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答弁書伏撃計画

 先月、本人訴訟の支援を精力的におこなっておいでの大先生とお話をしていたときに、こんなことを口にされました。

(訴訟の支援という活動には)一種のゲーム的な、楽しさがある

と。

あぁ、それよーくわかります

おもわず膝を打ちましたが、初対面でこうした言葉を口にしていいものかどうか、これは結構悩ましいところがあります。僕の数倍の業歴と数十倍の経験をお持ちの大先生だから言えたせりふ、ではありますが。

そう。本人訴訟の支援のための裁判書類作成は、時に楽しくなってしまうことがあります。その局面の一つが

  • あちら側の主張に、彼らが予期していない大欠陥を発見してそこを叩く準備をしているとき

です。いま、手元にそんなカモ原告さんのでっちあげた訴状が一つありまして、今般の僕のミッションは被告側を支援してこの請求を蹴散らすことにあります。そのために必要な現地調査を、今日終えたところ。結果はある意味ショッキングとすら言えるもので、この原告さん民事訴訟法上

当事者適格すらないじゃんか(失笑)

という烙印を押されかねません。あまりにも楽しいので、答弁書をもってする最初の反撃にこっちの戦力を集中投入しよう、と考えています。

おそらくは、普段平和な裁判所のはずですが、ちょっと派手にやってみようかな、と。まぁたまには裁判所にも刺激があっていいのではないかしらん?などという話も、そういえば冒頭の大先生とした覚えがあります。もちろん、書類としての品質には全く遜色がないものを出して相手方を引っかき回すのですから

審理自体は充実して見える

という副次的効果(?)もあるのですが。

このあたりの調査や思考(それは時に、志向や嗜好や試行)の過程をお客さまと共有して、みなさんにもそれなりに楽しんでもらう、というのが当事務所のコンセプトです。ただ、こればっかりは使ったひとしかわからない、というようにできています。その片鱗を当ブログで見ることができる程度で。

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