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続 Web担はつらいよ

土地の上にひとがつくった物を、ひとはなんと呼ぶのでしょう?

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真顔でつぶやいたなら、お客が逃げそうな週末の夕暮れ。涼しい風が吹いていきます(苦笑)
階段の向こうには、遠く小さくかすむ名古屋で最大規模の高層構造物群。

さて、今週末もつづけて相談が入っています。登記以外の…というより、はっきりと労働紛争労働者側の相談が、連続で。

そうした労働紛争のお客さまからの連絡で「この事務所では(労働紛争以外に)どんな仕事をしてるのか」と聞かれて思わず笑ってしまったのは、そのときやってた作業がウェブの更新だったからです。それも、不動産登記の。

まぁ、当事務所ではこれが営業活動なのです。で、冒頭の一件。

ある事象に遭遇しそれへの対処を指向する個人が、情報を求めてウェブを検索するときにどんな検索語を入れるか、には重大な関心があります。

大手の検索エンジンが検索クエリをウェブサイト運営者に送ってくれなくなり、そうした調査を充分にできなくなったここ数ヶ月間でアクセスが大きく減った、このままでは懐が涼しい夏と氷河期のような秋を迎えることになる、というのが現下の当事務所です。

今月にはいってgoogleのsearch consoleのサービスでgoogleからの流入は把握できることにようやく気づき、過去28日ぶんの検索キーワードを整理したところ。

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なにやら妙な気がしたのです。当事務所ウェブサイトでは所有権移転登記に関心がある個人に対して「名義変更」というキーワードでSEO対策を試み、ここ1~2年は一定の成果を挙げてきました。

で、人々が名義を変えたい対象物はなんなのでしょう?

「不動産」。これはわかります。上表のC列は、googleでその検索語と僕のページを含む検索結果が表示された件数です。

「不動産 名義変更」が1882件と表中の最多を記録しています。

「土地」これも施策中です。「土地 名義変更」は1760件。

意外だったのは土地のうえに人が作ったアレ、です。

僕はあれを建物というのだと信じ込んでいました。ですのでコンテンツを作る際には「土地建物」を不動産と同じ意味で用いるように仕込んでいたのですが…

というのが正解らしいのです。

上表によれば当事務所へ流入する検索語の上位42位にようやく「建物 名義変更」が登場します。B列は流入件数18件。C列の表示回数は142件。E列の平均掲載順位は5位と、「土地 名義変更」より高いので順位が低いから表示も流入もない、というわけでは全くないのです。

「建物 名義変更」の直下には「 名義変更」がつけています。

流入件数17件、表示件数が1053件。

建物ではなく。時代は

そんな感じでしょうか(苦笑)

さて、今週末もお天気がいいようですが…どうやらコンテンツの修正で過ごすことになりそうです。

※これは個人向けの不動産登記のウェブサイトにおけるSEO施策だからそう言えるのだと考えねばなりません。農転やってアパート作って空き家に苦しむ家主、みたいな人がターゲットなら当然別のキーワードを選定すべきだと考えています。「所有権移転登記」という語を用いてくるのはすでに見積を提示されていたり、所有権移転登記そのものを本人申請したい人たちである可能性が強い、ということもウェブサイト内での流動をみているとわかってきます。

そしてなにより、広告費ゼロで不動産登記の依頼を取るのは強烈に難しいご時世になってしまった、というのも同業者さんには重要な情報なのかもしれません。事務所内に専任のWeb担を置けないなら、業者に作らせた見栄えのするランディングページとPPC広告の組み合わせで費用をコントロールするのがいちばん確実だと思います。

先方は気づいていないはずですが、不動産登記に関する情報提供としてかなり古くからウェブサイトを維持している関東の司法書士さんがいます。

そちらの検索順位も最近少し下がり気味に見えるのですが、名古屋以上の大都市圏ならやっていけるし(地区限定でない検索キーワードで上位表示されるわけだから、事務所に来れる人口が多いところにいれば当然に依頼も増えるため)他のコンテンツに駆逐されてほしくない質をもっておられるので、仮にこちらが向こうにリンクを張ると向こうがパワーアップするはずだ、と考えています。

先方が土地の上の構造物をなんと呼んでいるか、あらためて拝見してみましょうか。

Web担はつらいよ

先日は、純粋社労士業務の相談がありました。純粋に社会保険労務士の資格だけで対応でき、裁判には関係がない…当事務所では珍しい相談が(苦笑)

普段は労働者側でしか使わない雇用保険新規適用と被保険者資格の届出の知識でなんとか相談を終えたら、ちょっとした雑談の時間です。

最近ゴミのようなコンテンツが増えて困ってるんです、というのは僕からお客さまへの相談です。この方は勤務先で素敵なウェブサイトを作成しておられます。WordPressもいいかな、と、その方の成果品を見ながら。

実際のところ、給料未払いだの不動産名義変更だのでわらわら出てくるゴミコンテンツに押されて検索順位は下降気味。以前は1~3位にいた検索結果が8~10位に下がると、検索結果からの流入が半減から数分の1に減るのです。

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※たとえば『給料未払い』という検索が100回試みられたとして、1位であれば50~30回程度はウェブサイトに流入してきます。2~5位で30~10回程度に流入件数が落ち、10位くらいだと10~数件に落ち、11位以降だとほぼ流入が途絶える、そうした印象があります。

そうした順位下降がいくつかのキーワードで存在すると、1日あたりのページビューも数百件単位で減る、というわけ。

そのうちgoogleもパクリや独自性のないコンテンツへの対策をしてくれるだろうから、そうなるのを待とうか、といった話のほかに、お客さまからはウェブサイト閲覧者増加へのすごい提案がありました。

(僕が)有名になったらいい、テレビに出たりして

と。

…それが実現できれば、別の理由で当事務所の売上げに関する問題は解決できる(笑)

よくわからない応対を経て、相談終了となりました。少なくとも顧客の財産を○○して在宅起訴、というようなトピックスでテレビに出てみろ、というお話しではなかったはずです。

実は昨年末あたりから検索キーワードの把握が難しくなってきて(Yahoo!やgoogleがそうしたデータをくれなくなったのです)嗜好の変化を迅速に反映できなくない実情がありました。これも、ここ数ヶ月続いた当事務所ウェブサイトへのアクセス低落の理由だと思います。

あれこれ探した結果、google analysticsではなくsearch consoleを使えばgoogleからの流入キーワードは知ることができる、とわかったのが実は先週でして。きっと素人じみたことを言ってしまったぞ、プロのウェブ担さんに(大汗)と焦りの理由を一つ積み増したところです。

このサービスであれこれ調べるうちに、いくつか興味深いことがわかってきました。これもブログの記事にしてみようと思っています。

便りのあるのが、よい便り(だと思う)

今週末の来所相談は3件。

  • すべてリピーターのお客さまです。
  • すべて登記以外のお客さまです。

わ、悪くない週末でした(遠い目)

以前のご依頼から数ヶ月なり数年なり経って、その人が必要があるときにまたご連絡をいただき、ご様子を伺って、少なくとも体はお互い元気だ、ということを喜び合って、

…で、今回はどうしたんです(苦笑)

そんな感じで始まる2時間の相談。もちろん依頼終了後に音信不通になるよりずっといいし、当事務所の売上げという面でもたまにお使いいただければありがたい、と思っています。

そうした思惑を半分込めて、相談後にどうなったかお知らせいただいていないお客さまにはタイミングを見計らってご様子伺いのご連絡を出しています。一度だけ。

営業目的と思われるのも面倒なので、今後連絡はしないが、と断ってメールを一本だけ入れるようにはしています。

だいたい過半数から3分の2くらいのお客さまは確認のお返事をくださり、残りの方はそうではない、そんな感じでしょうか。

ちょっと困るのはこちらからの働きかけには無反応で、他の事務所で好きなようにやってからこっちに戻ってこられる方。ほかには、一度おこなった相談後の状況に関するご連絡はなく別の相談が降ってくる(で、相談相互間になんの関連もない)というのもまた困ります。お客さまの個性や嗜好をはかりづらい(僕の助言が適合しているのかどうかよくわからない)ので、相談の質は少しずつ落ちてしまいます。

扱う対象が人間である以上、法的責任だの権利義務だけで相談できるわけじゃないのに…まぁ、人生相談ばかりに注力するわけにもいきませんが。今日の相談は久しぶりのお客さまに、3時間+αの時間を用いて相談継続、となりました。

受け取って困ってしまうお便りもあります。

代表的なのは怪しい添付ファイルのついた出所不明のメールでしょうか。アドレスを公開している関係で日に数件ずつそうしたメールが来ています。ランサムウェアを完全に抑止するのは難しいと観念したほうがよさそうだ、ということでここ数ヶ月間は、定期的に外付けハードディスクに過去と現在の仕事のデータを逃がし、貸金庫に入れる(で、数日ごとに更新する。もちろん事務所内ではほかにバックアップをとってある)ようにしています。

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もう一つ、期待(先行)のサービス、公開の件

「(経営が)うまくいっているときは、一番重要なビジネスに力を入れたほうが良いかもしれないのに、会社は手を広げすぎていることが多い。逆に問題があるときは、収入源を増やすほうが正しいかもしれないのに、一つのことに集中しすぎてしまう」(フリーク・ヴァーミューレン 『ヤバい経営学』64頁)

年度末から4月を過ぎて依頼減少気味の不動産登記、施策のためにコンテンツのリライトを集中的におこなった週末に読んだ本です(苦笑)

「一番重要なビジネスだけに(それで会社が生き延びられるように祈りながら)集中するよりも、新たな収益源を探し、作り出すことに力を注ぐべきだ」(同書同頁)

それがなかなかできないのが世の中小零細企業なんだけどさ、と打鍵に疲れた腕をさすって、散歩に出ます。

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執務室から見える川の堤防を大きく回って、普通に歩けば10分のスーパーまで40分かけて晩ご飯を買いに。

散歩中に骨子を整理した新しいページを、先ほどウェブサイトに追加しました。先日の記事で少し触れた、主に雇用保険を想定した審査請求業務の案内です。

…新たな収益源になるといいのですが

いえ、新たな収益源になるまで事務所がもてばいいのですが…祈りますか(苦笑)

新たなページの追加ではありますが、ご依頼があるたびに対応していた業務ではあります。これを含めて、今までは社労士の業務をあまりアピールしてはいなかったのを少しずつ掘り起こしていくのもいいのかもしれません。

『雇用保険 審査請求』といった検索キーワードでは、いまのところ有力な競合になる同業者さんのページは出てきません。主に役所その他の情報が出てくるので、たぶん『雇用保険 審査請求 費用』などと検索されたとたんにいい順位で出てくるはずだ、と期待はしています。

ただ、検索エンジン対策としてページの下部に『雇用保険・健康保険 審査請求に関するお尋ね』として質問回答形式の情報を加えました。閲覧者への情報提供の形式はとっていますが、検索されたい言葉をたくさん盛り込むためだというのは当然このブログのなかでだけ言っていいことです。

できればこのページ『雇用保険 審査請求』で上位10位以内に出てくることが理想です。

脱稿祝いのまえに

お酒が来た!

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いえ、正確には「お酒を持ってお客さまが来た」です。

免税の枠があるのだ、ということで海外からシーバス・リーガル12年をお持ちいただきました。

預り書類の返却と引き替えに洋酒が残った、そんな幸せな夕暮れです。

この3時間ほど前に、執筆した記事文案第一次の納品が終わりました。

若干の緊張感を事務所にまき散らして(苦笑)

執筆を終えて気づいたこと。

やはり、相手について僕が持っている情報が少ないほどどんな書類も適切に作成されない可能性が高まるようです。お客さまと会わずに裁判書類作成、なんて今後も恐くてできないな、と改めて感じさせられました。

こうした場合、作業過程での相手とのメールや成果品に関するやりとりを少しずつ増やして相手の嗜好や様子を見るしかないのですが…相手の欲しいものが充分にくみ取れない場合、送ったものが一発で採用されてもされなくても不満です(笑)

ちなみに今回は一発採用になる見通しなんですが…さて。どうしたものかしら。ともかくこれで、第一回目の執筆はほぼ終わり。きっとまた数ヶ月後にお座敷がかかるだろう、と思います。

脱稿祝いに早速封を切りたいお酒を横目に、実は21時から電話での打ち合わせを入れています。ハイボールを作ったらいい、と言い残してお客さまは帰られたのですが、買い物に出る時間がなかったために

三ツ矢サイダーで割っていただきました。どこかお子さまの味がします。

5月31日は東京出張と会食の予定を入れています。このお酒その他のお酒を30日には飲まないで31日に飲むお酒のありがたみを高めるのが、30日の生活目標です。

集める!眺める!なにかがわかる!!(苦笑)

先日のこと。補助者さまに1勤務ぶんの出勤として、県立図書館への出動要請をかけました。

来週明けに締め切りを控えた雑誌の企画について、おなじ趣旨の記事を過去5年分コピーしてきてほしい、と。

予算1200円を投じて百枚あまりのコピーを持ってきた彼女が、言うのです。

気になることがあるらしい、のです。

執筆を担当された大先生の写真が5年間ずっと同じだ、と(苦笑)

このほかにいくつかの指摘もありまして(それは秘密にしておきましょう。楽しいから)それをうっすらと反映しつつ現在、原稿を執筆中。そんな週末です。

補助者さまは残念ながら山林やその法律問題に積極的な関心があるわけではないのですが、おなじ趣旨の企画を数年分まとめてみせることで僕には気づかないことに気づいてもらえる、そんな効果もあったようです。

ちなみに補助者さまが示した懸念事項(で、公開して差し支えない事項)は

  • 僕(なんか)が執筆にあたって、書くことがなくなったり品質が落ちたり逃げ出したくなったりしないのか

だそうです。

毎月書くものではないのできっと大丈夫、1年やそこらは戦える(が、それ以上だとちょっと自信はない)と、どこかの連合艦隊司令長官のようなことを口にしてみたりもします。手じまうときには決然と手じまう勇気は必要ですが、そのまえにまず1本目の原稿を挙げねばなりません。

国会図書館への切符(ただし有効期限1週間)

予定なんか入ってない!

…そう安心していた、今週。仕事もない、ということには、ならずに済みました。今日はそんな話しです。


僕には夢があるのです。

…どこかで聞いたような出だしだ、と思ったら、マーティン・ルーサー・キング牧師の演説がそうでした(苦笑)

あちらとはもう比較にもならないのですが、ちょっとした夢があるのです。

国会図書館のOPACで著者に鈴木慎太郎と入力して検索したら、僕が書いたものが出てくるようにすること、です。

当然ながら、カネでなんとかしたのが見え見えな自費出版とか誰も知らない出版社からの発売即絶版になるようなハウツー本の刊行、あるいは業界人しか読んでないような半業界紙への持ち回り投稿などなどといった力業を用いることなく、これを目指したいわけです。

かなり他力本願な夢ではありますが、若干現実に近づいたのは先月のことです。

ある雑誌の取材に応じてその雑誌が所蔵される、というところまで行ったのですが、残念ながらその雑誌は雑誌名で検索できても国会図書館OPACの『雑誌記事』の検索にはかからないのです。国会図書館では所蔵の全雑誌について雑誌記事のタイトルや執筆者名で検索できるわけではない、という現実に検索利用者とは別の立場から直面させられました。

とはいえ、その取材への対応にはかなりな力を注いでいます。その甲斐あってかやってきた、同じ団体の別の雑誌への寄稿依頼をまず辞退したのは先月末のことです。

他力本願なくせに好き嫌いするのか!出てきたものは残さず食え!という考え方もあるとは思います(笑)

…ただ、そうやった結果関わる相手を誤って懲戒食らった同業者さんが、業界誌の最新号に出ています。やっぱりあの人と絡むとロクなことなかったな、と今となっては思うのですが、そういった何かが世の中にはいっぱい転がってる、と。

とはいえ当初の企画は謹んで辞退、ということでしばらく待命、ことによったらそれっきり、ということで忘れかけていた…のではなく、おそらくは防衛機制かなにかが働いて忘れかけたことにしていた担当者さんからのメールがやってきたのは、月曜日の夕方。

僕にとってのリスクが減った新企画案が送られてきました。

(書けるなら)次週の月曜日までに書いて送ってほしい、というご要望もくっついています。

さて、この素敵な新企画に応ずると…こちらの雑誌は雑誌記事とその執筆者で検索がかかることになっています。

あと一週間で、ご希望のクオリティの記事案を出せるなら。

応諾は、しました。

背中を流れる汗が少し増えた気がした、室温28.6℃の夕方です。

来客の多い週/そうでない週

ずいぶん日が長くなりました。17時からの相談をゆっくり終えてお客さまを送り出し、相談室の窓から身を乗り出すと、廊下の向こうに日が沈むところ。土曜日の夕方です。

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今日来られたお客さまはなかなかタフな方で、相手方の弁護士と電話でふつうにお話ししておられるのを傍らで頼もしく聞いておりました。あちらさんも今日、仕事なんだな…と。

今週はこの件を含め、平均すれば1日1件の相談・打ち合わせが入りました。

これらの予定はだいたい1~2日前にパラパラと入ります。週によってムラがあり、来週はまだ一件の予定も入っておりません。

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スマホのカレンダー、最終行一段抜きの空白が目に痛いです(苦笑)

先月後半も同じようになっており、予定が集中する週とそうでない週があるようです。

今週の相談は労働紛争・裁判事務中心で、登記は…厳密な意味では0件。場合によっては紛争になりかねないご相談があった、という程度です。

珍しいところでは、なぜか雇用保険の審査請求を検討する事案が複数ありました。ウェブサイトでは積極的にご依頼を集めるページを持っているわけではないのですが、労働相談を通じて必要性を見いだせれば当事務所で実施してしまう、そうした分野です。

同様に社会保険の審査請求のご依頼もときどきやってくるこの事務所、もっぱら被保険者資格の得喪と雇用保険では離職理由を巡る対立を解決するために受託しています。つまり労働紛争の延長または周辺、でなければ労働紛争そのもの、ということで。

ご熱心な先生が取り組んでおられるような難しい病気や障害等級のこと、わからなくなってなんか…いないと信じます。社労士として(遠い目)

そんな得喪問題中心の審査請求について、来週あたり少し記事にしてみようと思っています。

現時点で反響一件(苦笑)

もう6月号が刊行されたので、裏話をしていいでしょうか。

4月中旬の夕方。事務所内では僕と補助者さまが、登記申請書の作成をそっちのけにして激論を繰り広げておりました。

二人のあいだには先頃出た6月号の記事原案と、そこにはめ込んでもらうために僕が作った別の文章の案がおかれています。

編集担当者さまは大変優しい人で(そうしておきます。お互いの素晴らしい今後のために)具体的な作業の締め切りは明示されておりませんでした。

補助者さま曰く、

「これは表を作って貰うべきで、そのほうがわかりやすいに決まっている その程度のことも言えないのか(←誇張)」

僕、論駁して

「そうした要求を追加することで我々以外の誰かの作業量がふえ、万一にもサービス残業を強いられたりするようなことはあってはならない。我々としては編集部側が作表の労をいとわないような、いい素材を提供して判断を待つのみである(←誇張)」

お話しは、もう数日前に遡ります。

司法書士による山林の所有権移転登記の説明をQ&A方式で行う、という企画が僕のところに来たのは2月、当初は1回ぶんの記事になる予定がなぜか2回に増えたのが3月、2回目の記事の案が来たのは、4月はじめのこと。

その第2回目の案に、僕から見ればあまり必要なさそうな情報が載っていたのです。

僕の写真と、プロフィールが。

第1回目の記事には、すでに同じものを載せていただきました。実家の親に見せて一生の思い出にさせるには、もう充分です(苦笑)

せっかくだからこのプロフィールをとっぱらって、なにか読む人のためにいいものを入れてもらおうと思ってしまったのが、第三者からみれば余計な苦労の始まりなのかもしれません。

※もっとも、準備書面でも雑誌記事でもこうした余計な苦労を全くせずにいいものを作れるわけではない、ということも今ではよく理解できますとも。

編集担当者さまにプロフィール跡地の再開発に関する選択肢を提示し、承諾をもらったのが上記の激論の2日ほどまえのこと。補助者さまが出勤するまでに、その場所にきっちり入る字数行数の文案を練りに練って彼女の査読を待っていたのです。

僕の提案。

日司連がウェブサイトで公開していた司法書士の報酬に関するアンケートの結果があります。今回の企画で主に扱った相続・売買・贈与の登記の報酬について、この結果を抜粋して注釈を加えよう、というものです。住宅の登記を想定したアンケートの設問と山林(不動産2個=2筆分)の登記とで、報酬額に違いが生じる要素は特にありませんから。

もともとはこの取材を受ける時点で費用に関する問いがあり、僕から回答を提示していた各手続きの費用の説明は、第1回目の記事で掲載されていませんでした。

これに補助者さまが、控えめに不満を述べられた経緯があったのです。

ええ、この一点だけを、それは控えめに(ここは誇張ではありません)

僕がどうするべきかは全く明らかなのです。忖度どころの話ではありません。

元々のアンケートデータは、登記申請の類型ごとに関東・九州などの地区別で分けられた平均値と上位下位10%に限った平均値が出ています。

言ってしまえば、全体の平均のほかに特に事業に成功しておられるセンセイの平均値と何か間違ってしまった可能性のある先生の平均値がでている、と。

※どっちが成功でどっちが間違いかは申しませんが。

さて、記事原案で空けてもらった場所はもともとが僕のプロフィール跡地、ということでスペースは1ページの4分の1、まさに1段しかありません。

僕は僕で、一般消費者の代表である補助者さまとは別の…もう少し立場に拘束された思惑を持っています。

このデータを上手に提供することで「よく探せば、司法書士の報酬はそう高くない(かもしれない)」という印象を読者に持ってもらえないかな、と。

ですので、標本数も母集団も最大であるはずの関東地方のデータを引っ張りつつ、そのデータから報酬額の「全体の平均」と「下位10%の平均」だけを抜き出してこれに解説を加え、最後に報酬以外の要素にも注目して選んでほしい、とまとめる文章を作りました。

さらに、同条件で当事務所が出す見積もり額を試算したところ上記の両者の間に位置するところから、これも加えておいたのです。

で、文案を補助者さまに見せたところ、冒頭の激論にたどり着きました。

引用した数値を、全部縦書きで列挙しただけの文章なんか見せたから(^_^;)

ちなみに、当事務所の見積額に関しては補助者さまは削除反対、僕自身はというと「場所が無くなるその他の理由でなら削除可」、そうした見解をとっておりました。

これらの激論や思惑を一切示さずに、文案と以下のような説明を付して編集担当者さまにお送りしたのです。

  • なにかいい表示の仕方があればいいのですが

と。

情念かなにかが伝わったのか、あるいは単に扱いにくい文章(または作成者)と思われたのか、数日後に示された記事案では数値は見やすい表に整理されておりました。

で、僕の事務所の数値だけは消えておりましたとさ。もちろん納得のいく説明をいただきましたが。

特に不満はありません。なにより、編集担当者さまに対してはこのアンケートとその説明の提示により、司法書士の報酬は(よく調べれば)思ったほど高くない、という印象を持ってもらえたようです。

狙い通りだ、と虚勢をはっておきましょうか。

とはいえ、この記事が出たことで当事務所への直接の反響は、他にはいまのところありません。オカシナ期待ヲシテハイケナイ、ということもわかりました。

最後にもう一つ、この記事掲載を巡って嬉しいことがあったのです。

僕の裁量がまったく及ばない、記事とは別の最後のページ(編集後記があったりするページ)に、前号に引き続いて今号でも、僕の情報提供を補足する説明が追加されていました。前号では登記情報提供サービス、今号では日司連のウェブサイトと報酬アンケートについて説明を加えてもらっています。

この部分は記事ではないので掲載前には知らされず、それでいて純粋に編集部側の意向を反映しているはずだ、と実はひそかに注目して、6月号の送付を待っていたのです。

そんなこともありまして、掲載誌を受け取ってまず最終ページを開き、木材市況のグラフの上に「相続登記はお済みですか」のスクリーンショットがあることを確認して深い満足感を味わったことは本記事投稿時点で誰にも話してはおりません。

dynabook Tab S80/TG タッチパネル不具合分解修理の件

昨日は夕方からカレー屋さんで接待の予定を入れておりました。

…といっても自分が楽しむその予定(笑)の前に、いよいよ表題の件に挑戦しようと思っていたのです。

実は昨年5月に新品をネット通販で買った東芝のdynabook Tab S80/TG(以下、S80)が、導入直後からタッチパネルに不具合を出していたのです。タッチに反応しない・反応したりしなかったりする、そうした支障が、出たり出なかったりする、と。

本機の導入までに使っていたASUSのVivoTab NOTE 8では同様の問題(デバイスマネージャでコード 10が表示される問題)で、筐体の一部を指圧すると直るという民間療法が伝えられておりました。S80も、筐体を横長にして保持した場合の左側の短辺中央から下側の長辺中央あたりまでを押すと直ってしまうことが多いうえ、望んだときに安定的に故障が発生しない不具合があるために補償期間中の修理に出せないまま1年経ってしまったのです。

見てろよ、次はNECにするから、と捨て台詞をつぶやいて、それでは分解開始と行きましょう。

まず道具を準備します。本機の裏蓋はドライバーを使わないはめ込み式で固定されているため、ついドライバーなどを使いたくなります。

…で、金属物でこじると筐体を損傷するのがお約束の展開です。

iPhoneなどの修理用として販売されている下記の樹脂製の器具はきっと役に立つはずですが、大手ドラッグストアでもこうした作業に使えるノベルティグッズを無料配布しています。

…無料のノベルティグッズ、だったはずです(遠い目)

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ちなみにこのグッズ、年末には同店で販売しているサンポールと組み合わせて風呂場の金属石けん掃討作戦に大活躍した(サンポールを汚れに塗布し、放置後にこのグッズでこする)逸品であります。

このエッジをやすりで研いで、殺傷能力が生じない程度に尖らせておきます。刃渡り2cmくらい、でしょうか。

何かの梱包資材だった樹脂製フックも同様に研いでおきました。これで、一方で隙間を確保しながら他方でさらにこじる、といった動作ができます。

S80に限らず、筐体のどの位置からふたを開けていくかには注意が必要です。本機では、裏蓋側=ディスプレイでない側がみえるように横長にして保持した場合の左上または左下、つまりカメラから遠い側から作業に入るのがよさそうに思えました。

筐体を軽くねじってみて、隙間が空きやすいのがこちらに思えたのです。他機種ではこうした探し方ができるかどうか不明です。

まず筐体を軽く(あくまでも軽く)たわませるように力を掛けて持ち、ほんの少しだけ広がる裏蓋と筐体との隙間にツメを入れます。ツメが入るようならその隣に先ほどの会員カード、いえ樹脂製ノベルティグッズのエッジを突っ込んで隙間を保持します。

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一箇所でこうした箇所を作れたら、あとはその周囲の隙間を広げていきます。

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本機の場合は、裏蓋を上に上げようとするより、筐体を横に広げる気で力を掛けていくとツメを壊しません。上の写真のようにするのは好ましくなく、下の写真だと、写真の上のほうに向かって筐体を広げるようにするのがコツです。

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裏蓋はカメラ回りで堅めに嵌まっているようですが、ここを最後に残せば余計な力をつかわずにはずせます。

さて、ご開帳です。本機の分解情報はウェブになさそうでしたので、目視で異常箇所を探しました。

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気になったのは、上の写真の右下にあるケーブルの接続状況です。

MB-TBのタブがあるフィルムケーブルが、MBの側でコネクタに対して斜めに入っています。

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ためしにMBのタブを引っこ抜いて本体の電源を入れると、しっかりタッチパネルの機能が絶たれました(苦笑)

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デバイスマネージャーと、タッチパネルのプロパティの画像です。コード10を出しています。

※この確認にはマウスの準備が必要です。タッチパネルが使えなくなりますから。

さて、僕なりに直し方を考えます。このケーブル、TBから上に、そこから右に折れてMBにつながるわけですが、TBから折り返し箇所への上下方向が若干長いようです。

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このために、MBのコネクタ接続箇所でケーブルを上に(コネクタを中心にして時計回りに)ねじってしまう力が加わることがわかります。

こんなケーブルいちいち手で折ってるはずありませんから、同様の爆弾が同機種のある程度まとまったロット数に搭載されているはずだ(笑)ということになりますが…

原発ではこんな適当な設計してないと信じてお話しをすすめます。

TBの接続箇所は基盤の配置の関係上、下が広く空いています。ケーブルをここでU字を描くようにたわませておきました。これで、TBから折り返しまでの距離が縮まります。

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フィルムケーブルの断線が恐いので、ケーブルはたわませるだけでしっかり折ったりはしません。コットンボールを小さく切ったものを、たわませたケーブルと青いタブの間につっこんでおきます。さらにMBのコネクタ接続部分は細く切ったマスキングテープで留めておくことにしました。

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これで修理完了とします。裏蓋を元に戻すのは、特にコツはいりません。

デバイスマネージャーでもわかるとおり、Wacomのデバイスドライバを入れてあります。修理完了後の本機は筆圧感知を含めて全然、もう全然なんの問題もなく、新品導入時より高い機能で(というよりは、やっと到達したカタログスペックで!)動作中です。

接待で出かけたネパール料理のお店で呑んだククリラム(ネパール製のラム酒)は、どこか甘やかな勝利の味がしました。


以下は資料です。

裏蓋のツメの位置と形状の写真を、裏蓋が見えるように横長で持った場合の上-右-下-左側の順に、あとは下側の筐体との対応がわかる追加の写真を挙げておきます。

※1↓

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上記※1の写真の、右上と右下の両端の写真です。

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※2↓

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右下のみ、※2のようにフチの形が違っています。ひょっとしたらこの位置から裏蓋を外す動作を始めるのがいいかもしれません。

裏蓋の下側は、筐体のツメと対応しない切り欠きが裏蓋に3箇所あるのがわかります。写真ではいちばん左側の黒いテープが貼ってあるところ・左から2番目の黒いテープと3番目の黒いテープの中間・3番目の黒いテープと4番目の黒いテープの中間、です。

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本当はこの部分を使って裏蓋を外す、という設計なのだと思います。

さて、これでゴールデンウィーク後半、気分よく仕事して過ごせるはずです。dynabook Tabの手書き機能、もう本当に優秀なんですよ(遠い目)

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