労働訴訟の夏がくる?
未遂におわった名古屋市中村区への事務所移転騒動のしめくくりとなる珍事は、密やかに始まり唐突に終息しました。
僕がそちらの事務所への加入を回避した最大の理由は、実質的共同経営者の一人である非司法書士が作っていた債務整理の顧客誘致用ウェブサイトが、司法書士事務所のウェブサイトという形でありながら司法書士のチェックが及ばない態勢で作成されていたことを6月になって知ってしまった、という点にあります。それは絶対不可だよ、とウェブサイト作成担当者に伝えたのは先週中旬のこと。そりゃ誰だって、ウェブサイト上に無許可で自分の名前や写真が使われたら怒るにきまってます。
その裏で。
なんとなんと、そのウェブサイト作成担当者は僕の名前と写真を使ってその事務所の債務整理客誘致用ウェブサイトを6月8日の時点で勝手に公開していたことが判明しました。これが6月14日。
あいた口がふさがらないとはまさにこのことですが、試しにgoogleで『すずきしんたろう』で検索されると30位あたりにキャッシュが残存しているのを確認できるでしょう。向こう1~2日のあいだは、こいつがでっち上げた悪文の残骸をみることができるはずです。
現状ではgoogleキャッシュ以外では閲覧不能になっているからいいものの、削除要請に出掛ける時間を無駄に使いました。やれやれ、です。
ともあれ、これをもって事務所移転・合同事務所加入計画は廃止となりました。先週の時点では、数ヶ月後に事態が改善されたら再度前向きに検討する可能性もあったのですが、もうありません。ここ数日で何人ものお客さま・友人の司法書士さんが言ってくれたように、ゆっくりと健やかに成長していく道を、おそらくはこれまでより確かな足取りで、また歩いていけると思います。ひろこさんのコメントが、おおかたの心あるお客さまの思いを集約されています。どうもありがとうございました。補助者さまのコメントを所望されていたのですが、実は当事務所の優秀な補助者さんは既にその数時間前にコメントを放っています。事務所外でもいい仕事をしてくれます。
この二人の絶妙な間合いに接して、14日の朝は思わず一人で笑ってしまいました。ところでひろこさんは、我らが補助者さんの着任に際して少々複雑な心情をお持ちみたいですね…『残念』ですと?(笑)
まぁこの一ヶ月のように、特定調停のご依頼が列をなしてくる、ということはもうないのでのんびりやっていきたいところです。
なのに?
なぜか労働相談、しかも相当深刻な=訴訟になる相談が入ってきています。おそらくは7月末までに最低3件の新しい労働訴訟を起こし、あと2件程度は増えるようです。問い合わせフォームの発信状況と記載事項から、そう判断せざるをえません。補助者さんには当事務所の当事務所らしいところをおなか一杯味わってもらえるから、まぁいいかな、と考えています。
昨日は三重県青年司法書士協議会の研修準備のお手伝いに行ってきました。もちろん労働関係で、今月は急速に債務整理から労働へと舵を切り、そして加速しています。自分の回りに善意と見識の持ち主がたくさんいてくれることも確認でき、大変いい気分の週末でした。
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