電話番号が変わるかもしれません
少々困ったことになっています。今日でNTTコミュニケーションズの『Eコール』というサービスの大部分が廃止されることになったためです。
このサービスが本日まで持っていた機能のうち、ファクスと伝言をメッセージセンタに蓄積してインターネット経由で閲覧・確認する機能が明日以降使えなくなるのですが、これが結構な打撃になります。この他にも、通話料金を全部発信者に負担させたうえで、一つの060-の番号にかけることによって固定電話と携帯電話に順次自動で呼び出しをかける(ボイスワープだと、通話料金の一部が受信者負担になってしまう)ことができる機能が気に入っていて、これは明日以降も残存するのですが、固定電話・携帯電話がでられなかった場合にメッセージセンタが留守番電話を受け付けなくなったのがいけません。代わりになる機能・サービス・機材を探しているのですが、この廃止発表から約3ヶ月を経て、ほとんどさじを投げている状態です。
特に、ファクスの受信をインターネット経由で閲覧できる丁度いい値段の代替サービスが見つかりません。当事務所の貧弱なファクス機と組み合わせるには、月額たった300円のこのサービス、とても使い心地がよかったのですが…ちょっとどうしようもない感じです。あらためてEコールの偉大さを痛感していますが、もう明日から使えません。困りました。
D-FAXなんかはどうなんだ?という方もいます。現に使っていらっしゃるお客さまもいます…真っ先に検討しましたが、これは僕の場合は使いにくそうです。受信したファクスを片っ端から電子メールの添付ファイルにして送付されてしまうため、高速バスで移動しながらPHSでメールを送受するような状況を考えたときに、(PHSの接続速度から見れば)大容量のファイルをいきなり送付されて死にそうになる自分がありありと想像できます。その他同様のサービスは月額基本料金が高い(といっても900円、というものもありますが)、発信動作が通常の電話と異なる、等々一長一短あって不可。
あとはまぁ、普段は事務所のファクス機で受信し、どうしても出先でファクスを受けなければならないような状況に立ち至ったときには
時間を定めてお客さまに携帯電話の番号にファクス送信してもらうようお願いし、携帯電話に接続したファクスモデムカードを使って直接受信する
という、とってもプリミティブな対応策でしばらくは乗り切れるかな、と考えています。手元には、昔つかったファクス+ボイスモデムが三台と専用ソフトが大事に残してあるので、PCの消費電力さえ無視できれば出張中にこいつを連続稼働させることもできなくはありません。
ただし、こいつは過去に連続運用に失敗した実績を持っています(泣)しかも、スタンバイからWake on ringで復帰するBiosを積んだPCが当事務所には一台もないので、もしPC留守番電話システムをでっち上げた場合出張中ひたすらハードディスクを回転させておくことになります。いろんな意味で、あまり心臓によくありません。
あれやこれやと考えている内に、いよいよサービス廃止の日が来てしまいました。当事務所では、お客さまにお教えする緊急のメールアドレスと各送信フォームからのお問い合わせを受信するアドレスも、今回廃止される部分のサービスを使っていたため、これの移行だけがようやく先ほど終わったところです。
ただ、一つだけ興味深い選択肢があります。Eコール廃止の代替サービスとして、資料を送付されたときに気づいたのですが、ひかり電話のFAXお知らせメールが、僕の欲しい機能をそのまま持っています。ではこの際、ひかり電話を導入するか…?これも難しいです。
いま、当事務所の電話は
- 固定電話アナログ回線(しかもダイヤル回線!)
- ADSL1.5M+050のIP電話
- 家庭用の留守電・ファクス兼用機
- Eコールサービスで、出先でファクス・伝言確認
- 愛知県内のみ運用している、0120-の番号(フリーアクセス)
から成るのですが、これで結構安く仕上がっており、全部あわせて6000円程度しかかかりません。いま固定電話とADSLをやめてひかり電話を導入すれば、月額の費用としては数百円の増加で済むのですが、いま持っているフリーアクセスの番号がそのまま移行できないような気がします。
明日確認してみますが、ことによったらフリーアクセスの番号を捨ててひかり電話と050-のIP電話の併用態勢に移るかもしれません。もともと愛知県内のみのお客さま向け、という設定が、九州だの関東だのからホイホイ電話がくる当事務所には合わない実情もありました。ただ、いま一箇所だしてる電柱広告にはこのフリーアクセスの番号をだしてあります。
・・・とは申せ。
いまだかつて、『電柱広告見たんですけど』という電話がかかってきたことは皆無なので、いいかもしれません。
固定電話をやめてひかり電話エースに移行してフリーアクセスを捨てると、通信関係の料金は純減になるうえ安定性の高いIP電話(これまで当事務所のIP電話は、通話後十数分~一時間でかならず切断された。よって官署への問い合わせには、恐くて使えなかった)とテレビ電話すら可能な高速インターネット環境に加えて、ボイスワープまで手に入り、他県のお客さま方がこぞって拍手喝采するのも、これまた見えています。
うーん、悩ましいところです。
ちなみに、ここ数ヶ月、当事務所が負担したフリーアクセス通話料は300円を超えたことがありません(失笑)
他県から『ンなもんとっととやめちまえーっ』という叫びが聞こえるようですが、もう数日いろいろ考えてみます。
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