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『超ハイレベル出会い系サイト』!?

 彼に言わせれば、僕のウェブサイトはそうだ、とのこと。ツボにハマって馬鹿受けしてしまいました。6月はこんな話から入ってみましょう。


※以下の記事はタイトルから想像できるよりまともですが、一般的な法律関係者のブログを基準にするとだいぶ傾いていますのでご注意ください。


 

 彼は新人研修同期の司法書士さん。所用で隣県からやってきた機会をとらえての酒席で彼がふと口にしたのが上記のご発言です。なお、彼は僕より数段マイルドな思考と優れたバランス感覚の持ち主であることを付言します。

 さて、5月1日の大阪にはじまって5月27日の天神まで、大阪(2回)・浅草・宇都宮・福岡と、素敵なお客さま方とお酒をいただく機会に恵まれました。

 ときには依頼終了直後の打ち上げあり、依頼実行中の相談兼酒席あり、依頼完結半年後にたまたま近くによる機会があって再会できたお客さまあり、と、酒席につく理由(対外的言い訳)もさまざまなのですが、先月はなぜか素敵な女性のお客さまと差し向かい、あるいはご一緒させてもらえる機会が多かったのです。上記出張先各酒席のうち、1回を除いて全部がこれにあたりますので。ちなみに僕が人生で初めて女性と差し向かいでお酒を呑んだのは昨年(31歳)依頼完結時にお客さまに誘われて、ですので、一月に3回も女の人とお酒を呑むというのは鈴木慎太郎32年10ヶ月の人生中、極めて希有な状況であることは確かです。

 さてこうした状態がなぜ発生するようになったか、はこの事務所が

  1. インターネット経由で労働紛争の依頼を受けて
  2. 世間相場以下の費用で真っ当な仕事をして
  3. その過程でできるだけ多くお客さまの話を聞くようにして
  4. 結果的にご満足いただいている

 手前みそながら、だいたい上記の理由によるのですが、たまたま同じ月に遠方で裁判傍聴だの現地調査だの依頼完結による打ち上げだの新規受託の打ち合わせだの、が競合することもあります。遠くに行くときほど、かなり無理していろいろな用事を併合させますからね。

 すると、先月末に実施したように火曜日は浅草(4時間)→金曜日は大阪(11時間)→土曜日は福岡(6時間)と、女性がいる酒席で長話に興じる状況が連続する、そういうこともあるようです。

 これを話したところの彼のお言葉が、今日のブログのタイトルです。曰く

 ・・・超ハイレベル出会い系サイト、やな

 と。当ウェブサイト、および当事務所の主力業務である労働紛争解決支援各業務は、

  1. インターネット経由であらかじめお客さまをある程度選別して(コンテンツが読み切れる、かつ、こっちの志向と対立しないお客さまを選んで)
  2. 世間ではなかなか受託者が見つからない、労働紛争の依頼をあえて受けて(なんの縁もなかった人といきなり知り合って)
  3. 世間相場以下の費用で真っ当な仕事をすることと(信用してもらえる実績をつくり)
  4. その過程でできるだけ多くお客さまの話を聞くことで(話をしやすい状況を準備し)
  5. 結果的にご満足いただき、依頼終了後に一杯呑んで楽しくお話が聞けるような立場にたどりついている(さあ、お酒呑みましょう)

結論。これは相手方をして、なんやら僕とお酒を呑んだり話しをしてみたい気にさせる、巧妙な出会い系サイトの一種だ、と。

 うーん(苦笑)

 言われてみると、否認もできないしうまい抗弁も見つからない・・・最初から狙ってやってるわけではないんですがね。それに、女性であれ男性であれ素敵なお客さまはいらっしゃって、そうした方のお話を聞きたい気持ちは男女で全然違いはないのですが。

 ただこの形態、あえて好意的評価を借りるなら『そこまで濃い関係を依頼人と作る、というのはあまり、ないよな』とも。

 ではなぜこうなるのか、直接の理由の一つとして、実はお客さまから、労働紛争で少し難しい依頼(ちょっと手強い弁護士が敵に回った、とか、差押え申請を速攻で通す必要がある、とか)を受けて頑張るときに、僕は冗談めかして

 これに勝ったら、一杯おごってくださいね♪

 と言うことがよくあります。お客さまと同じ目線に立って一緒に進んでいくんだ、というのが、表現として伝わりやすい気がしているから。同時に、あなたのこの仕事では、少し苦労しているのよ、ということをさりげなく伝えることもできます。

 反対によほど気に入らない客を相手取った場合にのみ、「これが通ったら新幹線代6500円だしてくださいね」などときっちりお金で請求をかけます(笑)

 上記二つの表現を比べれば、お客さまから見てのものの言われ方として親和性が高いのはどちらか、自ずからあきらかなのですが、それでもやっぱり結論としては出会い系サイト、になるのでしょうか(遠い目)

 確かにまあ、ウェブサイトだのIP電話だの電子メールを使いながらも、最終的には面談やって依頼受託の可否を決める、という業務姿勢を絶対に動かせないのも、そこで得られるお客さまとの出会いのなかに自分が思い入れをもって仕事できる人や事件があるか無いかを見いだすため、ですので、ある意味出会い系とでもいうべきなのかも、しれません。そういう『出会い』は大事にしたいですからね。倫理観に厳しい同業者様にお断りするまでもなく、人に知られて不都合なことは一切やってませんし。

 ですのでまたいつか、少し難しい案件では、冗談めかして言ってみましょう。

 これに勝ったら、一杯おごってくださいね♪

 その一杯を目指して、一緒に頑張りたい、から。

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