そういえば、三周年。
何かしよう何かしようと思いながら、あっさり忘れてました。
この3月22日で、司法書士登録三周年です!
いやぁ、自分でも最初はどうなることかと思いましたが、とにもかくにもなんとか三年生き延びることができました。この際なんで告白しますが、司法書士としての登録開業後も製パン工場で夜勤のアルバイトをしたりポスティングの仕事をしたりして食いつないだ時期があった(平成17年まではこうした所得があった)のです。なんとか司法書士と社会保険労務士だけで毎月毎月暮らしていける目途がたったのはつい最近のことで、去年春までは生命保険の掛け金が払えない時期もありました。
以前つとめた行政書士事務所で、事業主が脱サラに失敗して事務所と家庭を破綻させていく過程をつぶさに見せてもらった経験から、
自分の生命保険を事業資金のために解約するようになったら、事業としてはいったん手仕舞ったほうがいい
という一線を引いていたのですが…まさにその一線にタッチはしたけど踏み越えずにすんだわけ(笑)
当初の見込みとはまったく違って、なぜか現在『旅行書士』なんですが、これも含めてお客さま方が僕の使い方を巡って創意工夫をしてくださったおかげです。
あ、特に関西&関東地方のみなさま。皆さんのおかげでゲップがでるほど高速バスに乗れ、月の三分の一は諸方を放浪でき、たーいへん満足ですよほんとに(遠い目)
ところで、これから開業する方なのか受験する方なのか、今朝方東京から以下のキーワードで相次いで訪れた方がいらっしゃいました。
- 司法書士 食える
- 司法書士のすばらしさ
うーん、単純に漫然と食っていけるわけではない、とは思いますが(東京であれば、最初に広告費を100万円投入できるなら開業初年度で債務整理専業で年商7桁後半、というのは余裕で現実的だとも思いますが)。
でもすばらしい仕事であることは確かなんですよね。司法書士には弁護士サンには無いよさがあってそれに気づけば、合法的に事業活動を行って楽しい人生を送れる余地がまだ一杯あります。それが儲かるかはさておいて。
どうもこのへんを見ていらっしゃるのか、つい最近もお客さまのなかで
司法書士を目指したいのです
という人がもう一人出現しました。大変すばらしい着眼点をお持ちの方で合格後が楽しみなのですが、まさか僕の毒気にあてられた、というわけではございますまいね?
全部が全部僕のせい、というわけではないのですが、司法書士で開業しておられる方で社労士兼業者になられたり、最初から社労士司法書士の兼業者を目指されたり、あるいは登記や債務整理に依存しない司法書士を目指してみたい、という方々に、いくばくかのきっかけを与えた(または、煽った)ような記憶はありますね。全員受かってくれ、と祈るのは簡単ですが、どうか一人でも多くの方が、個性ある、そして世に役立つ事務所を構築してくださることを望まずにはいられません。
で、日本中から依頼が来るような珍しい事務所をでっちあげることに首尾良く成功したら…
ほら、あなたも、旅行書士です(苦笑)
さ、来年は旅行書士の名称使用開始三周年、です。できればこの一年のうちに、北海道か東北で仕事ができないかな、と楽しみにしています。
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