ソラ号事件の夜は明けて
10月23日午前8時5分。お客さま方に、最後の添付ファイルを送りました。お客さま宅のプリンタはなかなかの性能らしく、数分後に印刷完了の連絡が返ってきます。本文18ページ別表2ページを全2部プリントしてください、という指示を出していたのですが、先行させた証拠書類約50枚全2部と同様に、つつがなく印刷を終えた模様です。
送付したのは、ある即時抗告申立事件の抗告理由書。事件番号は、ソラ第●●●号です。当事務所からバスで3時間半のところにあるこの裁判所への抗告理由書の提出期限は10月23日で、お客さまに印刷とハンドキャリーをおこなってもらうことで作業工程をなんとか間に合わせることができました。久しぶりに完全徹夜で、横になれたのは朝8時半。22日は風呂にも入らず昼ご飯は14時間遅れで晩ご飯と夜食を兼ねて、という状態です。そんな日に限って電話はホイホイかかってくるしスキャナのADFは紙詰まりするし添付ファイルは容量オーバーで突っ返されるし、まぁえらい一日になりました。
さてこの即時抗告申立、現存する知力と資料と証言の限りを尽くして書き上げたつもりですが既存の統計では、申立側に強烈に不利な傾向を示しています。その意味では、僕はこの申立のために印紙代と切手代4000円を出してくれたお客さまに感謝しないといけません。
ですがもし首尾良く目的を達成できたなら…そうですねぇ、何日かゆっくり南の島へ船の旅にでも出ましょうか。行きがかり上勝っても負けてもお金が取れない、そしてそれゆえに精力を遠慮無く投入できる、そんな本件事案ですが、それくらいの楽しみはあってもいい気がします。
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