来年もよいお年をお迎えください
実力で。
・・・と労働紛争関連のお客様にはごあいさつしておりますが(笑)
今週は火曜日に、当事務所初の債権差し押さえ事案が解決。これをもって事実上、当事務所の今年はおわり、になりました。今の今まで(あと一時間で年が変わる)今年の執務上の改善点を取り入れてPC機器類の配置を換えて棚を新しく作っていたら…年明け寸前。なんとか間に合いました。
さて当事務所の業務の華であります労働者側での労働紛争解決支援業務については別途、平成17年統計年報として公表しますが(と言っても、裁判書類を作った件数は一ケタ)、それ以外にも『ネタになる』お客様が多数いらっしゃいました。守秘義務に反しない範囲で、振り返ってみます。
題して。 平成17年 お客様 of the year って感じで。
○遠くへ行った部門
本人確認情報を作りに、日帰りで石垣島へ出張。
ご依頼をいただいたときにはなにかの冗談ではないかと思っていたのですが、アレよという間に(この間約5日)たちまち出張日程と航空券が手配されて、本当に行かざるを得ない展開になっておりました。最大の反省点は『日当を請求するのを忘れた』こと。ともあれ名古屋から約1400km、どうみても上海より遠いここまで行ってしまったことで、日本国内にとどまる限り遠距離出張記録の更新がかなり難しいことになります。
でも。さすがに旅行書士を標榜する僕でも、石垣島日帰りは辛かったです…帰りの那覇空港で、宮古島からの同時刻の便が欠航していたのが妙にうらやましかったのは、今だから言えるハナシでしょうか。
○遠くからいらっしゃった部門
東京から当事務所にいらっしゃった方。
今夏から労働紛争関連での裁判書類作成については、受託前に面談することを必須にしています。これをクリアするために、時にはこちらから出かけ、時にはお客様にお越しいただくのですが…中には旅行書士に負けない行動力をお持ちの方がいらっしゃる、ということでしょうか。ただし、名古屋駅から地下鉄一本で来れる当事務所、どこかへ行く途中でお越しいただく、ということも可能です。この方の事案は、当初36万円請求するためにいらっしゃったのをあれやこれやで50万回収して今月解決、と相成りました。来て頂くだけの効果はあったと思うのですが、ね。このほか、遠くという点では大阪・神戸からのお客様が各1件ありました。
○やりとりは通信のみだが遠くの方の受託
依頼の時点でアメリカ合衆国在住の方。
どうして受けねばならず、何をやったか、は守秘義務に抵触するので言えないのですが、委任状くださいなと言ったら航空便で7日後、というような案配。時間の流れが違うやら住所の表記でまじめに悩むやら。
−−−距離をものともせず法的サービスを廉価に提供する、と言う点ではそれぞれ特徴的だった上記3者(いずれも労働紛争関連)ではありますが、このほか特徴的なものとしては
○お客様一人の最高回収額
500万円台。
※もちろん労働紛争の、労働者側。しかもファクスで主張をやりとりしただけでこの金額を払い込ませる、ということに成功しています。いくら相談やっただけ(背後で知恵つけてただけです…)でも、ちょっとうまく行きすぎな感じ、でした。
○もっとも多く傍聴に行っている裁判所
横浜地方裁判所。
名古屋ではないところがミソ、ですな。
○今年、累計でもっとも多く報酬をお支払いいただいたお客様の支払額
〜ま、約100万円と申しておきます。
純粋に個人向けの業務であっても、当事務所のように呑気な仕事をしていても、たまに出会えるのです。そういう方に。この事務所がなんとか成り立つのは、こうした方のおかげです。
○愉快で素敵なお客様
いらっしゃいます。事案解決後呑みに入って帰りの列車に乗り遅れ、翌日二日酔い&列車遅れ→日程崩壊、ということも、東京出張の折りにございました。オハズカシイことで。
○その反対のお客様
これまた、いらっしゃいます。一番強烈な一言をくらったのは『私は裁判所にもコネがあるんですよ』と強調しつつ、僕に訴状の書き方を一から聞いて来たひと。だったらそのコネ使ったらどう?ということで、労働紛争にもかかわらず受託せず。
○嬉しい一言
本人訴訟で被告代理人弁護士を敵に回して勝った方々からの、『司法書士ってすごいんですねぇ(笑 またはため息 ときに『はあと』)』の言葉でしょうか。まさにそれができるようにするために、代書やさんを営んでおりますので。
ですがたまに「司法書士を敵にまわすとトンデモナイことになる、って友達に言っておきました」と言われることもあり…それは意味として違うはずだ、と言っているのですが…
○腹立つ一言
他のナントカ書士と間違えて紹介されたとき。違うって(怒)!
○笑えた一言
抵当権抹消登記の見積もり依頼を、市外からくださったお客様。地元の事務所をおすすめした際にとっさにおっしゃったところが
『ほかの(報酬を明示していない)事務所って、なんか怪しい感じなんだよね』
それを同業のオイラに言うかい!?ってことでこれは思わず爆笑でした。ただし、示唆に富んだお言葉です。
○あせった一言
ある労働訴訟の、簡易裁判所での第一回口頭弁論期日にて。僕は原告側の訴状を作っています。
裁判官 『じゃ原告さん、つぎの書類はどのくらい期間をおけば準備できます?』
僕 (しまった!教えてなかった!)
お客様 (傍聴席の僕の方をみて…)
僕 −指一本−
お客様 『えーと、1週間…?』
僕 −首を横に振る−−こわれるほど−
お客様 『あ、じゃ1ヶ月?』−傍聴席を向きながら−
裁判官すかさず一気に 「ハイじゃぁ一ヶ月あればできますね。では次回の期日は○月×日で!今日はここまで!」
司法委員&僕 −目線をあわせて苦笑い−
・・・あぶないところでした!
○ありがたいお客様
食べ物をくださるお客様です(キッパリ)。
すずき事務所服務規程により、食べ物をくれるお客様には依頼終了後も無条件で忠誠を誓うことにしておりますんで(と、真顔でいうと大抵笑われるのですが…なぜかしら)
今年、現物でもらったもの。
パイナップル・レタス・すいか・梨・みかん・お茶・ケーキ・せんべい・人形焼・その他お菓子類・ビール(こちらも好きです♪)・ピーナツ・うどん・玄米・だし醤油等々。
願わくば来年もいろんな食べ物がもらえますように…
ではなくて。食べ物、という形をとって現れてくるところの、時には善意・あるいは親愛・たまには尊敬、といった感情の対象たるにふさわしい仕事をして参りたいと思っております。
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