宿題持って信濃路へ
松本を目指します。
大曽根6時26分発中津川行きは、中津川から先松本方面の接続が成立する一番早い列車です。
だからでしょうか。リュックサックを持った初老の男女が目立ちます。中津川からの列車でしばらくご一緒することになるはず。
日帰りの彼らより小さいかばんを持って、僕は3泊4日の旅を始めます。
道中で仕事はしません。ただ、応えるのが少々難しい問いを投げかけてきたお客さまがいます。労働紛争のお客さまから、しばしば放たれるそうした問い掛けに、僕はまだ答えを持ちません。
働く場において自分の権利が傷つけられたら、どうしたらいいのか?
といえばあまりにも簡単な発問は、時として『いかに生きるべきか』の判断を迫ります。
小綺麗で平板な原則論を口にして逃げるほど老化しておらず、さりとて自信たっぷりに進むべき方向を指し示すこともできず、かつての自分を追体験しながらいっしょに紛争終結を目指して歩き、考えることと言葉にすることを続ける因果な、でも素敵なプロフェッションへの宿題を、考えながら行きましょう。
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