ここは静かな独立簡裁
その裁判所は、住宅街の中、学校の裏にあります。
最初ここを訪れたお客さまによれば、道の反対側にあって裁判所より大きな建物=法務局検察庁合同庁舎へ迷いこんだとか。さもありなんというべきですが、こうした独立簡裁、則ち地裁や家裁と同居しない『簡易裁判所だけがある裁判所』は日本全国津々浦々に配置されており、使い方さえ間違わなければ私たちが自らの権利を守る砦となります。
保険会社が特約で費用払ってくれたり過ぎ去りし過払い金返還請求のような特殊な類型を除いて、30分5千円の相談料金のあのセンセイ方が訴訟代理してくれる、なんて安易な期待をせずにいる必要はありますが(笑)
さて今回の僕のお客さまは、『使い方を間違わなかった』ため、首尾よく第一回期日で紛争解決へのたしかな道筋を着けることができました。
ま、そこで単なる傍聴に過ぎない僕が何をしたかは、しばらくのあいだ僕とお客さまとのヒミツ♪です。
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先生、このたびは大変にお世話になりました。
先生と秘密♪を共有している”ある文筆家”です。
なぜ、秘密かというと、これこそ”作戦”だったから。先生の技で見事に”たしかな筋道”を獲得できました。いや~!参りました!
証拠となる書類の準備の仕方、手続きの方法、裁判に臨む心得まで、ズブの素人に根気強くお付き合いいただきありがとうございました。
裁判で物事を争うのは非常につらいことだとしみじみ身に染みた数ヵ月でした。しかし、事実はひとつであり、裁判という形に事が推移した以上、白黒の決着をつける必要があります。
確かにこれは、究極の選択であったと考えます。しかし、今回は自分のプライドをかけて、泣き寝入りはしないでよかったと思います。正直、これで壊れた”縁”もありました。が、縁は縁で巡るものです。去るもの追わずと前向きです。
もし、裁判を考えている人がいましたら、できるならば、裁判所(意外と近所にあるものです)で、随時行われる裁判を傍聴することをおすすめします。そこで双方がどのように話しているをお聞きになり、どのような証拠を揃え、どのような答弁をしているかを研究して下さい。自分がその場に立ったときに、役に立つはずです。(経験者からのアドバイス)
と、偉そうに言っていますが、これも鈴木先生からのアドバイス。
忙しい先生を捕まえるのは大変で、案件により、スパッと断る先生との連携プレイで、道が開けたことには感謝に耐えません。(最初は私も先生から断られた客でしたが)
先生との縁は本当にありがたく感謝いたします。いつになるかは分かりませんが、両手を重くして、眺めのいい事務所を尋ねますので、気長にお待ちください。
投稿: ある文筆家 | 2007年4月19日 (木) 06時28分