旅行書士の冬支度
猫にマタタビ すずきに時刻表
・・・とは、中学時代からの親友の言であります。ただし、ほんとうは『キ●ガイに刃物 すずきに時刻表』と言いたかったのかもしれません。中学時代から、時刻表と青春18きっぷを持たせるとどこへ行くかわからない=家の玄関でた瞬間に準禁治産者または失踪者になるくせはありましたから。
それほどに僕を魅了する大時刻表(最近は交通新聞社のを使っており、1050円)ですが、いよいよ11月号、すなわち冬の臨時列車掲載号が出ました。早速購入です。これで冬を乗り切る態勢に、一歩近づきました。
さて、ここで気になるのはいま見ている裁判事務で、12月10日から1月20日までに期日設定されるものがどれだけあるか、です。傍聴に参上するにも交通費にはかなりな制約がある=新幹線などというブルジョアの交通機関は使うわけにはいかないので、特に遠方の事案では青春18きっぷを使うことを考えねばいけませんから。
ところで最近、東名高速道路を時速二百●十㎞で走ったことはあるが電車の切符の買い方とかわからない、とおっしゃる、ある意味別世界に住んでおいでのお客さまに出会いました。
このような方のために『青春18きっぷ』について簡単に説明しますと、以下のような特徴をもつJRの企画乗車券です。
- 誰でも使えます。1枚11500円で、5日分から成ります。
- 使える期間が限られます。概ね、毎年12月10日-1月20日、3月1日-4月10日、7月20日-9月10日が使用できる期間です。よって通常は、この期間内に5日分を使い切る必要があります。金券ショップやヤフオクで任意の所要日数分を手に入れることもできます。
- 上記の1日分で、JR線の普通列車・快速列車のみ1日乗り放題です。名古屋から博多まで行くもよし、東京まで往復するもよし。
- ただし、特急・急行・新幹線に対して効力をまったく有せず、これらの列車に乗るときには『乗車券+特急券等』=つまり、乗車券を全く持たない状態から列車に乗るのと同じ費用が必要です。
さ、そうすると。こうしたきっぷを19年間常用しているマインド(12月10日から1月20日までは、1日2300円でどこへでも行ける!)のまま、旅が仕事の旅行書士になってしまった奴が考えること。それは
12月10日から1月20日までに、口頭弁論期日がはいらんかなぁ
ハイ。顧客の都合そっちのけです…とまでは言えないですかね。
たとえば今年の冬は、大分までこれを使って交通費の出費は1万円以下(このきっぷ2回分およびフェリーを用いた)に押さえ込み、お客さまには大分-天神間のバス代の請求のみにとどめたり、昨年春には、売り主は名古屋・買い主は宮崎・物件は熱海という登記申請を全部一人で引き受けて宮崎から熱海まで走り回り、交通費含む所有権移転登記申請一式6万円、などという超赤札価格を叩き出せる理由にはなっていますから。お客さま次第では、この時期の仕事はすばらしく安上がりなわけで。
さ、そうすると。いま遠方で見てる裁判書類作成事案としては、東から栃木県・東京都・大阪府(2件)で現に係属中。加えて、お客さまの意向をみながら待機している事案が茨城に一つ。現に作成中なのが東京に二つ。まだ受託に至っていないのですが資料だけはあずかっているのが、福岡に一つ。
合計、最大で8つ(笑)。
特に書類をまだ出していない4つについては、おそくとも11月中に書類提出できればおそらく1月中旬には第一回の期日が入るはずだ、と見ています。できれば第一回期日は傍聴に行きたいのでお客さま各位にはご協力を頂きたいのですが…
これらが全部この期間に収まると、それはそれで大変なことになる気がします。
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