出張計画 立案中!
ただいま公表している、直近の出張は2月14・15日の東京・栃木への出張です。
この出張、交通費を出して下さるお客さまは1名しかいらっしゃらないのですが現時点で三名の方の用事が設定されています・・・というより、偶然とか努力とかこじつけといった諸々の要素に影響されて、三件に増えました。一体なにをどうやったらそうなるのか、が今日のお話です。
1.日程変更
今次の出張では交通費2万円が支給されます。目的地は栃木県栃木市の、宇都宮地裁栃木支部。もともとは先月入っていたはずの弁論準備期日が、裁判所の都合で2月14日に延期されたのです。この裁判、担当裁判官&書記官がいずれも女性なのですが、お客さまから期日延期の理由を問われて『た●ちゃん(←高●裁判官の意)からチョコレートとかもらえるんじゃないですかねー 2月14日でしょ?』と言い放ったらお客さまが絶句してましたが…それはさておき。本件日程変更は、1月中旬に判明します。よって出張日程を変更して、2月14日に設定します。条件としては、16時過ぎに栃木駅に着いていること。あとは何をやっても可。
2.期日設定
次はまったく偶然です。1月5日に東京簡裁に出した調停申し立てについて、お客さまから『2月14日に第一回期日を設定する旨打診あり』との報が入ったのが上記の数日後。大あわてで午前中にしてくれるようお願いしたのですが、これは不採用。14時30分からとのこと。
これは微妙です。東京簡裁から宇都宮地裁栃木支部まで2時間で移動できるのか?調停なので傍聴はできないのですが、裁判所初体験のこのお客さまのために14時30分まで申立人待合室に居てあげることはできないものか…と思って時刻表を繰ると、OK!
15時11分北千住発東武特急きぬ125号なら16時07分栃木着です。栃木駅から裁判所までは歩いても15分。今回は思い切って特急料金800円をだすことにします。
さらに最近ようやく使い方を覚えだした(笑 田舎者なんでね)東京メトロ千代田線をつかえば、14時40分霞ヶ関発で大丈夫。東京簡裁の調停申立人待合室に、余裕で14時30分までいられます。
さらに7時00分名古屋発の東名ハイウェイバス超特急14便なら霞ヶ関12時57分。首都高で渋滞にはまって1時間遅れをだしても全然無問題です。よってこれを採用。ただ、直近のダイヤ変更で所要時間の長い便が増えて、旅行書士としてはちと使いにくくなっているのですがね。東京・新宿-名古屋のJRバスは。個人的には今次の改正、長続きしないと読んでいます。
3.相談依頼
上記1.2.までは比較的早く決まったのですが、新規のご依頼が入ってきました。最初は出張相談も来所も希望しないという選択だったのですが、それにしては問い合わせの内容が真剣です。邪険にあつかってはいけない気配がしたので出張相談の提案をしたら…ご採用いただけるとのこと。ただし、問い合わせフォームの機能上この時点で相談者の所在地は『関東地方』とまでしか判明していません。もしこれが高崎ですとか水戸ですとか言われちゃったらどうしましょ、とおそるおそるお住まいを尋ねたら、今日ご回答がありました。埼玉県内の京浜東北線沿線にお住まいとのこと(大安堵)。ところでこのお客さま、一昨年僕が埼玉県で受けた、いまのところ埼玉県唯一のお客さまと同じ市にお住まいです…なんたる偶然!
さてでは、この方のご負担がある程度少なく、かつ宇都宮からやってくる僕が都合がいい場所はどこでしょう?ドンピシャリこの駅に降りてしまう、というのは悪くないのですが、15日朝宇都宮を出て普通列車で浦和まで来る間にモチベーションが下がりそうな気がします。いくら旅行書士の僕でも、平日の朝東京に向かう普通列車の普通車に漫然と乗っていたくありません。さらに、15日は東京から東名ハイウェイバスで名古屋まで帰る(東京-名古屋の往復割引をつかう)ため、乗車券は宇都宮-東京山手線内になって、東京近郊区間内を相互発着する乗車券になるため途中下車不可になります。費用増加につながり、あまり愉快ではありません。
そんなわけで、もしなにもなければ宇都宮-新宿のJRバス(マロニエ新宿号)を使おうと思っていたのですが、このお客さまに新宿まで来い、というのは少々芸がない気がします。さらに調べて調べて…
京浜東北線王子駅。
これで行きましょう。マロニエ新宿号は宇都宮駅から新宿駅新南口までの運行ですが、王子・池袋の二駅で降車扱いを行います。王子だったらお客さまは京浜東北線でほんの数駅、僕は相談後東京へ、これも京浜東北線で20分。あとは宇都宮発を何時にするか、で微調整を行って相談時間を決めるとしましょう。
さてさて、これで次の出張も、15日午前中までの日程はきまりました。余力としてはあと1件設定可能ではありますが、これがなければ13時か15時東京駅発の東名ハイウェイバスで帰ってきます。
残る問題は、この思考過程をお客さまが理解できるか、なんですがね。なんで王子なの?と聞かれたら、この記事読んで、と申し上げざるを得ませんな。
まぁとりあえずこれで、東京簡裁のお客さまと王子出張相談のお客さまからは交通費請求無しで現地に出現できるわけです。だいたいいつもこんな感じですけど、これがなかなか初めての方にはわかっていただけない(失笑)
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こんにちは。この前はメールありがとうございました。たまにしか仕事をしていない私ですが、栃木にはときおり参ります。宇都宮地裁栃木支部はたしか文化会館そばにありますね。中に入ったことはありませんが(笑)。
しかし、この旅程はおもしろいですね。この調べている過程が楽しそうです。王子駅は昔ときどき利用していましたが、3月末~4月はじめなら目の前の飛鳥山公園の桜が見事ですよ。そして、都電荒川線に乗ることもできます。
投稿: まめたろう | 2007年2月 4日 (日) 08時12分