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僕のお客は素敵な『☆オ・ト・メ☆』 

 当事務所服務規程には、とくに執務上の女性への対応について一条を設けてあります。

すずき事務所服務規程第○条
満3歳から88歳までの女性はすべて、年頃の女性とみなす

 さて、32歳独身男性彼女無し&恋愛の当事者になった経験より司法書士として離婚がらみの依頼をこなした経験の方が多いという、女性関係に関してはかなり悲惨なカタログスペックの僕にとって、女の人というのは大なり小なり危険物(毒劇物または爆発物。労働安全衛生法に取扱い規制がないのがおかしい(←ウソ))と認識すべき対象なのですが、ことそれが仕事でのかかわり、となるとまぁ、特に年齢に関するご見解については常にお客さまのご発言に絶対服従のほうがいいのね、と、開業後比較的早い時期に了解するにいたりました。それに至るまでにかいた幾多の冷や汗を無駄にしないように、上記服務規程を制定したのですが・・・

 なかにはもうすでに『ネタ』を提供してくださっているとしか思えないお客さま(お嬢さま、というべきか)がいらっしゃいます。

 給料未払いで当事務所を訪れたこの方とは現在、主として電子メールでのやりとりで依頼が続いている状況なのですが、上記タイトル二重かぎ括弧内の言語表現でご自分を定義していらっしゃる。

 とっくに死語だと思ってました。おとめ、だそうでございます。少なくとも日本語日常会話で使用されたのに接したのは、32年このかた日本人をやっていて初めて、です。

 さて数週間前、最初に面と向かってお客さまからそう言われたときに、思わず

  • 口をつぐみ
  • 遠い目をして
  • 視線をそらしてしまった

という、僕の上記服務規程違反をするどく見とがめた、このお客さま。さっそく年齢相応のしぶとさで反撃を開始します。メール送付ごとに折に触れ上記タイトルの表現を使ってくる状況に持ち込まれてしまったのですが、これは素早く受け流せなかった僕の失敗というべきでしょう。しかもこの方、やはり年齢並みのご経験海千山千あるいは百戦錬磨というべきか)があるとみえて、絶妙な箇所でこの表現を使ってきます。

 まぁ時に笑いを誘うこともあり、時にやる気をかき立てられることもあり、と。おかげでずいぶん楽しく仕事をすすめさせていただいております。

 とりあえず、こうした依頼そのものの内容に直接関わらないはなし、というのは相互の了解のもとにほどほどに楽しめればよい、という性質のものですから、言いたいように言ってもらい、かつこっちはそれなりに混ぜっ返して適当にやりとりができればそれでよい、というものですので・・・

 ま、いっか、乙女、で。

 でもなぁ。

 最近島谷ひとみのベストアルバムをBGMに聞くことも多いんだけど・・・

『亜麻色の髪の乙女』がかかるたびに、妙な笑いがこみ上げてくるのはなんでなんだろう・・・ぐはっ。


※おことわり

 この記事は、他の記事より特に、冗談と本当のこととの区別が付きにくくなっております。倫理観に厳しい同業者の皆様におかれましては、決してこの記事を全部真に受けないでください。当事務所では『どんな依頼であれ、当事務所をご利用になる以上はそれなりに楽しんで話しをしてもらえる雰囲気をつくること』に心がけており、本記事記載の事実はそれに沿うものです。

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