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あの10万円を15万円分使おうか、という話

先月のニュースで見た不思議な映像。

雇用調整助成金の申請代行で東京の社労士事務所がパンクしてる、というトピックスでした。その代表のコメントが『顧客の個人情報を扱うので事務所で仕事をしなければなりません』とか言うものなんですが…

仮にこの見解が正しいとするならば、テレワーク関係の助成金(当然ながら厚労省関係)は軒並み冗談と化すだろうな、と思ってみていたところです。

※この程度の事務所から大事な大事な情報を流出させたければ、補助者が胸ポケットにカメラ付きのボールペンを差して出社すりゃそれで十分

などということを言うから企業側からのご依頼は一向に増えないんですがそれはさておいて。

どんなにシステムを進歩させたって事業運営の毀損は人間が発生させるんだけど、あの事務所の補助者たちはどう思ってるんだろう…そんなことを思っています。使命感に満ちて毎日出勤してるようには見えませんでしたが。

僕のところでは先月から補助者さまの実質的な賃金を上げました。

毎月の支払額に対するパーセンテージで言うと5%超、ということになるのですが徴収していた駐車場代を完全に僕の負担にしただけです。

この事務所、17年ほど前の創業当時は僕が物件併設の駐車場1台を借りておりました。その後、今ではすっかり歴史になってしまった過払いバブルのピークのあたりで補助者さまをお迎えした際には交通費不支給と宣言して求人をかけていたのです。

お客さまが少しだけ増えていたこともあり、当時は空きがあった物件併設駐車場をもう一台分借りました。その費用を全額補助者さま負担にするかたちで。

ほーら通勤用の駐車場が駅前のコインパーキングより近くなってよかったね(←ごまかし)という関係を始めたのはもう12年前の話です。仮に損害賠償請求権が発生するとしても、その一部は消滅時効にかかっています(あ、嫌な主張)

良心の呵責は僕にもありました。その後、補助者さまに対する駐車料金負担の割合を数年で2分の1に引き下げ、さらに3分の1にし、このほどゼロにした、と。

実はちょっとやりすぎちゃったかも、と思いかけた、というのが今日の隠れたテーマです(いい話じゃなくてすみません)


今月中には名古屋市でも例の10万円が配られることになりそうなのです。

このお金の使い方を考えているところです。普段ならできないようなことをしたい、と。

後々の事務所運営に役立つような機材を買おうかな、と芸のないことを考えかけていて、気づきました。

僕も補助金もらったっていいはずだ

と。

相見積もりが不要だったテレワーク関係の助成金が先月で申請終了となったのはちょっと残念でしたが(個人的には、新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコースは申請受付も延長されると思ってたんですよ)、これと同じ助成率2分の1の補助金に使えそうなものがあります。

相見積もりはなんとか取れるとして、補助者さまには週の所定労働時間が短すぎるため雇用保険被保険者にならない=したがって雇用保険適用事業所ではない当事務所が取りに行けそうな厚労省関係の補助金はあまり多くはありません。

不満なのは愛知県/名古屋市に独自の助成制度がないことでして、東京やら札幌やらのプレスリリースをうらやましく眺めているところです。

中小企業庁のIT導入補助金C類型の2次募集以降に応募して業務支援ソフトを買ってしまう、ということもちょっと考えてはいるのですが、こちらは従業員の賃金を1.5%上昇させることが加点要素になっています。

先月5%上げた僕としては一瞬フクザツな心境になった、という話ですが、仮に補助者さま関連費用が年40万円だったとして、これの2%は年8千円、ではあるのです。年間8千円。

たとえば50万円の業務支援ソフトの助成率が条件達成で2分の1から3分の2になったりする場合、差額は8万円なのです。

ある程度まとまった金額の資機材を助成率を上げて購入するならば、さらに賃上げしてしまうのが当事務所のような零細では正しい、ということでもあるのでしょう。

もっと深刻な問題としてはせっかくソフトを買っても登記のご依頼が増えるわけじゃないし、そう多くないから今までは不要だった、という点にあるのですが。

僕はオンライン申請について、添付書類の原本をゆうびんでべつに送ってネ♪とかいう暢気な制度が消え失せるまでは導入の必要はない、それより事務所にVPNルータを導入して従業員がいる事務所外と拠点間接続してデータのやりとりと専用電話をセキュアに使えるようにするのがもっとずっと先だ、と思っているのです。

ウチでは個人情報を扱うから朝満員電車に乗って補助者が事務所に来るのが当然だ、などというのは単なる思考停止に過ぎない、とも。

進んでるんだか曲がってるんだか自分でもよくわからない感じはするのですが、上記の方針で行くならばYAMAHAのルータは大層よさげです。IT導入補助金で○ムポローニアとか○とか買うのはしばらく先でいいでしょう。(一文字伏せてみたのに完全に商品名が隠せたり丸わかりなままだったりするのですが、そこは見ないふりをしておいてください)。

仮に助成率2分の1でも事務所-拠点で一式15万円のものを導入したら実質7万5千円で、残りのお金で飲みに出てしまえばいい気がします。

きっとそんな不純なテレワーク助成金受給案件が世の中にはいっぱいあって、来年あたりヤフオクに『ほとんど未使用』のVPNルータがたくさん出てきたりしないかな(結局、それが一番安く装備を導入できるんじゃないかな)と悪い笑いを浮かべながらヤフオクやメルカリを眺めていたりするのですが。

もちろん、しっかりと注意文書は出ています。この案件に社労士として関わるのは、雇用調整助成金より危ない気はしているところです。

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