いかん…面白くなってきた
債務整理が(爆)
昨日の記事に対して早速いただいたお客さまのコメントによれば、商店会系某ローカルカード会社が出してきたステキな取引履歴との苦闘はもう一幕設定されるとのこと、嬉しくて涙がでそうです。さしあたってはコメントありがとうございます、と虚空を眺めながら申し上げておきましょう。(た、たちくらみがっ)
この仕事の何がいいか、って代理権がないところがたまりません(うぇ)
ある意味卑屈になりかねないハンディキャップを負っての参入なんですが、それゆえに各金融業者の対応が実に個性的で法社会学的観察対象として滅法楽しいものがあります。
具体的には大手消費者金融A社の裁判外和解のご提案。僕は代理権がないのが売り(失笑)なんで交渉それ自体はまったくせず、会社側のご提案をありがたくうけたまわってお客さまに転送するだけ。
つまり必然的に、会社側の思惑『だけ』が出てくることになります。
このレート(過払い金元本に対する会社側提案額の割合)がここ三ヶ月で、80%強から75%弱に…漸減しつつあります。ただ代理権がないと断って意見を申し述べるのは勝手なんで、会社側の担当さんには
あっはっは!じゃぁ提訴って線を併せてお客さまにはオススメしておきますんで♪
と申し上げ、大抵の場合そのようにする、ことになります。つまるところ
イヤなら訴えてしまえ
という方針を貫徹して全然問題がない、まことにわかりやすい世界だと思います。
恋の駆け引きじみた腹のさぐり合いやら挑発行為やらなんやらかんやらを繰り返して少しずつ下準備を進めなければまず勝たせてもらえない労働事案は実はストレスフルな仕事だったんではないかと思えてきました(苦笑)もちろん労働事案の仕事を捨てることはしませんけどね。
ところで、昨日コメントをお寄せいただいたお客さまが住む南国某県には、まだあまり債務整理をおこなう事務所がない、とおっしゃるのですが…司法書士の同業者さんに言わせれば
そりゃ違うだろ
って感じでしょうか?ただ、お客さま方からそう思われちゃったという事実そのものは司法書士職能に対する頂門の一針なんだと思います…ハァ(溜息)
まぁ、そうした事務所の分布や選択のゆがみ(実際にはその南国某市にも、まじめに債務整理をやってる事務所はある…んだろうけど、僕のところにご紹介が来てしまう)は当分続くんだろうと思っています。そうしたゆがみはインターネットの普及で一層増大する=PRのうまい事務所がサービス品質にかかわらず荒稼ぎできてしまう、そうした世の中になるでしょう。
だから、と言うわけではないのですが、明日から司法書士業務において合同事務所を構成する事務所は、結構な集客能力を持っています。
リンク先ウェブサイトをごらんいただければ、今までの労働事案での僕の仕事を知っている人たちにはいささかの違和感を覚えるでしょうが…悪貨が良貨を駆逐しかねない危険性がインターネットにある現実を直視して、しっかりと彼らの集客技術を学んできます。あるいは変節してそっちの世界の住人になるのか、自分のものとして使いこなしてこの呑気な事務所の戦力をさらに向上させることに成功するのか、それは来年の今頃には明らかになってるでしょう。
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