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すずき事務所 再起動。

 実家から帰ってきました。今日から仕事です!

 昨年は公私とも振幅の激しい一年でした。依頼人は会社社長から風俗嬢までいろいろ、出張先は茨城県土浦市から長崎県佐世保市までさまざま、訴状提出しただけで100万円以上支払われた事案あれば破産で200万円以上踏み倒された事案あり千変万化…と。

 が、しかし。とりあえずそれらはすべて去年のこと(ってことにしてください)。さて今年はどうしましょう。

 さしあたっては、昨年ようやく400万円台に達した売り上げを500万円台に持っていかないと…一昨年は300万円台、その前は200万円台の超スロースタートを切った当事務所ですが、そろそろ累損一掃の夢に手が届くところに来ていますから。昨年でようやく、独立開業前のフリーター(偽装請負の現場で働いていた)時代よりも年収が上回った=成功した転職と言える状況ができたところです。司法書士としての登録が平成16年3月、ということで『企業として三年生き延びる』ことにはなんとか成功しました。ですが労働事案を見ていると、創立後の企業にとって三年の次は五年目あたりに紛争発生の山場(内部分裂とか資金ショートとか事業失敗とか使い込み発覚とか!)がやってくる、そんな気がするのです。

 そうした事態が起こるかどうかはさておいて、『起こっても、堪えられる』だけの内部留保が欲しいところです。目先の作業に振り回されてウェブサイトの更新一つ満足にできなくなってる現状でそれが可能かはさておいて、今年は少し現実的な目標を立ててみたいな、と。

 ですので今年は、少し商売っけを強めていくことにします。既に依頼を受けているお客さま方へのサービス品質には変化はありませんが、過払い返還請求訴訟の裁判書類作成で成功報酬30%の請求をかける司法書士がホイホイ見つけられるこのご時世に、割増賃金支払い請求訴訟で上限20%の報酬体系はさすがにちょっとね、と僕も思えるくらいには、すれっからしに近づきました。しかしながら少額の紛争に関する依頼切り捨てにはつながらないように、『下限も上限も広げる』形の報酬体系変更をするつもりでいます。

 次に、たぶん数年がかりですが、家庭裁判所関係の業務を増やそうか、と思っています。手段としてはコンテンツの増強による検索エンジン経由での依頼誘致、という線はこれまでどおりです。理由としては

 何故か知らないが、男女関連の依頼から逃げられない

 から(泣)。

 最も苦手なはずのこの分野、ですが労働紛争でも登記申請でも、なぜかそっちにつながることが年に数回あって、その都度激しく消耗させられます。どうせなら逃げるより歓迎する立場をとったほうが…

 あるいは逆に、男女がらみの依頼が減るかも(笑)

 という冗談はさておいて。困ってる状況はかなり深刻だし、それだけにやり甲斐は大きいし、子供の権利を大人が吹っ飛ばすのはもとより言語道断ですし。労働紛争で蓄積した、『払いたくない人でなしから、如何にしてふんだくるか』という技術や経験は、養育費の請求という面でもかなり役に立つ、ということもわかりましたから。

 あとは、昨年の事案では惨敗した『破産者に対する免責阻止行動』も、依頼があれば是非受けたいな、と思っています。負けはしましたが資料がだいぶ蓄積できたので、これらをもとにコンテンツを作って、まずは啓蒙活動から入れないかな、と。

 つまるところ、『事業主より個人向け・債務者よりも債権者向け』という傾向には変わりなく、給料未払いがメインであることはこれまでどおりで、少し間口を広げてみたいな、と。場合によっては経営側の依頼を受けることもあるでしょうし、弁護士さんと陰に日に協働することもあるかもしれません。これらも昨年あった事案です。あくまでも『場合によっては』そうしたほうがいいこともあるようです。

 さてさて今年は、どんな一年になりますやら。あまりヒマだと私事でいろいろ考えてしまうので、できるだけ忙しくしたいですね。

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