無料相談 ばんざーい?
今週末は急行料金を収受して超特急運転した事案が一件と、速度料金は請求していないものの実質的に特急運転してしまった事案(いわば特別快速というべきか)が一件あり、当事務所へ訪問されたお客さまは5件8名、なんだか食あたりならぬ人あたりしてしまった気がします。今日でその繁忙も、なんとか一服。この事務所は平日のほうがヒマなのです。
さてその5件8名のお客さまのなかに、昨年10月に動員された無料相談会をきっかけに登記の仕事を受託した方がいらっしゃいました。県外の法務局への申請をゆっくりゆっくりと進めたこのお客さまの仕事も、ようやくおしまい。当初は交通費は1往復分だけいただく、という請求だったのですが…
もうすっかり少なくなってしまった『権利証』=紙の登記済証をお渡ししたら、お客さまがおもむろに鞄から封筒を取り出してきました。はて?
交通費の足しにでも、とおっしゃった彼女を送り出したあとで中味を覗いて…ちょっとびっくり&思わず最敬礼する旅行書士。ありがたいことに、青春18きっぷを一枚買ってお釣りが来るだけの心付けをいただいてしまいました。
実は。
昨年10月の法の日無料相談ではもう一件、ほかのお客さまから仕事を受託したのですが、この方からも正規の請求額に加えてお心付けをいただいています。
もちろん、当初見積もり額以上に請求することはないし費用の明確化という見地からすればそうした根拠のない(という言い方も可能でしょう)金員を収受してはならない、という見解もありうる、とは思うのですが…
もともとこの事務所の不動産登記の料金設定は、以前ほどではない(以前、熱海1回宮崎1回名古屋市内1回出かけて交通費込み所有権移転登記一式6万円、という仕事をしたことがありますが…もうやりません)けれど少々呑気な面があり、そのへんに気づいている方はなにか持ってきてくれる、というのもありますのでありがたく頂戴することにしています。
ところで、数年に一回動員がくだる業界団体主催の『法の日無料相談』。午前または午後の3~4時間で、日当は●千円。積極的に依頼を誘致していいはずはないと考えていますので、そこでは相談者に名刺を渡すこともしていません。
ですがまぁ、たった30分の相談でも何故か僕を気に入って仕事をくださる方はいらっしゃって、さらにこの方々がいずれも『なにかプラスαの給付をくれる人』だった、というのはなかなかいい気分、であります。これなら無料相談への動員も、悪くないな、と。来年からはニヤリと笑ってさわやかに動員を承諾しそうな…気がします。
まぁ、業界団体支部の大先生さま達が当ブログを読んでるはずはないので、この記事をきっかけに無料相談への動員頻度があがることもないでしょうけれど。
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