ、装着後のシリコンディスクは直ちにハードディスクとして認識されるので、Windows2000搭載機のシリコンディスク化を図る人には世田谷電器ブランドの製品はよい選択肢になると思います。
そういえば補助者さまが時折、僕のコンピュータ取り扱いの技量について『どうやったらそんな知識が身につくのか』と聞いてきます。
こうやって無駄な作業を繰り返すんだよ
と申し上げておきましょうか。この一回のためにわざわざWindows2000をインストールするのはなかなか無駄でした。
さて本命のPC-9821V200への装着はなにごともなく終了。もとのハードディスクが載っていたところに、粘着テープで変換アダプタを適当に固定します。最初にWindows98SEを立ち上げたときには起動に70秒以上かかり、ドライブA:は互換モードで動作していると言われて焦りましたがこれはインストールの仕方に問題があったため。僕は今回
- Windows98SEの起動ディスクを使って起動し
- 装着したシリコンディスクの領域を確保してシステムを転送し
- ついでに起動ディスクの内容を全部転送し
- シリコンディスクから立ち上げて、AドライブにWindows98SEをインストールした
ために、起動ディスクから写したautoexec.batとconfig.sysが邪魔になった模様です。さっそく書き直して、期待通りの速さに出会うことができました。
ただ、一つ気になったことがあります。
このCF-IDE変換アダプタには、ディスクアクセス時に点灯するLEDがついています。
これが、Windows2000搭載機に装着していたときにはディスクアクセスの際に点灯していました。これは問題なし。
ところがPC-9821V200に装着したら、
- 普段は点灯しっぱなし
- ディスクアクセスがあると思われるタイミングで消灯
という挙動を示すのです。まぁ、ご愛嬌ということにしておきましょう。放っておいてもある日突然大爆発、ということにはならないはずです。
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