フォト
無料ブログはココログ

« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »

2007年9月

電話番号が変わるかもしれません

 少々困ったことになっています。今日でNTTコミュニケーションズの『Eコール』というサービスの大部分が廃止されることになったためです。

 このサービスが本日まで持っていた機能のうち、ファクスと伝言をメッセージセンタに蓄積してインターネット経由で閲覧・確認する機能が明日以降使えなくなるのですが、これが結構な打撃になります。この他にも、通話料金を全部発信者に負担させたうえで、一つの060-の番号にかけることによって固定電話と携帯電話に順次自動で呼び出しをかける(ボイスワープだと、通話料金の一部が受信者負担になってしまう)ことができる機能が気に入っていて、これは明日以降も残存するのですが、固定電話・携帯電話がでられなかった場合にメッセージセンタが留守番電話を受け付けなくなったのがいけません。代わりになる機能・サービス・機材を探しているのですが、この廃止発表から約3ヶ月を経て、ほとんどさじを投げている状態です。

 特に、ファクスの受信をインターネット経由で閲覧できる丁度いい値段の代替サービスが見つかりません。当事務所の貧弱なファクス機と組み合わせるには、月額たった300円のこのサービス、とても使い心地がよかったのですが…ちょっとどうしようもない感じです。あらためてEコールの偉大さを痛感していますが、もう明日から使えません。困りました。

 D-FAXなんかはどうなんだ?という方もいます。現に使っていらっしゃるお客さまもいます…真っ先に検討しましたが、これは僕の場合は使いにくそうです。受信したファクスを片っ端から電子メールの添付ファイルにして送付されてしまうため、高速バスで移動しながらPHSでメールを送受するような状況を考えたときに、(PHSの接続速度から見れば)大容量のファイルをいきなり送付されて死にそうになる自分がありありと想像できます。その他同様のサービスは月額基本料金が高い(といっても900円、というものもありますが)、発信動作が通常の電話と異なる、等々一長一短あって不可。

 あとはまぁ、普段は事務所のファクス機で受信し、どうしても出先でファクスを受けなければならないような状況に立ち至ったときには

 時間を定めてお客さまに携帯電話の番号にファクス送信してもらうようお願いし、携帯電話に接続したファクスモデムカードを使って直接受信する

 という、とってもプリミティブな対応策でしばらくは乗り切れるかな、と考えています。手元には、昔つかったファクス+ボイスモデムが三台と専用ソフトが大事に残してあるので、PCの消費電力さえ無視できれば出張中にこいつを連続稼働させることもできなくはありません。

 ただし、こいつは過去に連続運用に失敗した実績を持っています(泣)しかも、スタンバイからWake on ringで復帰するBiosを積んだPCが当事務所には一台もないので、もしPC留守番電話システムをでっち上げた場合出張中ひたすらハードディスクを回転させておくことになります。いろんな意味で、あまり心臓によくありません。

 あれやこれやと考えている内に、いよいよサービス廃止の日が来てしまいました。当事務所では、お客さまにお教えする緊急のメールアドレスと各送信フォームからのお問い合わせを受信するアドレスも、今回廃止される部分のサービスを使っていたため、これの移行だけがようやく先ほど終わったところです。

 ただ、一つだけ興味深い選択肢があります。Eコール廃止の代替サービスとして、資料を送付されたときに気づいたのですが、ひかり電話のFAXお知らせメールが、僕の欲しい機能をそのまま持っています。ではこの際、ひかり電話を導入するか…?これも難しいです。

いま、当事務所の電話は

  • 固定電話アナログ回線(しかもダイヤル回線!)
  • ADSL1.5M+050のIP電話
  • 家庭用の留守電・ファクス兼用機
  • Eコールサービスで、出先でファクス・伝言確認
  • 愛知県内のみ運用している、0120-の番号(フリーアクセス)

から成るのですが、これで結構安く仕上がっており、全部あわせて6000円程度しかかかりません。いま固定電話とADSLをやめてひかり電話を導入すれば、月額の費用としては数百円の増加で済むのですが、いま持っているフリーアクセスの番号がそのまま移行できないような気がします。

 明日確認してみますが、ことによったらフリーアクセスの番号を捨ててひかり電話と050-のIP電話の併用態勢に移るかもしれません。もともと愛知県内のみのお客さま向け、という設定が、九州だの関東だのからホイホイ電話がくる当事務所には合わない実情もありました。ただ、いま一箇所だしてる電柱広告にはこのフリーアクセスの番号をだしてあります。

・・・とは申せ。

 いまだかつて、『電柱広告見たんですけど』という電話がかかってきたことは皆無なので、いいかもしれません。

 固定電話をやめてひかり電話エースに移行してフリーアクセスを捨てると、通信関係の料金は純減になるうえ安定性の高いIP電話(これまで当事務所のIP電話は、通話後十数分~一時間でかならず切断された。よって官署への問い合わせには、恐くて使えなかった)とテレビ電話すら可能な高速インターネット環境に加えて、ボイスワープまで手に入り、他県のお客さま方がこぞって拍手喝采するのも、これまた見えています。

 うーん、悩ましいところです。

 ちなみに、ここ数ヶ月、当事務所が負担したフリーアクセス通話料は300円を超えたことがありません(失笑)

 他県から『ンなもんとっととやめちまえーっ』という叫びが聞こえるようですが、もう数日いろいろ考えてみます。

対照的な、二つの和解

 僕が出張で大阪府内にいた昨27日、愛知県内では僕が関与していた二つの労働訴訟が、相次いで和解で終結しました。

 二つとも、少々話がうますぎるかたち、で。今日はそうした話です。

 


 和解が決まってラッキーだ、ということと、第二回口頭弁論期日で終わった、という以外にはあまりにも対照的なこの二件、並べてみると当事務所の仕事を描き出すことができそうです。

1.片や全書類作成、片や相談支援

 当事務所では、ある裁判手続に関する書類を全部作る形での依頼だけ受けるわけではありません。場合によりますが、すでに自分で書類を書いて提訴してしまったお客さまの事案収拾のために相談を反復して支援する、ということもあります。今回和解で終わった訴訟は、一方は先行する商事調停からずーっと書類作成してきたもの、片方はお客さまが少々傾いた訴状を書いてしまったものを、準備書面作成段階で相談を通じて徹底介入してどうにか『引き分け的和解』にもちこんだもの。

2.片や当事務所最大、片や当事務所最小

 両者からの報告を並べてみて気づいたのですが、今回の両者の解決金、片方は7桁、他方はその12分の1程度の金額。7桁のほうは、実効力ある和解によってお客さまが取れる一時金の額としては、当事務所創立以来の最大額になります。破産されて空手形になった判決ではこれを上回るものがあるのですが、つまり僕がもらえる報酬に影響するかたちで事案が終結した中の最大ということ(笑)来月も、お家賃の心配をせず過ごせそうです。

 もう一方は、金額が金額であることと相談のみでの支援ということで成功報酬は『おきもちだけ』いただくことにして出世払いを強要してみたのですが、税理士を目指されるというこのお客さまに

合格して開業したら相続登記とか持ってきてくださいよぐははははっ

 とは、申しました。確かに。

ちなみに、もう片方のお客さまはカイロプラクティックの施療院(という言い方でいいのでしょうか)を開業するとのこと。僕としてはこのお客さま二人、十年後が非常にたのしみであります。

3.片や訴訟代理人つき調停くずれ、片や許可代理人電撃和解

 もっとも対象的だったのは『解決までに開いた期日と関与した代理人』です。請求額300万円弱のほうは、最初に支払を求める内容証明を出した時に話し合いの可能性を匂わせる文面があったのですが、これに引っかかって調停を経由してしまいました。早々に会社側には職業代理人がついたのですが、このお方がよりによってといいましょうか、数年前に話題になった一流大学生による集団強姦事件の弁護をなさった婆さんです。調停では期日ごとに社長本人を連れてくるわりにさして有効な活動をせず、100万しか払う気ないと言われたのでさっさと蹴って訴訟にしたのですが…訴訟になったら第二回期日でいきなり和解、しかも調停であんなにゴネたのに、あっさりその倍の金額で妥結となりました。僕としてはこの事案、証人尋問までもつれ込んで解決は来年、と思ってたのですが…

 だったら最初から調停で合意しろよこの●●!

 と、申し上げたい。この事案、調停は東京の裁判所でやったのですが、訴訟はわざと社長個人にも損害賠償請求をくっつけて、お客さまが住んでいる愛知県内の地裁支部で提訴しています。これに対する、会社側からの移送申立は僕の反対意見書で却下となりました。つまり、訴訟になってからの二回は無駄な交通費が会社側に発生しているのですが…頼むから会社のお金をヘンな形で無駄にしないでほしいもんです。どうせこの婆様、新幹線(ことによったらグリーン車!?)で往復したに決まってますから。

 もう一方はありがたいことに、本社から人事担当者が出張ってきました。前回期日で、裁判官の対応が思わしくなかったとの報告を受けたのでわざと

 この訴訟は就業規則の不利益変更を論点に含むものであり…場合によっては今後フクザツにしてやるが よろしいか?

 的な準備書面を出させて臨んだ今回期日、その担当者氏は裁判所側からの和解勧試にあっさりと乗ってきた、とのこと。この準備書面の内容として穏便なる脅迫、という見方もありますが、まぁよしとします。

 


 ところでこのお客さま二人、ほぼ同時にコンタクトを取られて思わずこっちは一人で笑ってしまったのですが、お二人とも後日当事務所にお越しいただけるとのこと。どんな展開をとったのか、お話を聞くのが楽しみです。

2020.12.01修正

津久野に 着くの。

津久野に 着くの。
ここが今回の出張の、最終目的地です。朝8時に大阪南港に到着後、尼崎で一つ手続きを終え、さらにここまできました。少しずつ大阪府南部に行動範囲が広がって行く気がします。
3泊4日に及んだ全日程は、ここでの打ち合わせをもってつつがなく終えることができました。好きでやってる旅とは言え、やはり約束した時間までにどこかに着く必要がもうないとなると開放感が違います。

さて、これから鶴橋まで戻って、遅い昼ご飯を食べたら特急で帰りましょう。

17時56分 和布刈

17時56分 和布刈
ここは北九州の一番端っこ。対岸は本州です。和布刈神社で久しぶりにひいたおみくじは『大吉』。今回の出張では福岡で、僕より十年以上ながい業歴をもつ司法書士の大先生にお会いすることができました。これがきっかけになって何かが始まるならまさに大吉なのですが、これはもう少し先の話しになりそうです。

ところで、今回のおみくじですが

恋愛 自我を抑えれば大吉

〜なんじゃこりゃ?

ともあれ、これで九州ともお別れです。
できれば近いうちに、また来たいものです。

バス 100円。

福岡に来るたびに、西鉄バスの偉大さを実感させられます。
一乗車100円のこのバスもその偉大さの一つ。
ですが天神での高速バスへの乗り換えにはいつも苦労します。

今日も…!
見当がつかない場所に降りました(汗)

16時に間に合いました

16時に間に合いました
羽田空港を30分遅れの13時50分に出発した飛行機は、25分遅れで15時30分、福岡空港に到着しました。

…傍聴を要する期日は16時からです!

これが福岡以外のどこの空港でも間に合わないのですが、福岡空港から裁判所までは地下鉄でたった16分しかかかりません。おかげで傍聴席に着いたのは15時59分。列車が一本遅れていたら間に合いませんでしたが、とにかく間に合いました。なんだか妙な達成感です。
明日は仕事がありません。20時北九州新門司発のフェリーで帰ります。

修学旅行のとき以来…

22年ぶりにきました。羽田空席です。15分ほど出発が遅れるのも、うれしいような。

これから福岡へ出発です。

大宮行き 朝のお約束

大宮行き 朝のお約束
荒川です。7時18分です。

名古屋発のバスでもそうですが、朝の荒川鉄橋はいつ来ても表情豊かでドラマチックです。

今日は埼玉県内川口から大宮、羽田空席から福岡へと動きます。

京都駅22時39分

京都駅22時39分
いま乗っている『京阪神ドリームさいたま号』は、神戸・大阪・京都で乗車扱いをして所沢・大宮に向かいます。
今日は大阪から東京への各夜行便は軒並み満席あるいは続行便が出る盛況ぶり。一方こちらはといえば、京都発車時点で空席のほうが多いです。
つまり、もし東京行きにあぶれてもこちらをあたればよいことはわかりましたが、はてそんな機会が次いつあることやら。

PiTaPaで お風呂。

PiTaPaで お風呂。
難波での打ち合わせは19時過ぎに終わりました。さいたまへのバスは21時40分大阪駅発なので、2時間ほど余裕があります。
地下鉄で一つ隣の桜川駅の温泉施設が800円と安かったので行ってみたのですが、駅に近いのとPiTaPaが使えるのが気に入りました。
ここは、行きつけのお店になりそうです。

山越え開始!

山越え開始!
松阪での相談が終わって、難波へ移動中です。今回の相談も、お客さまの同意を得て友人の司法書士さんの同席となりました。名古屋の僕と三重県南部のお客さまと伊勢市の司法書士さんとが松阪に集結したことになりますが、今後当分のあいだ、南勢に出かける機会が増えそうです。

相談に先立って、その司法書士さんに大変秀逸なイタリアンのお店に連れて行ってもらいました。カルボナーラ一皿で危うく昇天しかけました。ただ、このお店を紹介したいお客さまが他県の人なのが残念(笑)

もう一つありがたいことには、福岡の司法書士さんに表敬訪問のアポイントメントをとってもらえそうです。ベテランの先生の事務所の中を拝見できるかもしれません。楽しみです。

ただ、三重奈良県境に近付くに連れて、小雨が降ってきました。明日はせっかく羽田空港初体験なんだから、すっきり晴れて欲しいのに。

9月最後の準備書面

 ただいま9月24日、午前2時21分。お客さまへの準備書面を添付ファイルで送り終わったところです。明日、というよりもう今日ですが、朝になったら出張にでます。三重-大阪-埼玉-福岡-兵庫-名古屋という、まぁ無体な経路設定をしてしまったのですが、羽田-福岡間の飛行機さえちゃんと飛べばうまく行くでしょうよ。

 とりあえず出張前の依頼整理は例によって深夜に食い込みつつも無事終わり、実質的には今月はもう、作る書類がありません。来月はとみると、出すことが決まっている書類は皆無(失笑)決まっている期日は下旬に二件だけ(呆然)

 ~10月は、またヒマになりそうです。ただ、今月は当事務所で書類作成・相談をしている訴訟の期日がまだ5件(25日3件・27日2件)あり、これらがどうなるか、はわかりません。順当に行けば、こちらが書類を書く必要が特にない展開に全部なるはずなのですが…書くようになったほうがよい事案もあります。どれとは言いませんけど(遠い目)

 今月中は締め切りがある仕事なし、それどころか現時点では来月までなし、ということで、今回の出張は少し、移動中のPCでのしごとを控えようかと思います。ただ、一件試しに最終準備書面を出してやろうと考えている事案があり、今日は午後一杯つかって判例調査をしてきたので、頭の中ではこの作業をすることになるでしょうか。

見られるものはなんでも見たい

または、『予定 それはいつもはかない その2』今日も、二転三転する出張計画のはなしです。

 9月25日火曜日。当事務所がなんらか関わっている裁判の期日が、三件入っています。

  • 埼玉県(労働訴訟 口頭弁論期日)
  • 大阪府(労働訴訟 弁論準備期日)
  • 福岡県(境界関係訴訟 口頭弁論期日)

1.当初案(名古屋-大阪-名古屋 日帰り)

 さてこのうち、弁論準備期日についてはいつも傍聴できるとは限りません。しかしご依頼がいちばん最初からあったため当初の予定では、素直に大阪に行くつもりでした…が。

2.第2案(名古屋-大阪-福岡-大阪-尼崎-名古屋 2泊3日

 ゆえあって変更。こちらの打ち合わせは、期日前と期日後にそれぞれ分割して実施することになりました。それを見てたかのように、長崎のお客さまから久しぶりに電話がはいります。これを受けて福岡に行くことにし、24日に大阪のお客さまと期日前の打ち合わせをやってフェリーで福岡へ、一泊してまたフェリーで帰ってきて、朝大阪南港について尼崎でひとつ手続をやって、お客さまと期日後の打ち合わせをして帰ってくる、という形にしてみました。

3.第2案改(名古屋-松阪-大阪-福岡-大阪-尼崎-名古屋 3泊4日

 そうこうしているうちに、三重県のうんと南のほうのお客さまから電話が入りました。給料未払事案です。ただ、きちんと手続を踏む必要があるので依頼を受けるためには一度面談が必要です(当事務所では、裁判書類作成のお客さまとは必ず事前に直接会って話しをしています。逆に、それができない人は全員依頼拒否しています)。お客さまは、名古屋まで来てもいい、とおっしゃるのですが…

 そういえば、24日の出張は『近鉄で』行くんだっけ!

 ということで。このお客さまには松阪までお越しいただくことと、僕が移動経路をそれるぶん(名古屋-難波ではなく名古屋-松阪-難波と移動するぶん)で発生する交通費差額2000円をご負担いただくよう提案、承諾をもらいます。よくよく地図を見ると、松阪は名古屋とこのお客さまの街との、丁度中間あたりに位置します。これは我ながらうまくできた、と思いました。しかし。

4.第3案(名古屋-松阪-難波-東京-浦和-羽田-福岡-大阪-尼崎-名古屋 3泊4日)

 埼玉県下のほうの訴訟には、例によって仕事の遅ーい職業代理人がついています。一週間前に書類を出すようにという裁判所の指導をあっさり無視して金曜日に準備書面を出してきました。この内容がちと気になります。というより、今後の立証活動のために管轄労基署に渡りをつけてくる必要があります。ということで(笑)

 24日の日程は動かせません。ただ、25日埼玉県下での期日は午前中、福岡のほうは夕方から、なので、いっそ羽田-福岡で飛行機を使ってしまえばどっちも行けるじゃん、と軽い気持ちで手配開始!羽田13時20分発の便がとれました。19900円で東京から福岡まで行ける、というのがなかなかすごいです。

 状況がよろしくないのは、24日=三連休最終日大阪発東京方面行きになる夜行バスで、いつも通りに高速バスネットで検索をかけたら青春ドリーム大阪・メガドリーム大阪号は満席。とりあえずこれら四列シートの安いバスは選択肢からはずれます。

 つぎに、三列シート二階建てバスのドリーム大阪・中央ドリーム大阪各号は、今日夕方時点でいずれも1~4席の空席があります。とびつけば…取れます。でも。

 試しに一つ、ラスト一席だったドリーム大阪2号を取ってみたのですが、二階建てバスの一階、しかも三列シートでない席が出てきました。

 取り消し!(手数料100円…て勝手な)

5.第3案改(名古屋-松阪-難波-大阪-大宮-浦和-羽田-福岡-大阪-尼崎-名古屋 3泊4日)

 さらに時刻表をめくります。いっそ名古屋までもどって、先日使った知多シーガル号夜行便を刈谷から使おうかとまで考えたのですが、これは東京着が早くなり過ぎます。できることなら関西発首都圏行きで、あまり混んでなさそうなバスを使いたい…

 と思ったら、ありました!京阪神ドリームさいたま号が。大阪駅桜橋口から大宮駅西口まで使えます。大阪21時40分発・大宮7時過ぎ(早着するでしょうが)着なので、24日の予定にも25日の予定にも差し支えず、バスの中ではゆっくりできます。

~こいつは高速バスネットで扱わない路線なので気づくのが遅れたのですが、みどりの窓口では扱うので最寄りの旅行会社で予約を取っても手数料がかかりません。発車オーライネットで空席を探すと、『○』若干の空席あり、の表示がでています。今回は埼玉県下が目的地なので、別に東京に到着する必要はありません。よってこいつを採用します。

 30分後。旅行会社のカウンターで、ゴッドハンドをお持ちらしいお姉さまから渡された指定券は、座席番号『2A』。文句ありません。

そういえば、関西-関東を夜行バスで移動するのはここ十年来やったことがありません。羽田-福岡も始めての路線・機材です。

 なんだか楽しくなってきました。

 ちなみに、大阪へのお客さまには交通費・日当として約9000円、松阪でのお客さまには2000円、埼玉のお客さまには14000円、福岡のお客さまには30000円、合計55000円をお支払いいただけるのですが、上記の順路で移動すると、近鉄線内で特急をつかっても交通費として5万円未満(北九州新門司-大阪南港をフェリーの二等洋室にした場合)に抑え込むことはできますので、なーんの問題もありません。この際なので、興味深い事案は片っ端から見てやろう、と思います。

 ~え?移動中の食費?

 さてねぇ(遠い目)

二つの訴状の運命は…

 その簡易裁判所へは、二ヶ月ほどの間をおいて二件、通常訴訟の訴状を提出しました。どちらも、月給制賃金をとる労働者がタイムカードの記載にしたがって、労基法所定の割増賃金の支払いを求めた事案。

 ですので、この二つの訴状は法的構成も添付の別表も酷似しています。言うべき事がほぼおなじならば、むしろ(品質が一定の水準まで上がった時点で)そうなることはよくあることです。しかし。

 この訴状たちは、それぞれ全く対照的な運命をたどるのです。

 まず一つ目。これは第一審、欠席判決で勝訴。その後控訴されて和解し、請求額の8割を超える金額の支払を受けました。で、この訴状ですが、控訴審で地裁の裁判官がお客さまに『ヘタな弁護士の書類よりよくできている』と言ったとか。これは、円満解決したというべきです。

 次に二つ目。これは、一通りの期日を開き和解勧試を繰り返し証人尋問をやって、おそらく壊滅的な負け方をする…判決が出る予定です。ただ、こちらの訴訟は民事調停を経由しており、この民事調停申立書(訴状とほぼ同じ記載)は調停委員の皆様方にはやはり、わかりやすくよく書けていると好評だったとか。この調停の段階では、請求額の約8割の金額の和解案を出すよう調停委員達が動いてくれたのですが、残念ながら調停不成立→訴訟になりました。

 一方で訴訟になったら、展開が無茶苦茶です。裁判官は司法委員に和解のあっせんどころか訴訟指揮まで丸投げし、おかげでこっちは十分な準備書面を出すタイミングを失い、争点が明らかにならないまま証人尋問を実施され、出てきた和解案が調停の時の金額の三割の金額です。

 たった三割。

 ~これは明白に異常であって司法委員か調停委員かどっちか(あるいは、どちらもが)大きな間違いを犯しているとしか思えません…が。

 いまは自信をもって断言できます。司法委員が間違いだ、と。

 こいつは僕の訴状に対して、和解あっせん時に僕のお客さまに、『わかりにくい』と難癖を付けておきながら、ではどこがわかりにくいのかお客さまが尋ねたのに対して

(訴状を)読んでない。

 と言い放った大豪傑なのです。それだけならタダの怪しい親爺で済んだのですが、実は

 上記の『一つ目』の訴状=同時期に提出された違うお客さまの、同じ類型でほぼ同じ記載の訴状については、こちらのお客さまにはなにもケチを付けずに欠席判決がでる場に立ち会っていたのです。僕も今日気づいたのですが、この二つの訴訟はおなじ司法委員に受け持たれ、一つは完全勝訴、一つはほぼ敗訴判決、になり、前者は控訴され、後者はこっちが控訴する、というかたちで、いずれにせよ控訴審へとなだれこむことになりました。司法委員以外の誰か(一つ目の訴訟では、控訴審の裁判官、二つ目の訴訟では、先行した民事調停の調停委員)が書類を褒めているというのも共通です。

 ところで一つ目の訴状がたどった過程の『欠席判決』というのは、請求原因事実=あくまで、請求権が成り立つために必要な事実がある、と見なしたうえで言い渡される判決ですが、別に『こちらの法律構成が正しいと見なして』言い渡される判決、ではありません。訴状記載の法律構成が間違っていれば欠席判決は取れず、逆に考えれば第一回期日で欠席判決が取れる、ということは、それ自体訴状の記載として、主張しておくべき事実が欠けている、とか、法律の適用が間違っている、ということはありえません。

 さてそうすると、この司法委員は、ほぼおなじデザインの訴状ではじまったほぼ同時期の二つの訴訟で

  •  一方では、つつがなく欠席判決が言い渡される=それが訴状として、記載しておくべきことが記載されているものとして判決が出るのを認めておきながら
  •  他方では、書類がわかりにくいとケチを付けまくる一方で訴状なんか読んでないと開き直る

 ~と、そうした素晴らしい仕事をなさっておられるようです。

 ただ、そうするとこの一つ目の訴訟の、欠席判決が出た口頭弁論調書&訴状は、二つ目の訴訟において今後司法委員の訴訟関与状況を弾劾するのに、なにか役に立つような気がします。

 ま、この発見で今後、この司法委員に付ける愛称は決まりました。

 控訴の●村

 これで(失笑)

 公園の北側簡易裁判所(仮称)ではこの人に出会ったら、かなり注意した方がいいことはよーくわかりましたよ。当事者尋問で一生懸命しゃべっている僕のお客さまを終始一貫見下した目つきで眺めていたのには、正直言って

 はり倒したくなりました。僕が二十代だったら傍聴席から何かぶん投げていたかもしれませんし、三十代のいまでもお客さまがこいつに何かぶん投げたら、投げたものが命中するのを待ってから止めに入るだろうな、と思います。

控訴します!

控訴します!
このホテルに泊まるのは3回目。例によって尋問対策の打ち合わせで、例によってシングルの予約をいれたのにツインのお部屋で、しかも前回より広い(笑)
派手に書類をぶちまけて昨晩・今朝とああでもないこうでもないを繰り返した結果、尋問そのものはまぁつつがなく終わりました。

…が。この訴訟、第一審敗訴になることが確定しています。

こっちは予定通り控訴するのですが、今回の訴えで先行した調停で調停委員が出してきた解決金の三分の一にも満たない金額の和解案の提示を受け、先ほどそれを蹴っ飛ばしてきたところです。僕はこの訴訟、司法委員の資質に大問題があったと考えていますが、来年からの控訴審が楽しみです。あと、どんな判決が出てくるのかも。今日はこれから一件相談、その後慰労会をしてもらって23時30分発のバスで帰ります。

さ、来週は福岡に行くことになりました。まさに…予定は未定。

かもめの翼で秋の旅

かもめの翼で秋の旅
労働基準法第104条の申告書を引っ提げて、これから水戸まで走ります。
責任不在の巨大掲示板では異口同音に利用を奨められる割りに当事務所では関与実績の少ないこの手続き、申告書の作成は実に一年半ぶり。しかもその時は渋谷の労基署への書類提出です。

今回の関東出張は予定が二転三転しましたが、ここ刈谷駅6時50分発『知多シーガル号』東京行きを初めて使うことにしました。10分遅れでやってきたバスに、乗っているのは10人ほど。明日は東京発の夜行便を使いますが、もう少し乗ってくれないと早晩消えかねません。

知多半田から東京行き、というよりはこの路線、刈谷あるいは知立から乗ることで、名古屋市の特に東海道本線・名鉄沿線から乗り継ぐことができ、しかも名古屋市内を朝出て東京に、最も早い時刻に到着する設定になっているので、名古屋市緑区民には特にお勧めなんですが。
この辺のことは、いずれ記事を書いてみるとしましょう。

では、行ってきます!

予定 それはいつもはかない

一つの予定は、一瞬のうちに破られる運命を、みずから持っている…

-日本テレビ「びっくり日本新記録」のエンディングより-


 などと30代以上のひとしか覚えてないようなことをつぶやいてみましょう。ここは愛知県名古屋市にある零細代書人事務所、見晴らしと風通しのよさが自慢の地上7階です。

 他人様がおやすみになるときに限っていろいろ仕事はあるもので、正午から先ほどまでのあいだに

  •  大阪に送る準備書面を書きながら
  •  佐世保のお客さまと訴訟の進行を巡って電話で話し
  •  広島に出かけている伊勢市の司法書士さんから入っているメールを同時に読んで
  •  水戸のお客さまから来た添付ファイルをプリントし、内容がちょっと気になるので
  •  今晩の名古屋発品川行きのバスをキャンセルし、明日の刈谷発東京行きのバスを予約しなおして水戸への到着時刻も変更

~これらを一通り済ませて、遅いお昼ご飯にありついたのがいま、午後2時です。自分がどこの人と何をしているのかわからなくなりかけていますね。

 もともとは、先週入った東京からの相談予約が確定しないまま連絡途絶したことと、水戸での事案の情勢が流動的になったために少々おかしくなったのですが、この事務所において一旦立てられた旅の予定はほとんどの場合守られません。特に目立つ理由は、やっぱり

出張相談申し込みの、キャンセル

 これをやられると時間がごっそり空いてしまい、場合によっては半日無駄になりかねないということで困ってしまうのです。致命的なのを防ぐために、実施日の前日に意思確認して回答がなければキャンセルとみなしていますが、それでも交通機関を予約した場合の変更に難渋したりもします。前もって相談料金か交通費を支払ってもらう、というのも考えたことはあるのですが、そこまできつく出ていいものかどうか。

 とにかく今週は、明日・明後日が東京へ、来週は大阪へ、それぞれ行くことは決まり…だと思います。

独断専行ハ不可ナリ

 当事務所では、たまーにですが書類添削というかたちで労働訴訟を支援します。主として、請求額が低く単純な類型(基本給のみの支払いをもとめるような)の訴訟が多いのですが、そうしたなかでもごくまれに

 本当は難しいにもかかわらず、そのことに気づかずに提訴してしまった事案の収拾

 というものもあります。9月最終週は、福岡と名古屋でそうした裁判の期日が入っています…いずれも傍聴には行かない、はずですが。

 今日はそうしたお客さまが相談にいらっしゃいました。これで三度目の相談で、今回で準備書面をまとめて提出しないと進行上まずいのです。前回の相談で、作成方針は指示してあります…が。文案を拝見して

 ?

 やってくれと言ったこととまったく違うことをやって、その結果どうみても主張として通らなさそうな書面が上がってきています。

 事情を聞くと、書面を作っているうちに、なにやら妙な色気がでた模様。このお客さまは日本でも指折りの(それも片手の指で数えられる)一流大学を卒業された方なのですが、それでも妙な方向に突っ走ってしまうことがあるのね、と、相談室から遙か遠くのツインタワーの灯りを眺めて深い深いため息をつきました。

「仮にも日本で最高級の知的エリートを生み出す学校をお出になって、これ(準備書面を指す)ってことは… 我々は旧日本陸軍を笑えませんねぇ」

「本当に… そう思います」

四畳半の相談室に、夜の秋風が吹き抜けます。蛍光灯のノイズと、虫の声が聞こえてきます。とりあえずそのお客さまには、兵力分散と現地部隊の暴走とをきつく戒めたうえ、準備書面案を口述して改めて作成指示してお帰りいただいたのですが、帰り際にお客さまに声をかけてみます。

「まぁ、まだ今はマリアナ沖海戦といったあたりではありませんか?通常の兵力を動員して通常の戦闘ができる。空母をおとりにする必要はまだないようで」

「なるほど」

妙なたとえで話が通じる代書人と依頼人。ただ、明確な戦略なくして戦端を開いたことの不適切さについても見解は一致したのですが、彼がいうようにもう少し早くご相談いただきたかったものです。ある訴訟の途中で介入して劣勢を挽回するのは、依頼としては受けますがそれなりに難しいですし、インターネット上に氾濫する『本人だけで訴訟をやって、勝った』人の記録というのはまさに『勝ったから』情報を公開する気になっただけであって、株式投資と同様に勝った人の情報だけが広まっている、よって鵜呑みにしてはならない、ということに気づかないといけません。やれやれ。

呑・ん・で ます

呑・ん・で ます
 久しぶりに、気のおけない友人とこのお店にやってきました。一部のお客さまはここにお連れしています。
 今週はいろいろ賑やかでした。ドナドナ気分で元お客さまを大先生の大事務所にお連れしてみたり、その後預かり金を突っ返してみたり。
 別のお客さま(二十代女性)は打ち合わせの席で、女性における閉経後の性的嗜好の変化における一考察とか始めだすし、おまけに人の頭を脳内メーカーで分析した結果を送ってくるし(楽しいのでOKですが)、
 三重県それも南勢地方と東京23区内から同じ日に依頼が入るし、
 大阪で破産廃止決定は出るわ栃木で少額訴訟債権執行の結果は発送されるわ名古屋地裁には久しぶりに割増賃金請求訴訟の訴状を粛々と出すわその他諸々うんぬんかんぬんなどなど、という感じで。

とりあえず、それらすべてに何とか対処しきって今日の酒席にたどり着いた幸せを満喫してきましたが、ほろ酔い気分でピックアップしてみましょう。題して『今週のひとこと』。思い出すままに参ります。

  • ~そりゃ横領でしょう?

 法律家から面と向かって言われるにはあまりにもショッキングなこの一言。言われたのは僕ではなく、僕の隣の元お客さま、です。合掌。

  • ~なんなら脱ぎますか?

 素人さんから面と向かって言われるにはあまりにもショッキングなこの一言。言われたのは僕なので、さしあたり当事務所下半期における問題発言トップ5にノミネートしておきます。真っ昼間コ●ダ珈琲店で、僕より年下の独身女性から言われて思わず「ややややめてください!」と口走ったのですがお客さま、すかさず

  • ~じゃ、メガネ掛けますか?

 ・・・このお客さま、人の嗜好を知りすぎです。さすが依頼から一年のおつきあい(失笑)。これに対してどう対応したか、は伏せておきます。ありがたいことに、このお客さまは当ブログにコメントを投じませんから。

  • ~先生も弁護士さんをたまには褒められるのですね(^_^)

 今週初めに、大先生の大事務所を訪問したときの当ブログをごらんになったお客さまからの一言。他県弁護士会の相談で振られて当事務所にたどり着いたこの方とはもう一年半になるのですが、これまた冷静なつっこみです。まぁ、たまには連中からもいいもの見せてもらえないと、救いがないし。

  • ~「おはようのない事務所」 まさしく●●(被告会社名)も同様です

 うってかわってシリアスです。そう言われてしまうともう依頼受けるしかないな、という魔法の一言、というべきでしょうか。

さてさて今週は、いろいろありました。来週の出張では、あたらしいお客さまとの相談が設定できそうです。こちらの方からは、どんな一言を聞かせてもらえるでしょう。楽しみです。


 ところで、きたる10月1日を中心に、愛知県司法書士会は県内各市区役所等で法の日記念の無料相談会を行います。これに際して僕も二年ぶりに、相談員として動員がかかりました。午後1時から●区役所で相談を担当します。どことはいいませんが、まぁ当事務所の所在地から判断してください。フォントの色が変わってるのは関係ありませんから。そりゃもう全然。

 無料相談のこととて、相談時間一人30分程度の規制はかかるでしょうが、たしか相談者の住所に制限はないはずです。タダで鈴木慎太郎の相談を試してみたい方、せいぜいご利用くださいませ。ただし、相談員は僕も含めて二人おります。確率二分の一、指名不可、ですが。

おそるべし、『偶然の一致』

 新しい、給料未払い解決支援のご依頼を受けることにしました。

 水戸で。

 このご依頼、受けるべきなのか否か少々迷いがあったところをなんだか押し切られて受託決定せざるを得ないかんじになってしまったのですが…

 この方が言うのです。

 私の会社も、『おはようのない事務所』なのだ、と。思わず息をつきました。

 これは僕が司法書士として登録・開業する前にいた某●●書士事務所の補助者時代に経験した、お馬鹿なセンセイ&その代理人との戦いを描いた当ウェブサイトの、どうやら一部の人には馬鹿ウケのコンテンツです。内容はともかく分量は相当ある(テキストベースで140KBあったはず)のですが、それでも当事務所への依頼をする・しないの決定にあたって、これを読んだことが決め手になった、という人が年に数名現れます。そして、これ以外の、実用・情報提供型の各コンテンツを名指しして依頼決定の決め手にしたと言ってきた人は今までいません。

その人達が異口同音に言うのが上記の一言でして、今回もそれを聞いて

 うわぉ この人もか!

 と…思いました。それだけお馬鹿な社長が散らばってるんでしょうね。

 さてさて、もともとコンテンツを読み込む能力で依頼人を選んでいる当事務所において、そのように言われてしまったからには依頼拒否というわけにも行かず、なんとかやってみることに決定。きたる9月18・19日の東京出張の足を延ばして水戸まで行くことがきまりました。

 今回の出張では17日の夜行バス(ラメール号を考えています)で名古屋を出て18日の朝品川着、上野から水戸へ移動、労基署に行って労基法104条の申告書提出、昼過ぎ以降両国のいつものホテルに入り、夜から別のお客さまと、19日の当事者尋問の打ち合わせ、19日も朝から同様に尋問対策、15時からその証拠調べの傍聴を東京簡易裁判所で、その後適当に名古屋に帰るが、17時20分発の東名高速バス名古屋行き最終にはたぶん間に合わない、という予定。18時台発の浜松行きに乗ってみるか、帰りも夜行バスにするべきか。

 ~で、いまさらに東京在住の第三のお客さまから出張相談の問い合わせが入っていますが…対応可能時間をどこに設定するかがなかなか難しくて

  1.  18日、朝7時から品川駅で(夜行バス到着直後に大宮駅で、というパターンは実在しました)
  2.  同日、夕方頃両国で(今回のお問い合わせは女性の方からなのですが、せっかくいいホテルに泊まっていても逆にその部屋が使えない!不便だ!)
  3. 同日、22時以降翌日8時までのあいだ(って単に時間が空いてるだけ!無理!)
  4. 19日、18時頃から20時頃まで東京駅で(これをやると、もらった相談料金まるごと新幹線に突っ込まないと名古屋に帰れない!)

 などなど考えた結果、選択肢2.予備的に1.をご提案したのですが…さてさて、どうなりますやら。

少々不純な判例調査

 脱税とはなんぞや?

 これが今日の、市立図書館での判例調査のテーマです。13時前からはじめて休み休みしながら19時半過ぎまで粘ったおかげで、目的の裁判例のほかにもいくつか使えそうな裁判例にたどり着くことができました。

 今回も、なのですが調査に使ったのは第一法規の『判例大系』加除式の紙媒体です。本棚一杯にならんでいるそいつらから、気合一閃エイやっと一冊抜き出して、ぐををををっ!とばかりに読み込んでいく、途中で携帯電話なんぞ入った日にゃ、それこそ星一徹がちゃぶ台をひっくり返す勢いそのままに電話を叩き切る、という感じで…静かな殺気を秘めながらページをめくっていきます。

-インターネットとかCD-ROMとか使えないの?-

 とお思いになった方?たぶんいらっしゃるはずです。やってできないことはないのですが、やりません。

 なぜなら、紙媒体のページをめくって一見無駄なところを読んでいる内に吸収される知識とか、遭遇する裁判例、というものも多々あるので。あとは、今回の調査のように

・実情とは異なる虚偽の給与支払い記録を備置しその記載にしたがって架空の損金計上をなし法人税の申告をなすとしたら、それは脱税たりうるか?

 という場合に、PCをつかった検索のキーワードで『脱税』なんて入れていたら引っかかってくるはずはない(その虚偽申告の実行者は、自らの行為が脱税であるとは絶対言わないし、税務当局は単に事実認定=実体と合ってるか違ってるかの問題として課税処分の正当性を争っていくから)、こういうときにどんなキーワードを入れられるか、はまさにセンスの世界ですが、ねらいをはずして検索を失敗するより紙媒体をひたすらブラウジングしていくほうが『当たり!』にたどり着きやすい、そういうこともあります。

 鶴舞の市立図書館や労働図書資料室、丸の内の県立図書館、果ては交通費自腹♪で国立国会図書館なんぞで遊べる呑気な立場だから言えるのかもしれませんが、法律上の争いの解決に関する情報をインターネットでのみ収集する、というのは感心できません。

 とか言いながら、調べているのが脱税と節税の差、ではなぁ、などとひとりごちてみたりします。

立場の微妙な介添人

 冷えた麦茶を一口すすり、そっと窓の外に目を向けてみます。隣に広がる神社の木々のおかげで、相談室がいっそう広く見えます。

 ・・・いや、正確には

 麦茶をすするふりをしつつ

 窓に目をやるふりをして

 二人の様子をうかがった

 というべきでしょうか。ここは繁華街にほど近い綺麗なビルの一室、その7階にある、某大先生の法律事務所。ある意味で滅多に見られないものを見せてもらっているのですが、それと引き替えにいささか微妙な立場にたどり着いてしまった、今日はそんな話です。


 さて、いま僕の隣にいるのは、僕が連れてきたお客さま、というより「お客さまだったひと」対面におわしますのは、この人とは利害対立する側の代理人弁護士さん。ただいま僕のお客さまから、事情聴取中です。追及中とは、申しますまい。この先生と僕には、マンモスタンカーと伝馬船ほどの能力差があるはずです。たぶんこの先生、いまでも手加減していますが、それでも時ににこやかに接して相手に存分にしゃべらせ、時に矛盾を突きつけて沈黙に追い込むさまを隣で見ていて、まぁ大変勉強になりました。

 さて僕はこの件、ある所有権移転登記申請の代理の依頼を受けて関わった、というより巻き込まれたことになりました。弁護士さんは義務者(不動産を渡す人)の代理人、僕がこの先生の事務所にお連れしたのは権利者(不動産をもらう人)、というかたち。この仕事が、ある問題のためストップがかかり、その後キャンセルになり、さらに守秘義務にひっかかる諸々のために、今日の法律事務所訪問とあいなりました。

 ・・・が。

 実は今回、僕はこの登記申請を

 まだ、やってなかった(とだけ言っておきます。ここにもいろいろあって)

 ため、結果としては感謝さえされかねないということで、さらに立場が妙なことになっています。もし言われた仕事をさっさとやっていたら今頃この部屋で半泣きで平謝り、その後タダ働きして所有権抹消登記云々、なんてことになりかねないよな、と思いながら麦茶を口にしてみる、というのが冒頭の光景。どうも僕もこの元お客さまから本当のことを教えてもらってなかったようで、目の前のやりとりは他人事とまでは言いませんが今更この人を積極的に援護する必要はないのです。

 要するに今日は、自分は悪くないという立場を保証されながら弁護士サンが裁判外で対立側の素人とどう相対するか、をつぶさに見せてもらえる、という、当事務所始まって以来の妙な経験をさせてもらった日。今後数年ないでしょう。というより、ないことを祈ります。

 で、久しぶりに思いました。

 やっぱ弁護士って、すごいなぁ(嘆息)

 たまーに、いいものを見せてもらえると安心しますね。弁護士も司法書士も、上には上が、下には下がいるということで。

 

旅行書士の旅行相談

今日は一日、実家でゆっくりします。いくつかの書類も起案しないといけません。

台風が接近している関係で、外に出る用事ははやいうちに済ませてしまおうと、朝から床屋さんに行ってきました。その帰りに、床屋さんの奥さんが言うのです。

今度の休みに、青春18きっぷで長野県上田市にいくのだけれど、と。

~なんとも微妙な目的地だよな、と一瞬で悟ってしまったのですが、彼女の話では

  • きっぷは買ったが時刻表は買ってない(←すでにここで危険だ)
  • 駅に行って駅員さんに時刻表を検索してもらったところ、上田での滞在時間が2時間半程度しか確保できない
  • 富士からの身延線の始発列車(5時台発)を使う気だったが、小淵沢での小海線の接続が悪くて使えない

なんとかならんか?ですと。

 さーてこの事案、静岡県富士市から長野県上田市まで青春18きっぷで往復せよ、というミッションなのですが、駅員の回答が単純すぎます。彼が推薦した経路は

富士-(身延線)-甲府-(中央本線)-小淵沢-(小海線)-小諸-(しなの鉄道)-上田

この一件のみ。鼻白む旅行書士。平日午前中の床屋さんは、うまい具合に空いています。

 手元に時刻表はありませんが、この床屋さんにはインターネットに行けるパソコンが設置されています。相談料金は取れないので顧客サービス用のコーヒーを遠慮なくたかりながら、座り直して検討を開始します。まず、聞いてみます。

佐久平-上田で新幹線使っていいですか?

 さくだいらってどこ?と極めて順当な反応を示してきた奥さんに、紙の裏側に図を書きます。まず

これ、甲府。と言いながら

\コ

と書きまして左上に中央本線を伸ばします。その線の途中で

これ、小淵沢。と言って

 /
コ\

と書き足します。さらに右上に線を=小海線を延ばして。つぎにこれを受けて

小諸ね。ということで、しなの鉄道と小海線を


 \コ

のように。

 みんな『コ』じゃん、という突っ込みが奥さんから入りますが軽く黙らせて、小海線の途中からしなの鉄道に向かって、線を一本書き足します。

 つまり上田-小諸-佐久平は小諸を頂点とする三角形の関係にあり、小海線佐久平から新幹線で上田に出られるならばショートカットができて所要時間短縮につながること、青春18きっぷを使う本件事案では小諸-上田間でしなの鉄道の運賃を別に出すことは決まっているため、佐久平-上田でJRの運賃と特急料金を出して新幹線に乗るとしても、実質的には特急料金の負担が増えるのみであることをこのアヤシイ路線図で説明して、実際に接続を検索してみました。

 結局のところ、往路は佐久平での接続が悪く採用不可、復路はこのやりかたで、出発時間を40分ほど繰り下げることができるようです。

 往路は、当初使えないと誤断した身延線の始発列車を採用して甲府-松本-(篠ノ井線)-篠ノ井-(しなの鉄道)-上田と大迂回させることで

 1時間半ほど早く出発するが、上田への到着を30分以上早められますが如何?と提案。これも採用の模様です。単にJRの普通列車で迂回するだけなので、費用増加がほとんどありません。さらに往路のオプションとして、松本から普通列車で長野まで行き、長野から新幹線で上田に行くならば、さらに到着時刻を30分弱早められるということにして、相談前より最大で1時間強の滞在時間を増やせる形にしてみました。

 1時間ほどをかけたこの相談、そこそこご満足いただいたようで

 次(髪を切りに)来たときには半額でやったげるよ♪

 とのお言葉と梨三つ、なぜか土肥金山土産の金粉入り抹茶を土産にいただいて帰ってきたのですが…

 僕は三ヶ月に一度しか、床屋さんに行きません。次行ったときに、この半額割引特約の存在を争われた場合…

 困ってしまいそう?

乗り継ぎ着席乗車計画

乗り継ぎ着席乗車計画
江戸東京博物館の常設展と企画展を見るのに、4時間半かけてしまいました。昼前に打ち合わせを終えて、静岡県の実家に帰る前にちょっと寄ったつもりだったのですが。

そろそろ帰宅ラッシュが始まる時間です。青春18きっぷの3枚目を使わねばならないのですが、今日は仕事は午前中だけ、帰るのは富士市まで、ということでグリーン車に乗るのはもったいない気がします。ただ、座って帰りたい、ロングシートは嫌だ、と勝手なことを考えてみたり。
東京駅7番線にいたのは17時08分平塚行き。セミクロスシートの車両だし、比較的短距離の列車だからでしょうか、空いています。

まずはこの列車で平塚まで行って、小田原・熱海と乗り継いで帰ることにします。普通列車でグリーン車を使わずに東京を出るのは、久しぶりです。

守谷の空は、高かった

守谷の空は、高かった
妙に存在感のある雲が、いくつも浮かんでいます。
草のにおいの風がふいています。
2両編成のディーゼルカーが駅に着きました。

ここは…
茨城県内、関東鉄道守谷駅です。秋葉原から800円で来れることがにわかに信じられないのですが、ここなら都会が嫌いな僕にも住めそうな気がします。
現地調査はいたずらに謎を増やして終わったのですが、今日は夜から両国でお客さまと打ち合わせが控えています。つくばエクスプレスで新御徒町まで行ってしまえば速いのでしょうが、関東鉄道で取手まで出て、JRで行くことにします。

予定通り 行動開始

予定通り 行動開始
渡良瀬川にかかる橋のたもとに立って、西側を見ています。ここは栃木県足利市。6時25分です。
今朝はここから小山に出て、水戸線で水戸へ向かいます。今日は水戸と都内で打ち合わせ2件、その途中で現地調査1件をこなすため、9時30分からの待ち合わせですが、朝起きてしまえば大丈夫です。水戸の次は、同じく茨城県内の守谷で調査ですが、どうやって行くか迷っています。
時間があれば、水戸から下館まで戻って関東鉄道に乗りたいところ。

補正終わって小海線

補正終わって小海線
中央本線塩尻で、お昼ご飯になりました。13時07分発小淵沢行きに乗り換えたら、下諏訪辺りで留守電からの転送が入りました。法務局からです。先週金曜日に出した、今は亡き年金福祉事業団の抵当権移転抹消登記の補正です。この登記、初めてやったんですよ…
小淵沢での接続待ちは約1時間。恐る恐る電話してみます。

…心配するほどのこともなく、閉鎖事項の証明書一通付けてくれ、とのこと。よかったよかった。

気分も軽く、15時04分発小海線で小諸に向かいます。甲斐小泉の手前で、富士山が見えてきました。

通勤ラッシュに背を向けて

通勤ラッシュに背を向けて
昨日、当ウェブサイトのアクセス解析結果をみていたら、こんな語句で検索してきた人が。

―すずきしんたろう事務所 予定―

…思わず目をそらしました。聞かれたくないことは、誰にもあります。

さて、ここは中央本線千種駅。名古屋行きの各列車からは、早くもお疲れ気味の人の群れがはきだされてきます。

これから、人の流れに逆らってまず中津川へ。長野県経由で茨城県に参ります。

秋の時刻表を買いました

  • 猫にまたたび。
  • 鈴木に時刻表。

~と学生時代に揶揄された状態のまま、うっかり大人になってしまった=ある意味で旅が仕事になってしまった関係上、今でも時刻表が手放せません。来週は月曜日から木曜日(あるいは、金曜日)まで関東方面にでかけることもあって、9月号の時刻表を買うことにしました。

 今度の出張の目的は

  •  実家最寄りの床屋で、三ヶ月ぶりに髪を切ってもらう
  •  先月泊まって気に入ってしまった第一ホテル両国に一泊し、台東区のお客さまと当事者尋問の打ち合わせ
  •  茨城県常総市で現地調査
  •  水戸市で出張相談

 の4件。ほんとうは、これに『さいたま市で裁判傍聴および打ち合わせ』が入っていたはずなのですが、第二回口頭弁論期日直前になってようやく選任された被告代理人が期日を延期するよう申し立ててきたので(あーやだやだ)こちらはキャンセルになりました。言い方は悪いのですが、これで交通費を負担してくれるお客さまが一人減った、ということになり、今次出張はあえなく赤字確定

とは申せ、まだ顔も見てない●●士を恨んでもしょうがないので(えぇ、なーんの恨みもございませんともハイ。ブログのネタにするだけです)淡々とプランニングしていきます。

 いつも通り静岡県富士市の実家をベースキャンプにして、4~5、場合により6日について関東で行動し、7日に入っている愛知県豊橋市の裁判所での口頭弁論を傍聴して帰還する、という形になりそうです。これで青春18きっぷを5回分使い果たすか、1回分残して次の週末に関西出張に使うか、をいろいろ思案しています。いずれにせよ、久しぶりにみっちりと『茨城県』を満喫できるのが楽しみです。一昨年前に訪れた旧大洋村は、海水浴で行くところだとは知りませんでした。一泊余計にできればぼけーっと海でも見つめて過ごしたいのですが、なかなかそうはいかないようです。

 ・・・などと言いながら、今回の茨城出張日程の策定に当たっては

  •  水郡線(茨城県水戸市-福島県郡山市)
  •  只見線(新潟県魚沼市-福島県会津若松市)
  •  名古屋-仙台間の太平洋フェリー

 の利用を考慮に入れたことを告白します。

« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »

2023年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30