相続人探し はじめっ!
12:26
明日から九州出張、その前座というわけでもないのですが、名古屋近郊某市に軽くお出かけすることにしました。いま中央線快速の車内でこれを書いています。
さて、一般に親が死んだらその子供が相続人になる、ということは知られているところですが、こと現実問題となるとそれほど単純ではありません。
そして、そんな『単純じゃない』依頼を受けて行動中です。たとえば
1.死亡者の子供の半数は所在未確認にて連絡不能
2.死亡者の財産状況が思わしくない
3.厚生年金基金からの遺族給付・死亡時の医療費&高額療養費・ひき逃げでの政府補償事業からの給付など、未整理の公的な債権債務が存在する
4.戸籍操作をともなう身分関係行為を多数回行っており、おまけに出生時の本籍は『佐賀県』
そんな特徴をもっています。つまり、相続人たる子供たちからすれば相続放棄したほうがいいのか悪いのか全く未定だし、親類たちの言を信じるなら、所在不明の子供たちは当然、離婚後の父親が死んだことすら知らない、知らせることができる能力(市役所をかけずり回って戸籍謄本を取りまくり、それを正確に解読する能力および時間とお金と調整力)がある人がいない、と!
・・・現実は小説なみに奇なり、というべきでしょうか。ともかく今は、出生以来の戸籍謄本を全部さかのぼってこの死亡者の子供、を確定しないといけません。
13:24
まず1枚目の除籍謄本は、この人の最期の住所地の役所で入手できました。ここに来る前の本籍地は、隣の市。ただいまバスで移動中です。問題はこの次の市の、さらに前。ここからがわけがわからなくなってくるはず、です。
15:47
うえぇぇぇっ、って感じ、です。名古屋北郊某市から、名古屋市中心部へ高速バスで帰ってきました。
さてこの相続人、この名古屋近郊某市のまえに本籍をおいていたのはなんとなんと『知多半島の南の端っこ』!
いよいよ電車じゃ行けない役場に飛ばしてくれましたよ(ここに行くには、名古屋から特急で1時間かかる私鉄の終点まで行ってそこからバスで約30分)
なにかワタクシ、この死亡者に恨まれるようなことやってたっけ…?
思い返しますが心当たりゼロ(当然だっ)
しかも前婚にともなう戸籍操作はここでやってるはずなんで、郵送ですませるワケにもいきゃしません。
現に今日の名古屋近郊某市でだって、除籍謄本1通→原戸籍謄本その1→原戸籍謄本その2まで取らされた(泣)
取りあえずは一旦撤退して作戦再興をはかります。しょうがないので明日大阪へ行く前に、知多半島を南下してこの町役場を経由することにしましょう。その後適当に伊勢湾を渡って鳥羽か津に上陸、そのまま近鉄で難波を経て大阪南港へ行くとします。明日は20時大阪南港発名門大洋フェリー2便船2等洋室を予約済。インターネット経由で乗船前々日でに予約すれば2割引、よって6千数百円で大阪から門司まで風呂付き仕事場付きねぐら付きで移動できる、とはいうものの…
この依頼を受けるにあたって、例によって口を滑らせてしまったのです。
費用はすべて当方の立替え、公的給付からの給付が『降りた後』にその一定率を申し受ける、と。
〜うまく給付がとれれば数十万円プロジェクトになるこの依頼、さてこの条件で受けたことは吉と出るか凶と出るか…むこう数ヶ月後にはあきらかになろうかと。
今日はサブノートPC+純正バッテリーで、出先のバスや電車内でブログの原稿を書いています。やはり行く先々で少々無遠慮な視線にさらされますね…先日のブログでかいた外付けバッテリーケーブル紛失事件をきっかけとして考えたのですが、純正のバッテリーも消耗品と割り切って使いつぶすことにして、作業性を向上させるような使い方をしていきたいところです。
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