『赤字』ということばを知っていますか
実際に使われているかどうかはともかくとして、こんな話を聞いたことがあります。
裁判所で裁判官の実績を語る際に、その月その月に裁判官が終結させた事件数と新しく割り振った事件数を比べて、前者のほうが少なければ『赤字』というのだと。
以前県庁所在地の地裁の裁判官と、自分の訴訟で話しをしたときに、彼がその時担当している事件数は約180件とか言ってましたから、なるほどそんな言葉もでてこようか、と思います。
さ、そうすると。当事務所は先月も赤字です。事務所として若いからというのも理由ですが、労働訴訟の新受件数が、終結件数を上回る状態が続いています。まだ先月分の労働裁判事務統計は更新していませんが、先月は
- 終結件数 1件(裁判外で任意に支払われ、受託以来3ヶ月程度で解決となった)
- 新受件数 2件
- 上記のうち裁判所から新たに事件番号を付与された事件数 1件
ということで手持ちの事件数がまた一つ増えてしまいました。
みなさん計画的に証拠収集や提訴準備にあたられるため、裁判所への提出前で妙に停滞している(タイミングをみている)のも傾向としてあり、そうした事案がおそらく今月前半に3件まとまって裁判所へ提出=事件係属となりそうで、続行期日の指定がちょっと恐いです。
かててくわえて、今月は若干特殊な書類作成依頼、というのがあって(先週、お昼に鰻丼をいただいたお客さまの依頼のことです。ごちそうさまでした)、おそらくはこれの執筆にまるっと一週間吹っ飛ぶ=事務所閉鎖予定が入っています。よって今月は労働事案の新受件数を2件程度に抑え込まないといけません。とか言いながらすでに1件予約が入っている状態で(苦笑)、受託余力はのこり1件?だったりします。唯一の希望は、続行している事件の書類作成が1件しかなく、この点での負担がすくないことです。
ともかく今月の目標は、先月来持ち越している書類作成依頼のうち最低3件、できれば4件を裁判所に出してしまうこと。これら各事案が終了に至るのは3~9ヶ月後なので、当分は新受件数が終了件数を上回る状態=大赤字が続くとは思いますが、そこはそれ。移動中に仕事が進む特性上、期日さえ重ならなければなんとかなると思っています。どうせ今は栃木-大阪といった近場でしか事案を持っていませんから。
静岡の実家から東名ハイウェイバスで帰ってきたのですが、やっぱり移動中でも仕事にはなるので…ただ、いよいよ移動中にPCからインターネットに行けるようにする必要はありそうです。
でもなぁ…福岡のお客さまで秋頃までに仕掛けたいって言ってるのが一件あったんだけどなぁ…
ねぇ。これ来月かせめて今月後半にできますかしら?上手い具合に青春18きっぷを使って第一回期日の傍聴に行けるように。
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