秋からにぎやかなことになりそうです
たったいま、延べ17ヶ月分の勤怠記録の入力が終わったところです。夕方の激しい雷もいつしか静かになって、ただいま時刻は21時32分。最近は暑さのせいもあって、一番調子のいい時間が夕方~夜のはやい時間帯にずれてきているような気もします。
さて、現時点で当事務所が持っている給料未払い関連の訴訟は二つ。今月末と来月あたまに期日が設定されています。ただし、このうち一つは争いようがない案件。すぐ終わるはずです。もう一つは『しっちゃかめっちゃか』になる、というより既になってる案件。
そこへ、今月末で提訴可能な形になる案件が3つ加わる予定です。僕の読みではこの三つはいずれも、初期段階であるていど派手に殴り合うことになるはずのもの。
さらに来月中旬に出せるものがもう1つあって、これも…たぶんこじれます。
問題もいくつか出てきます。まず、これら合計4つのうち3つは東京地裁&東京簡裁での案件だと言うこと。第一回期日はわりと傍聴に行くようにしているのですが、さすがの僕も毎週毎週東京にいくようなことになるのはちょっとな、と思います。さらにこの秋もう一件、これは茨城県内での提訴になるのがあるのでひょっとしたら、栃木・茨城・東京3件の裁判事務を同時に面倒見ることになるかもしれません。
ま、そうなったらなったで執務場所を静岡県富士市(東京まで普通列車でたったの三時間)の実家にうつして、実家のADSLモデムにこっちのVoipアダプタをくっつけてIP電話は向こうでうけてしまい、060-のEコールは設定変更で着信先を実家の電話にしてしまえば・・・
ほとんどの人には気づかれないはずだ(笑)
あとは愛知県内だけで運用している0120-の番号について、お金をかけるなら電話を転送してしまうか、お手軽にやるならウェブサイト上から表示を消してしまうかすれば完璧かもしれません。
というわけで来月以降この事務所はどこにあるか不明です。西日本のみなさん、さようなら。
などといったら道義的にも大問題ですし、司法書士法施行規則第19条違反で引っ張られるのでやりません(一人の司法書士が二つ事務所はもてないのです)が、なにか工夫は必要になってきます。そもそも僕の場合、サブノートPCと職印持って歩いてどこでも仕事をし、必要な資料は図書館で漁り、印刷が必要なら公衆電話からPDFをアップロードしセブンイレブンからネットプリントで打ち出してしまうので問題なし、などと本気で言ってる関係上、事務所という装置への束縛がほとんどないわけで。その気になればカバンに腹巻きに帽子かぶって全国を放浪するフーテンの慎さんになりかねないこういう業態は法的に可能か、とまじめに考えると精神的に少々よろしくない気がします。
ですのでやっぱりしばらくのあいだ、おとなしく名古屋に『事務所』をおいてはおきますが、そのうち旅行書士から流浪書士に変わるかも?
もっとも、そんな話を聞いた友人の司法書士さん(伊勢市のひと)はひとこと
三重にはセブンイレブン無いで。
と。こんなときの三重弁は残酷に響きます。
ともあれ。この秋から同時に面倒をみる案件が一気に増えて忙しくなりそう。
そういえば九州でもう一件、夏か秋頃に退職金請求訴訟をやろうという話があったんだけど…たぶんこういう絶妙なタイミングで話がでてくるんだろうな(笑)
青春18きっぷは僕が中学のころからずっと使っていましたが、ネットプリントだのEコールだの電子メールだのIP電話だの、距離を感じさせない効用をもつ便利な飛び道具が増えて、大変結構な時代になったもんです。
とはいえ最終的には人間様の顔を拝んでみないと仕事が始められないよ、という旅行書士は、あるいは古い考えの人間なのかもしれません。メールと電話だけで全国の依頼に対応する、とうたう多重債務や会社設立や相続登記のウェブサイト(きっと儲かるんだろうな)を見ていると、そう思います。あえて寅さん風にいうならば
それをやっちゃあ、おしめぇよ
と思うのですがね。
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