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カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の記事

自信がある(ない)から、完全成功報酬制

閉架式の国会図書館にも数年がかりで慣れてきて、名古屋市の図書館でも資料を『まず検索して、取り寄せてみる』ことを繰り返すようになってきました。オンラインで検索して予約し、最寄りの図書館で借り出し、モノによっては借りた1分後に返す(笑)と。

そんな流れで入手した本が2冊あります。テーマは『代筆』です。

左は行政書士さんが書いた本。この方、誰かから誰かに送る『手紙』の代筆を業務とするのだそうです。

参考になることはなかったのですが、自分のサービスを高く売るための文章は書ける著者だ、ということはわかりました。

右は上記の行政書士さんがこれを読んで手紙代筆業務に携わることを決めた、という小説。(両者のレビューを読み比べると、どこか笑えてきますのでお試しください。右の本に触発されて左の本ができてしまったことは、悲劇なのかもしれませんが)

右の本はあくまで小説ですが、気になるくだりがありました。

売れない小説家でありながら生活のために手紙を代筆する主人公、依頼のなかには成功がおぼつかないものがあります。

そんなとき彼は「自信がないから」成功報酬制を採用するのです。成果が挙がったら報酬を払って欲しい、という条件を設定して受託する、そんな情景が複数出てきます。

行政書士でも司法書士でもないあの士業の残業代請求代理では、これと真逆な発想が一般化しています。『自信があるから』完全成功報酬制をとるのだ、と彼らはこぞって言うのです。

ほかにも相続税還付や商標登録や助成金請求・探偵業なんかで『自信があるから』成功報酬制を取ると豪語するウェブサイトはあれこれ出てきます。

一方で自信がないから成功報酬制を採用すると言うウェブサイトはいまのところ発見できませんでした。

ただ、僕はこの『自信がないから』成功報酬制を採用する、という考え方にシンパシーを感じるのです。当事務所が注力する労働紛争労働側の少額請求、という分野は一年単位で区切って集団でみれば勝ち負けの傾向がほぼ一定ですが、個別の事案では『絶対確実に回収できる』と言えるものはありません。

相手が会社なら破産申立すればよく、個人なら自殺して遺族が全員相続放棄すれば敵は確実にこちらの作戦行動をストップさせられる=ミッションキルを実現できる手段を敵だけが持っている、労働側からの労働債権回収はそうした戦いですから。

そうしたわけで僕としては『集団としてはだいたい勝てるが個別の案件でみた場合常に自信がない』と考え、だいたいの場合それを口にしてはただでさえ多くない依頼人をさらに減らしているところです(苦笑)

この考え方を採った場合は将来得られる結果はあくまで未定(だって、受託側には自信がないわけですから)と考えて、依頼人とはリスクとリターンをを分け合うのが成功報酬制の本質、ということになります。

では自信があるから完全成功報酬制、という人はどう考えているのでしょう?

保険会社が加害側についている交通事故被害者側での受任のように鉄壁の支払能力をもった存在を相手取るなら、これは単に報酬の後払い、とみていい気がします。回収可能性という点まで含めて、結果はまさに見えきってるわけですから。

残業代請求ではどうでしょう?

回収可能性、という点では相手取る会社が大きいほど上記の(受任者には)理想的な状態に近づきます。

ただ、受任に際しておこなう個別の勝敗予測という点では案件ごとに相当なばらつきがでてきます。この部分でも『自信がある』といい、実際にそうなら依頼人には結構なことなのかもしれません。

…少なくとも、受任してもらえた人には。

逆に自信があるから完全成功報酬制と標榜する場合、勝って回収するまでの自信がない場合は(売り上げが発生しないので)受任しない、ということになるはずです。つまり、勝敗や相手の支払能力は未定だがとにかく仕掛けてみる、という戦術方針は、そうした事務所では受け入れてもらえません。

というより、自信がある=勝敗も回収可能性も見切れると標榜しながら完全成功報酬制を取るということは『稼げない事案は受けない』と言っているのとほぼおなじ、ということになります。

この延長として、勝って回収できる自信があってもその結果として予測可能な(だって、自信があるわけですから!)売り上げが低いことが見えきってる少額事案は当然のように門前払いになるわけで、実は完全成功報酬制で士業の利用の敷居が下がるわけではないように思えます。

正確には『儲かる部分での競争激化と儲からない部分のサービス利用の困難化』が起きるだけ。開業時に地元商店街を壊滅させ廃業後に買い物弱者を作り出す田舎のショッピングモールのようです。

さてそうすると、勝ち負けと回収可能性、すなわち売り上げを自信をもって見切り、儲かる案件だけ受けるのが『自信があるから完全成功報酬制』を標榜する残業代サービスの本質だとすれば、次のことも考えられます。

  • もし受任後に『どうやら負けそう』とわかってしまったものは直ちに手抜きする
  • もう少し回収額を上積みできるにもかかわらずそのために多量な努力を必要とする場合、これをしない

つまるところ、受任前に自信をもって成果を=すなわち売り上げを(←何度でも強調しますが、事務所の売り上げを)見切れる場合、受任後に投じる労力を最少にするインセンティブが働きます。

だって売り上げが自信をもって予測できているわけですから、これから投じる労力や費用を抑えなければ利益が増やせない、ということに当然なります。思えば過払い金返還請求がバブル化していたころから、事務所によってはこんな感じではありましたが。

つまり自信があるから完全成功報酬制を標榜する条件下においては、実は受任側がある程度(または、どこかの局面で)手抜きに転じたり依頼人を裏切ってさっさと和解したりするのが経営上好ましい(笑)ということになってしまうように思えました。

あるいは、そうした手抜きをせずとも利益がでる料率を設定しておく、とか。つまり『自信があるから報酬は後払いにし、高く取る。それが完全成功報酬制です』と。

冗談のような話ですが、残業代請求で昔の報酬額基準に準拠する事務所と完全成功報酬制を取る事務所の報酬額合計、特に通常訴訟を利用した場合のそれを比べるとこのように言わざるを得ません。

朝三暮四という故事成語を思い起こしますが、それより悪い気がします。

これに対して受託後の結果に自信がないから成功報酬制を取る事業主体だと、見切れた結果=売り上げに対して突っ込む費用を最小化させる、という方針が採りにくいことになります。

なにしろ、何をどうやったら勝てるのかは受託した側にもまだ見えないわけですから、これはある程度努力せざるを得ません。

ただ、これは受託側に相当過酷ではあります。それこそ小説に出てくる、アメリカの大都市の片隅にあるつぶれかけの法律事務所の世界になりかねません。訴訟費用を法律事務所が借金して立て替えてやり、大企業相手に戦い抜いて勝てばレインメーカー、負ければ破産、そうした世界。

完全成功報酬制もここまで過激になればなるほど士業の利用の敷居を下げる(そして、受任側の手抜きを困難にする)とは思いますが、現状ではどこかうさんくさいものとして『自信があるから完全成功報酬制』という事務所を眺めています。

ここまで考えると書いてみたくなりますね。

当事務所では『自信がないから』成功報酬制を導入しました、と。


この三連休は食材の低温蒸しをテストしながら裁判書類を作って過ごしました。月初に受託した1件がほぼ完成、今週から2件目がスタート、といったところです。いずれも労働紛争労働側ですが、一部に成功報酬類似のシステムを導入して依頼費用の上限を設定しています。

…自信?聞かないでください(逆ギレ)

月初に行う出張相談のおまけ

  • 図書館で本を入れ替えて、
  • ヤフオクで落札された品物を発送して、
  • ベランダ菜園では少々遅めのコスモスの種をまいて
  • そして最後に、郵送で申請する登記申請書を整えて(あ、仕事はしてるんです)

出張前の仕事はおしまいです。というより、明日は夏休みになりました。9月6日は中央本線塩尻経由で上京し、浅草でお客さまと呑もう、という日程です。

今回の東京出張では、都内での出張相談が1件設定されました。9月7日です。

これまでにも何度かお話ししてきましたが、当事務所では東京商工リサーチのサービスを使って敵に回した企業の情報を見ています。

これが最低月額3千円の固定費を発生させるため、1件1200円の情報を2件はどこかで見ておこう、と毎月考えているのです。

今月1件目の労働相談ではヒットせず。事業規模が小さいと検索に引っかかってこないのです。そちらの案件では契約書がなかった関係で経営主体が不明だったのですが、別ルートから情報をとりました。

7日に相談を行うお客さまには、事前に会社名を教えていただきました。

…検索をかけたところ、ヒットが出ています。

月初めですし、これは有料の情報を請求して持っていこう、と決めました。今なら、お客さまからお金をもらうほどのことでもありません。

勝訴後の回収の可能性についても(口には出さないけれど)検討しておくことを要するような事案で優先的にこのサービスを使う、という思惑もあります。

法的判断としてお客さまに口にしなければ弁護士法違反を構成しない、と言い換えることができるわけですが。まぁ弁護士法72条は弁護士でない士業に完全な思考停止を命じた規定ではなさそうですし…あくまで僕がやってるのは、お客さまが判断する手がかりを増やしているか僕が依頼を避ける手がかりを探しているかする、そうした営みに過ぎません(遠い目)

ちなみにこの有料サービス、月末中心に『すでに3千円ぶん使い切ったあとで』調査の必要が発生したときにはお客さまに実費を請求することにしております。

実は当事務所への相談、特に債権回収が関わる場合は月初に相談したほうがいいかもしれない、という話でもあります。

さて、7日はこのままいくと午後からフリータイムになるのです。

上越線渋川~水上あたりで安い温泉宿がないかな、と思っているところです。

依頼人から聞く無料情報無用論

この6月から「あまりアクセス数にこだわらない/場合によってはアクセスを減らしてしまう」ことを受け入れるSEOおよびコンテンツマーケティング施策をさまざま講じています。

短期では売り上げ減少に見舞われるのではないか、と思っていたら案外そうでもなく、先月も一応乗り切ることができました。

…すでに底打ちして地を這ってるからだ、ということかもしれませんが(苦笑)

相談室でよく注意してみると、お客さま側からも気になる言葉が聞かれるようになったのです。

  • 「(士業が担当する)無料相談は役に立たない」

字面だけなら従前にも聞かれたことですが、今回は不満の矛先は各士業の事務所が客寄せで実施する無料相談に向いています。

  • 「ウェブで情報を集めることも難しくなってきた」

この発言が新しいな、と思いました。非定型的な不動産登記と労働紛争労働側の相談で、しかもウェブ/PC/プログラミングに親和性の高い人がこうした言葉を口にしています。

言い換えると、ウェブから情報を集めるのに苦労しない素養と機材を持ってるはずの人達からみて士業の(または、法律・法的手続きの)事務所や情報、相談先を適切に発見することは難しくなりつつある、ということだと推測します。

F井総研のセミナーや書籍が称揚するようなウェブマーケティング戦略の破綻、というだけならざまーみろ(笑)で済むのですがそうではなく、そうした戦略で構築されたシステムがウェブから士業の事務所にたどり着くための障害物として機能しだした、ということです。

(客寄せの)無料相談は中途半端で低品質、コンテンツマーケティングは素人がコピペしたゴミコンテンツと混淆して利活用不能な文字情報を作り出しているだけ、そうした問題が利用者側からもようやく指摘されるようになってきたのかもしれません。

別の動きがあります。

先頃やってきた登記のお客さまです。一時期自分でやってみる=登記本人申請を検討した、ということでしたのでそのご意志を尊重して関係書類を自分で集めていただくよう指導しました。

これで司法書士報酬1万円カットできてよかったね(微苦笑)というところまではいいのですが、所有権登記名義人住所変更の登記を入れなければならない不動産があります。

僕が名変やったら税別7千円、ご自身で登記申請なさるなら参考文献情報を送りますので区役所から車で5分の図書館で借りていただきたいのです、何しろウェブで集まる情報は玉か石かわかりませんので…と申し上げたら。

なぜかご依頼が僕に来ることになってしまったのです。

なんか不本意です。リーガルリサーチ/リファレンス担当司法書士として、自分の能力を否定された気がします(素直に売り上げ増加を喜ぶべきだ、ということは重々承知しています)

もっとも、このご対応も情報を適切に集めて準備することの難しさを示唆しているのかもしれません。お客さまには失礼かもしれませんが、ウェブだけで情報収集しようとした場合、どこか細かいところで対処不能になって頓挫、というのは実によくあることです。そうなる前に諦めてもらえば、傷は浅く済みます。

もう一つ、最近やってきた『無料での回答のみでよい』という指定の送信フォームからの問い合わせ。

…あ、これは雇い止めにすべきだ会社ガンバレ、というものでした。

労働者側からの送信でしたが。

おそらくウェブ経由でのアプローチは、上記に象徴される3通りに分かれるな、と思っています。

○大多数は自分ではもう情報を取りきれない・わからない、だから士業を使う、という人ですが、この大集団は『諦める/泣き寝入り』または『安ければいい』という方向にも流れそうです。

●多くない一部は労働紛争・裁判事務でときどき見かけます。自分とごく少数の理解者がいれば天下統一すら可能と思ってるらしいのですが、僕もその仲間に入ると思い込む人ほど僕の方では逃げ出す準備を整えている、というのがお約束の展開です。

◎さらに少ない客層が当事務所が歓迎するお客さまで、ある程度のしぶとさをもって検索と読み込みを続け多少のことではへこたれない、まぁそういう人です。

この属性を持つ方が直近一週間で3人続けて現れまして、僕の商売もまだまだ捨てたものではないな、と思っているところなのです。

他のメールでは、相手の勝利を願いたくなるものも…この一ヶ月で何件かありましたが。

すでに何らか(自分で!)手続きを始めてしまった人に「お前はすでに死んでいる」と申し上げるのと「残念ですご依頼には応じかねます(魚の死んだ目&電子音声以上の棒読み)」と通告して裁判所が先にとどめを刺すのを待つかは時に難しいところです。

遠回しに方針の間違いや敗北の可能性を示唆しておいて、負けたあとで関与すると依頼人との関係がうまくいくことがあるのですが、性格悪い人になりかねません(苦笑)

20世紀型炊飯器は低温調理の夢を見るか?

両親にはずいぶん物持ちよく育てられまして。大学入学時に買ってもらった炊飯器が今も使えています。

あ、さきごろ45歳になりました。
大学に入学するまでに浪人20年やってた、ということでもありません。

当然ながら内釜のコーティングがあらかたはげ落ちまして、実際にはガス機器メーカー純正の炊飯鍋を使ってガステーブルでご飯を炊いています。

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そろそろ引退させようかこの炊飯器、と思い立って代替機の検討を始めたのはだいたい一昨年ですが、なかなか決められずにおりました。タイマー予約さえ使わなければ、ガスでご飯を炊けばいいわけですから。

そうしたわけで今では若干持てあまし気味の3合炊き炊飯器を低温調理器に転用しようとしたのは以下の参考文献を図書館で借りだしてきたからです。

あ、左のほうは週刊新潮に食べ物のエッセイ書いてる人の本でした。

同時に予約をかけたため、カウンターでの借り出しが若干恥ずかしい感じはしています。

右のほうは『ごく普通で好奇心が強く、キッチンでもっと面白いことをしてみたい人たち』(初版まえがきより引用)のための料理本です。

食品添加物の使い方に1章60ページあまりが割かれているほか、『キッチンの初期化』『入力の選択:風味と食材』『時間と温度:料理の主要変数』『ハードウェアで遊ぶ』といった章立てになっております。

よく見ていただけるとわかるのですが、オライリー・ジャパンの本だと言ったら当ブログ読者のごく一部の方々=Web関係の仕事をしておられる方にはご納得いただけるか一層ドン引きしていただけるかするとは思います。本書の活用にはプローブ式のデジタル温度計の活用がほぼ必須らしく、僕も最終的には若干引き気味にこの本を読みましたが。

同書で強調される『154°F/68℃ I型コラーゲンが変性する』(目次よりそのまま引用)温度を超えないあたりでの肉の連続加熱=低温調理を、ウチの炊飯器で試してみたかったのです。

プローブ型温度計はありませんが理科室にあるような棒温度計は当然のたしなみとして所持活用しております(補助者さまによれば、当事務所にいくつかある理解不能なアイテムの一つではあるようですが)。まずこれで、炊飯器の保温能力をみてみます。

一般書によれば炊飯器の保温は70℃内外でご飯の温度を均衡させるとのこと。僕のところではお湯を入れた場合、これより低めの69℃あたりで安定するようでした。

最初は素直に炊飯器のふたをあけて温度計を入れていたのですが、思い立って内蓋を外側のふたに固定するゴムを外しました。

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…まさにちょうどいい、温度計挿入口ができました(笑)

ポリ袋料理に使える(湯せんができる)ポリ袋に鶏むね肉を適当に切って入れてみます。

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温度が47℃まで下がりました。

さて。この温度を上げるには?

この炊飯器、タイマーはゼンマイ式、スイッチは機械式で炊飯が終わると跳ね上がって保温に入ります。

保温状態からスイッチを押し下げれば炊飯モードに入ります。

つまり、内釜のなかの水温100℃を目指して加熱を開始する、と。

これが毎分5℃くらいのスピード(40~70℃に限る)で水温を上昇させることもわかりました。温度計を使って湯温を測定しつつ、70℃くらいになったところで炊飯から保温に戻せばよいようです。

そのまま1時間ほど放置してふたを開けたところ、鶏むね肉からは若干の肉汁が出ておりました。熱は充分通ったようで、これをいったんフライパンで軽くあぶって『310°F/154℃ メイラード反応が顕著に現れる』(目次よりそのまま引用)状態を作ってからいただくことにしました。

外はパリパリ、中ジューシー、などとクックパッド的軟派表現を一切排すれば、やってることは鶏むね肉のソテーの調理です。

I型コラーゲン変性温度の若干下で長時間加熱することで肉汁の逸出を最小限に抑え、最後にメイラード反応を発生させて仕上げました、と。わーい美味しそう(遠い目)

ちなみに余ったお湯は、賞味期限切れのお茶を入れるなり味噌を溶くなり、人体への影響を気にするなら風呂に入れるなりして有効活用できます。

低温調理に使う、万円単位の値段がする調理器具もでているのですね。お鍋の中で一定温度を保持する機能を持っている、一種のヒーターであるようです。

それを見て、思ってしまったのです。

僕の炊飯器、炊飯モードのスイッチは機械式です。

コンセントの電源を入/切したら加熱/放置を繰り返せます。

※当然ながら、煮汁がなくなったら異常加熱し、温度ヒューズが作動します。コンプライアンス上も問題ない機器利用ができるはずなのです。

最近ではスマートフォンで制御できる、いわゆるスマートコンセントが何種類も発売されています。

これを使ってプログラムを組んで数分ごとに電源入/切を繰り返させれば、室温~100℃までの任意の温度を維持する低温調理装置が数千円でできるのではないか、と思ってしまうのです。

より積極的には温度センサとRaspberry Piを組み合わせて(以下略)

20世紀型炊飯器のIoT化はもう少し事務所がヒマになったら考えるとして、しばらくはI型コラーゲン変性温度ギリギリの低温調理を試してみるつもりです。

少しだけ低めなスタンディングデスク、導入の件

この春から、机をスタンディングデスクに替えました。非常に快適に執務しています。

本の執筆作業が続いた冬の間は、立って仕事したくなると台所用のカウンターテーブル(高さ101cm)をLDKから持ってきていたのですが、もうそうした必要はなくなりました。おかげで、一日のうちに何度も立ったり座ったりしながら執務できています。

高さ可変の範囲は65~95cm。ガススプリングでなめらかに無段階に変化します。体重をかけてもしっかり固定され、安い事務用家具にありがちながたつきは皆無です。

天板の裏には高さ変更機構を覆う鋼板が端から端まで実装されており、おそらく天板の上に人間が乗っても大丈夫なはずです。

一般的なPC作業用のものと比べると、最大高さが20cm程度低いかもしれないのですが僕の身長は平均以下なのでこの高さでキーボードがちょうどいい位置にきます。一杯に下げると65cmになるのは一般の机より少し低く、やはりこれくらいのほうがキーボードの打鍵は楽なのです。最大高さ・最低高さいずれも、キーボードに手をそえたとき肘がおおむね直角になっている感じでしょうか。

ずっと使うものではありますので、中古ながら国内一流メーカーのものを手配しました。作りは非常に堅牢で、好感が持てます。キャスターとそのロック機構を持っているため、隣の部屋に移動してそちらの作業卓と高さを合わせれば会議用のテーブルにもなるはずです。

これをディスプレイアームと組み合わせると、さらに便利になります。

座位。

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立位。最大高さです。

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座位-立位の変換は3秒あればできます。

…よくできた昇降機構をもつスタンディングデスクは、わざわざ電動である必要はまったくないようです。むしろ高さ変更に時間がかかるだけかもしれません。

イ○アの昇降式デスクはハンドル回して高さを変えるのだそうですが、これと比べればなんだか間抜けな感じです。

この国内一流メーカー製スタンディングデスク、中古品ですので取得価格は送料込み1万円を割っています。

メーカーのウェブサイトには代替わりした現行機種が表示されていますが、品物の特徴はだいたい同じです。

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ええ、パラマウントベッド社の在宅介護用製品、オーバーベッドテーブルを導入しましたが何か(遠い目)

もともとはベッドで長い時間を過ごす方々のために、ベッドにまたがって設置されるこのテーブル、最大高さが別に健常者の事務作業を想定しているわけではない点を除けばスタンディングデスクへの転用にちょうどいい寸法、そして充分な頑健さだったのです。

商品説明にもありますように『テーブルの縁は、優しい感触の軟質ウレタンのエッジを設け、小物が落下しにくいように、テーブル面より少し高くなっています』ので筆記具が転がり落ちることもありません。実は健常者の事務作業にちょうどいいコンセプトだったりします。

とはいえ基本的には介護用品ですので本体左右にはタオル掛けなどついておりますが本体に収納できますので、使わなければ邪魔になりません(苦笑)

で、同じような特徴を持つ何代か前の機種が(リース上がりかなにかでしょうか)ヤフオクにはときどき数台まとまって出品されます。

タイミングを見計らって買えば送料込み1万円弱でシアワセになれる、というわけです。

以上、身長165cm以下の方には自信ををもっておすすめできる事務用スタンディングデスクの話です。

…ええ、何度も言いますが事務用スタンディングデスクの話です。

別に意識しているわけではありませんが、イケ○の昇降デスクより安価に調達できはるかに頑健で信頼性に優れる製品だと確信しておりますよ(遠い目)

静かな8月の日報 3 一生○○に困らない生活を妄想する件

我がベランダ菜園は実りの時期を迎えつつあります。
活動開始一ヶ月半を経て、まずはミニトマトの苗が順調に育ってきました。

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もともとは見切り品7割引で買った苗が(笑)

適当な(見切り品の)苗を買ってきて実家からもらってきた中古の鉢を用意し薬局で買ってきた土(←ホームセンターより培養土が安く売ってるんです/別にブログのネタにできるような特殊物質を混ぜ込んだりはしてません)に植え、あとはほどほどに水やりをしたらこうなった、ということで…

欲がでてきたのです。先月中旬、実験を始めました。

枝分かれしつつ高さ1mほどに成長した先端部を10cm・5cmほど切ったものを3本用意し、500mlのペットボトルに水を入れて1週間ほど室内に飾っておきました。

うち2本からは根が生えてきたため、さらに数日根を伸ばして

ミニトマトのクローンが2個体できました。

これを秋まき用に待機させていた鉢に植えたら、しっかり定着してくれました。

さて、そうすると。

今後は好きなときに好きなだけミニトマトを増殖させることができ、ことによると僕は一生ミニトマトに困らない食生活を送ることができるようになった…のかもしれません。

資格なんか持ってたって、一生食っていけるとは全然限らないこの世の中。

せめてなにか一つくらいは一生困らないなにかが欲しいと常々思っていたのです。

あとはミニトマトの実の中の種を発芽させられれば、夢のミニトマト永久循環システムが作れるはずで、これもやってみることにしましょうか。

この週末までは、周りの工場もお休み。土曜日には補助者さまもやってきて、静かな8月はそろそろおしまいです。

最後に、現在の仕事の状況。

今月は不動産登記だけでやっていけるのかもしれない…ただ、これで一生食っていけるはずがない。

向こう数年を想定して、ということなら仮登記とその抹消には興味が出てきました。

…今さらそれか!とご同業のみなさまにはお思いかもしれませんが。

これと即決和解を離婚の事案(正確には離婚そのものではなく、離婚後の財産の後始末)にうまく使えないものか、あれこれ考えているところです。即決和解は期日がすぐ入らないことを除けば公正証書を作るより使いでのある制度に思えてなりません。すぐ何かが見えてくるものでもないでしょうが、次の国会図書館での書見のテーマはこれです。

裁判書類作成・労働紛争関係の仕事はお盆前までに落ち着いて、こちらは余裕がある状態です。今月下旬から始まりそうなものが片手で数えられるほどあり、お客さまの準備状況を息をひそめて見守っています。

あとは、理想的には山林の登記と関連する裁判手続きについて、コンテンツを作ってしまいたい。この分野、特に過去の登記の後始末は登記と裁判手続きがかかわる複合的な面があり、上位互換の他士業が代理したらさぞ報酬が膨らんで一生食ってけるだろう…いえ、利用者側からすれば費用面で引き続き制限がかかるだろう、と思っています。

森林経営管理をめぐってあっちこっちで開かれ出したイベントやシンポジウムに顔を出すようになった上位互換の先生を見ていると、きっとそういう狙いだろうな、と思っています。

この分野も、大規模所有者と自称意欲ある担い手だけを相手取るならそれは素晴らしく妥当な経営判断でしょうよ(遠い目)

※ただ、ご同業の皆様にはこの分野、いずれ『儲け重視の事務所が社会正義を気取って参入できる草刈り場』に化ける可能性が出てくると申し上げます。残業代請求業務がそうなったのと同じように、僕はそのときにはあっという間に周回遅れになって他の仕事を探すでしょうが。

僕は当然ながら『自分でできる手続きは自分でしてもらう』方針を採るので、注意喚起と情報提供をコンテンツ構築でやりきるならそれこそ本一冊書くだけの(つまり、1~2ヶ月時間を突っ込めるだけの)余裕が必要です。

ミニトマトの栽培面積を拡大してそんな余裕を作るのは、ちょっと無理みたいです。
司法書士が種苗法に抵触して懲戒処分、なんてイヤだし(苦笑)

静かな8月の日報 網戸張り替えの件

補助者さまのいない8月。年末とならぶ最閑散期。

amazonを見ると、ブログで紹介したとたんに在庫が消えた僕の著書は絶賛在庫中(笑)

よくあるランキング偽造のテクニックで一斉に大量注文入れて(一時的に高順位にして)のちキャンセル、というのがあるそうですが、僕は単に翻弄されているだけです。

追加で高評価なレビューをくださった方には心よりお礼申し上げます。ただ、直接お礼に行ける方のようにも思えます(遠い目)

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電話の受付表示は一応出していますが、風以外の何かが動く気配はない週明けの零細事務所です。網戸を張り替えてしまうとしましょう。

実は日曜日に、すでに破れていた一箇所を張り替えました。そうしたら、

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ものの見え方が変わってしまったのです。

上、旧網戸。色は灰色です。

下、新網戸。黒い網を使っています。

外が明るい状況では黒い網のほうが外が見えやすいのです。写真で上側の網戸は明るく見える、というより白ボケした感じがしています。

この網戸張り替え、慣れれば1枚20分程度でできることもわかりました。ゴムと網は消耗品で1500円程度で今回3箇所5枚を張り替えられたので、業者に頼んで材料代込み1箇所2~4千円払うよりはよかったと思っています。

網戸固定用のゴムを網戸の溝に押し込むには専用のローラーがあったほうが作業性が格段に上がります。とはいえ一度や二度使ったからといって劣化するものでもないため、メルカリで中古を買って使用後に再売却するのが正解らしいです。こちらの費用、転売前時点で500円。

さてそうすると。これをものすごく手際よくやったとしても、網戸を外して交換作業を終えまた網戸をはめるまでには写真の網戸(ベランダ側に十分な足場があり、外れ止めをドライバーで外す必要がない)でも10~15分かかるはずです。

資材は素人の3分の1の値段、、作業速度は素人の3倍と考えれば経費500円作業時間1時間、これで売り上げ9千円だったら一応商売にはなるものの、ドアtoドアの移動時間が往復1時間を超えるとかなり厳しいな…と思います。

じゃぁ、検索エンジンで引っかかってくる網戸修理業者紹介サイトで知多半島や一宮市、それどころか浜松や岐阜の業者が引っかかってくるのはどういうことでしょう?

ウェブサイトは出しておくが儲からない依頼でないと受けない、というなら上位互換なあの士業が新規参入しておこなう残業代請求業務と同じ気がします。どこか見えないところに行ってほしい(あ、網戸のほうの話ですよ)

網戸修理業務になんらか思い入れがあって県外から平然とやってきて仕事し、低価格でも耐える…そんな旅する網戸修理やさんがいる、というならそれはそれで楽しげですが、そいつの事務所経営はかなりヒドイ状況であることも想像できます。

むしろ、ナニカウラガアルハズダと見るべきでしょう。

そう。ここまで書いていて気づいてしまったのです。

名古屋から東京行って出張相談2時間やって必要な費用が相談料金5400円だけなどという士業の事務所が仮にあっても、世の人の圧倒的大部分はそれを信じないだろう、ということに(苦笑)

そんな教訓を得た網戸修理プロジェクトではありました。

今回使った網は下記のもの。販売業者と送料の変動は激しいようで、20~24メッシュの6m、黒いやつを買えばだいたい同じ結果にたどり着くように思えます。

静かな8月の日報

今月10日までに、当事務所には3件の不動産登記のお問い合わせがありました。

うち1件が11日、ご依頼受託となりました。

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街ではこれを祝して花火が打ち上げられています。

…というのがオルタナティブ・ファクトってやつならば(苦笑)

第49回東海まつり花火大会です。毎年8月上旬の土曜日、当事務所執務室から一番よくみえる花火大会を今年も一人で眺めています。

フェイクニュース(あ、記事中の言い方としてはオルタナティブ・ファクトが適切です)一つ作るのにわざわざ室内に三脚据えてコンデジの長時間露光で花火を狙いながらHTMLファイルの修正を進める程度にはヒマ、いえ余裕があるお盆の週末の当事務所。補助者さまは海の向こうにある北の国に帰られたため、取り残された僕は(←あ、オルタナティブ・ファクトに該当する表現です)来週末まで一人で仕事をすることになりました。

さしあたっては土曜日と月曜日、それぞれ打ち合わせが入っています。ウェブサイトへのアクセスが減っているのは例年通りです。電話の受付はする表示を出してありますが、通常期でも電話はかかってこない(お問い合わせの大部分はフォームから来ます)ので、午後になったら必ず昼寝をしてやろう、非冷房の部屋で、そう思っています。

暑さが苦手な補助者さまや普通の司法書士事務所があると期待して来られる(だろう)お客さまが来る日だけ冷房を終日入れて、あとはまだ夜だけ冷房すればいいや…と、まだ思っているのです。

補助者さまがいないうちに、なにかイケナイことをしたいところです。

食品棚を探していると、金粉入り抹茶の缶が出てきました。土肥金山の土産物、と書いてあります。

2008.2.10.

というシールがはってあります。

ふたを開けると鮮やかな緑…ではなく、戦時中なら国防色と言ったであろう色合いの落ち着いたお茶が出てきました。

当然ながら、お客さまにはちゃんとした麦茶をお出ししています。

まずは52分から -山の登記相談、あります-

昨年からおつきあいのあるNPOの代表者さんが、また歯ごたえの…いえ、やりがいのある案件を紹介してくださいました。

一般化して言うと、共有状態にある山林の持分を引き取りたいというもの。最終的にあるべき姿への到達には複数回の登記申請が必要です。

…で、本件手続きにおける最大の費用発生源は司法書士への依頼費用だ(苦笑)
しからばこれをなんとかしようではないか(遠い目)、そういう案件です。

……そういう、案件なんです。

自分でできる登記は自分でやればいいよ、といった本を書いてしまった著者のところにその本を読んでしまった人がやってきた関係上、著者としてきわめて順当に引くに引けなくなった…そういう案件です。

でも、うまくいったら地域で横展開できるんじゃないの?といった声もテーブルの向こうから聞こえてきます。

あとでそっと会員名簿を確認し、同地周辺の同業者さんの人数を確認しました。まぁ、いままで停滞してた登記を促進するだけなんで彼らの売り上げを奪うものではないはずだ…と思っています。

そうしたわけで、中山間地の山林共有状態への対処についてなるべく登記本人申請により費用を最小化しつつ、これを継続的に支援する活動を今週から始めます。

儲かりませんとも(断言)

ただ、この次似たようなご依頼がくる場合に備えておかなければいけません。

最初にやってみる仕事のお約束として、費用度外視にはしますが作業時間記録をしっかりとって次の仕事に反映させようと考えています。

お客さまとのやりとりは主にメールになるので、僕から発する助言で守秘義務に関しないものはいずれコンテンツのもとになるだろう、という期待もあります。

ひょっとしたら、僕の著書の記載を参照しながら補足説明をウェブでおこなうような何かに育つ可能性もあるような気もするのです。

まず1件目のメールが昨日、お客さまからやってきました。この回答にまず52分を投じて、作業時間の記録を始めたところです。

僕の本、買ってくれた人には一部の相談料を減額するつもりなんですが…もともとamazonには3点しかなかったところ、このたび在庫切れになりました。版元からの直接購入もありなんですが、送料が別にかかります。急がないならamazonの在庫回復を待ってください。

2

3人の購入者のみなさま、どうもありがとうございます。うちお一人は同業者さん、と通告されておりますが、同業者さんから見たあれやこれやの不都合な記載にはどうぞ目をつぶってやってください。今回の案件も、移転する持分の価格より司法書士の報酬のほうが高くなってしまうような話です。

コンテンツマーケティングの彼岸へ

8月1日。補助者さまがケーキをもって出勤されました。

当事務所はなんとか無事に、創業15周年を迎えることができたのです。

…そういえば彼女ももう、勤続10年なんです。

これからなにをしようか、ケーキを食べながら聞いてみます。

(事務所)辞めますか?

と言われたようなそうでないような気はするのですが(苦笑)いちおう継続を前提に。

厳しい話ですが、手がかりはいくつかあるのです。

○google検索で地元の網戸修理業者が発見できない件

実はその前の日に網戸が破れました。

例によってこれを直してくれる業者とその値段をググってみたのですが…ずいぶんと難しいことになっています。

どこに孫請けに出すのかわからないようなキレイな全国系網戸修理サイトと素人が書いた網戸修理のウンチクのサイトばかりが検索上位に出てきます。『名古屋市緑区』で絞ったつもりでも、各地区用に表示をチューニングされた全国系サイトのページが出てくるだけ。

どうやら網戸修理の世界では「地元の業者がふつうにやっていて、その業者が直営しているウェブサイト」は検索上位30位からほぼ消滅しつつあるようです。

個別の業者は全国系の広告サイトの配下に入っており、そこから検索すればようやく出てくる…知多や一宮の業者にまじってようやく発見できる、と(嘆息)

とりあえず、メルカリで修理用のゴムと網を手配しました。業者を探すよりDIYのほうが確実だから(笑)

○執筆への反響が本文に対するものではなかった件

昨年から、林業関係者向けの月刊誌(『現代林業』全国林業改良普及協会)の相談室の執筆を担当しています。といっても所定は3ヶ月に一度、これがいろんな事情で3ヶ月連続になったり5ヶ月開いたりするのですが。

そんな相談室、6回目の執筆にして初めて読者の方から反響があったと報告をいただいたのです。

…僕が相談室で紹介した(他社の!民事法務研究会の!)書籍を買いたいがどうすればいいか、と聞かれ、書店で購入できると案内した、と。

……

………がっかりなんてしてませんから(と、うなだれながら言ってみる)

この相談室、いくつかの質問を編集部から示されており、それを選んで本文2700字ほど執筆するという企画です。

言ってみればこれだけがルールです。

執筆字数が多すぎると僕のプロフィール欄が吹き飛ばされるというルールもあったりしますがそれはさておいて。

何かしたくてたまらない回答担当者として今までもルールの枠内外でいろいろ試してきたのです。林業の雑誌なのに山林の相続登記したくないけどどうすれば、といったテーマからスタートしてみたり僕がほかの同業者さんに相談に行ってその回答を掲載してもらったり、あとは地味な施策ながら時流にのった質問をなるべく選んだり。で、今回の工夫は山林の共有状態の整理に関する質問の最後に、昨年出た実務家向け参考文献を紹介してみたのです。

ラスト2行にキレイに詰まるようにして。次の行=見開き下段最終行が僕のプロフィールだったんで(苦笑)

もともと僕が紹介することにした本は、僕の著書執筆の過程で読んで推奨したいと思っていたものです。

ではありますが読者さん、本文ではなくここに反応してくれるんだ…嬉しいなー(遠い目)

ただ、出版の世界もウェブほどではありませんが玉石混淆で、いい物を選んで読者が興味をもつように紹介するのはなかなか難しそうです。引き続き、挑んでみたいテーマだと考えています。

○検索エンジンと人間とのあり方を勝手に予測してみる件

多すぎる情報に晒されて、人はかえって思考停止する。確かにそうだと思います。

かつては検索エンジンの上位10位以内(ブラウザで最初のページに表示される)に入っていればいいと思われていたSEO施策、表示回数に対するクリック率を見ていると5位以下で急激に降下する傾向が出てきています。

これは画面の狭いスマートフォンの利用拡大もさることながら『そんなに落ち着いて探さない/探せない』利用者の増大によるのではないか、と考えています。先に挙げた網戸の検索で、僕も思考停止しかけていることに気づかされました(苦笑)

ただ、検索エンジン側がいつまでもこの状態を放置していない気はするのです。

人間の能力にもともと限界があるから当初は検索エンジン上位10位以内への表示を目指してSEO施策を講じていた、検索エンジン側はコンテンツの内容をあれこれ評価して順位をつけていればよかった…これが現在までで、質の怪しいコンテンツを大量に作って上位表示を目指すコンテンツマーケティングの隆盛でこのシステムが理想的に機能しなくなってきました。

同業者さん方には、たぶん『凡庸なコンテンツを作るだけならやっても無駄=他に埋没するだけ』な時代が来た、という話です。これは向こう数年間、ウェブからのマーケティングを制約する要件になります。

ではどうするか?なんですが。

実は施策の方向はこれまでと変わらず、独自性があり人の役に立つコンテンツを淡々と作る、ということなのだと思います。

ただ、それを短期でSEO施策につなげる発想はしない、ということになりそうです。

人の情報処理能力が上がらないまま同じようなコンテンツが増えてわけがわからなくなった、この状態は今後しばらくのあいだ続くはずです。

だとすると、検索エンジン側の能力がさらに上がって閲覧者の能力やら指向に応じたコンテンツを取捨選択するような形でしか状況が打開されないように思えてなりません。

仮にこれを想定していいならば、いまgoogleがつける順位は低くてもちゃんとしたコンテンツを上げておけ、そしてしばらくの間耐えろ(笑)ということになろうかと。素人がコピペで作ったコンテンツが排除され、閲覧者のレベルに応じた検索結果が表示されるようになる数年後まで耐えろ、と…

苦痛に満ちた営みなんですが、可能性はあるようなのです。

当事務所ウェブサイトでは先々月から『いたずらに上位表示を追わない・アクセス数を増やさない』SEO施策を試行しつつあり、ページビューの数は1ヶ月で3割程度減りました。

ただ、問い合わせの件数は6月より7月のほうが少しだけ増えています。検索順位を無視して内容を濃くしたコンテンツに、限られた数ではありますが一部の読み手が反応してきているように思えるのです。少なくとも、やっても損しない施策だと思えてきました。

そんなわけで。結局のところ『はるかな理想を追ってみる』というのが引き続いての基本方針になりそうだ、やっぱりすぐには儲からんぞ、という話でした。

さて、久しぶりに昼間からブログなど書いてみました。午後からのんびり裁判書類を作るとしましょう。

このところのWEB施策のおかげか、なぜか電話による問い合わせもひどく減ったのです。

うまくやれば「電話による問い合わせ対応の全廃」が実現できるかもしれません(遠い目)

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